NLWC Game2
現地2022年10月8日、AL、NLともにワイルドカード・シリーズのGame2が行われ、熱戦が繰り広げられました。
シーズン101勝61敗をマークしつつも、最終コーナーで調子を落として、地区優勝のタイトルをブレーブスにさらわれたメッツはポストシーズンに入ってもなかなか苦戦しております。
Game1ではこれまでのキャリアではここ一番に圧倒的に強かったマックス・シャーザーを投入するも、シーズン終盤の怪我の影響でボールが走らず、パドレス打線から4被弾を浴びる惨状を呈してしまいました。
ワイルドカード・シリーズは3戦勝負で、2戦線勝で勝ち上がりとなることから、いきなり土俵際に追い詰められたメッツはジェイコブ・デグロムでなんとか盛り返したいところ。
デグロムも本調子とは言えない中、踏ん張る
そのジェイコブ・デグロムは現地2022年9月30日の優勝を決めるブレーブスとの大一番に先発し、3HRを浴び敗戦投手に。その際にブリスター・イシュー(マメ)が発覚しており、今回のワイルドカード・シリーズはそれ以来の登板。
中7日が空きましたので、ブリスター・イシューはなんとか回復出来たはず。とは言え、100mphを平気で出す投手ですから、我々が思う以上にリリース時の指先への圧力はかかっていると思われ、どこまで保つのか?心配でもありました。
MAXの球速は初回
そのデグロムは初回から100mph超えのファストボールを披露。この日のMAXは1回表にフアン・ソトと対したときにマークした101.8mph。
この日は6イニングまで投げたのですが、後半の5回と6回の球速は変化球中心のLow-90mphが大半。時折、輝くようなHigh-90mphも出しましたが、降板後にベンチで指を気にしていたので、やはりブリスター・イシューが出てきたのかもしれません。
デグロムは3回表に、トレント・グリシャムに100mphのファストボールを左中間に放り込まれ、1失点。
5回表には四球と送りバントでランナーを進められ、ジュリクソン・プロファーに1塁線を抜く安打を弾き返され、2塁ランナーの生還を許し、さらにもう1失点。
この日は6イニングを投げきり、99球。被安打5、失点2、BB2、SO8、HR1でゲームメイクは出来ました。
メッツ打線はつながりが悪い中、計7得点
レギュラー・シーズンの後半戦、とにかく打たなかったメッツ打線ですが、シーズントータルで見ると、チーム打率は.259でドジャースをしのぎ、ナ・リーグ・トップ。
このゲームでは何度もチャンスメイクをするも、得点に結びつかない、ちぐはぐな攻撃で、シーズン後半同様にまだ波に乗れていません。
- 1回裏、リードオフのブランドン・ニモが出塁するも、スターリン・マルテがダブルプレー。
(この直後にリンドーアに一発が出たので、もったいなかったです) - さらに、リンドーアの一発の後、ブレーク・スネルがコントロールに苦しみ、2連続四球をもらうも、ジェフ・マクニールが倒れ、チャンスを活かせず。
- 2回裏、2アウトからトーマス・ニドが四球、ブランドン・ニモがシングルでつづくも、マルテがこのチャンスを活かせず、無得点。
- 3回裏、リンドーアが先頭で四球をもらうも、またしてもチャンスを活かせず。
- 4回裏、スネルがまた乱れ、2連続四球をもらい、ニモがタイムリーを放ち1点を奪うも、その後が続かず、1点どまり。
- 6回裏、先頭のダリン・ラフが死球で出塁した直後、トーマス・ニドがダブルプレー。
リンドーアとアロンゾに一発
そんな中、よい傾向としては、1回表にフランシスコ・リンドーアが素晴らしい当たりのHRを放ち、先制したこと。
そして、2-2の同点に追いつかれた直後の5回裏にピート・アロンゾにもソロHRが出て、主力の2人にあたりが出てきたところです。
また、7回裏にはようやく打線が繋がりました。エイドリアン・モレホンを攻め、2本の長短打と犠牲フライで計4得点。このイニングは良かったですね。
2番手にエドウィン・ディアス
メッツはデグロムの後、7回表のマウンドにクローザー・ロールのエドウィン・ディアスを投入。
3-2と1点のリードで、まだパドレスに流れが傾くかもしれない状況でしたので、バック・ショーウォルター監督はゲームを落ち着かせにかかりました。
そのディアスは期待通り、イニングまたぎで8回2アウトまで投げ、スコアレス投球。
ただ、その後のアダム・オッタビーノがいけませんでした。9回表に4四死球で1失点。非常に内容の悪い投球をし、休ませたかったセス・ルーゴを投入せざるを得なくなったのは計算が狂いましたね。
ゲームは7-3のスコアでメッツが勝利しました。
これも含めてポストシーズンということで、メッツは残り1戦に全てをかけます。
Game3はジョー・マスグローブとクリス・バシットの投げ合いです。どうなるでしょうか!?
お読みいただき、ありがとうございました。
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