NLDS Gm3: PHI 2 @ 7 NYM
現地2024年10月8日、舞台をニューヨークに移してフィリーズ@メッツのNLDS Gm3が行われました。
シティ・フィールドには44,093人のファンが集まり、そのファンの期待に応えるようにメッツが先制、中押し、ダメ押しと要所で得点を重ねてゲームの流れを抑え、7-2のスコアでフィリーズを圧倒しました。
そしてリズムの良い得点の流れを作ったのはメッツ先発のショーン・マナエアでした。
モデル・チェンジしたマナエア
過去のアスレチックス時代、パドレス時代、ジャイアンツ時代と違って今季のショーン・マナエアはシーズン半ばにモデルチェンジを実施。
筆者が知っている限りでは6月19日のレンジャーズ戦から腕が下がり始め、そしてメッツの猛ラッシュの推進役となった8月、9月にはさらに踏み出す足もクロス気味となり、かつてのマナエアとは全く違うフォームになりました。
そのマナエアは初回から大いにフィリーズ打線を翻弄し、初ヒットを許したには3回表のトレイ・ターナーの打席。それまで出塁を許しのは2度の死球のみ。まだコントロールを間違う時はあるような状態ながら、この日もBB 2で四球により大崩れすることはほぼありません。
勝敗を決した6回のピンチ
フィリーズは角度のあるマナエアの投球に非常に苦戦していたわけですが、それでも6回表にチャンスが到来。先頭のカイル・シュワーバーとトレイ・ターナーが連続四球で出塁し、ここでブライス・ハーパーに回ってきたのです。
ここでマナエアは腕を下げてからあまり投げて来なかったチェンジアップを初球に投じて1ストライク。さらに2球連続でスウィーパーを投じてハーパーを3球三振に仕留めたのです。
これでメッツの勝率がぐんと上がったと言っても過言ではありません。さらにGm2のヒーローであるニック・カステヤーノスもダブルプレーに打ち取り、最大のピンチを見事に切り抜けました。
このポストシーズン、メッツが勝ち進むことになれば、マナエアの起用はメッツにとってかなりの武器になりそうです。
マナエアは7回、3ヒッター、失点1、自責点1、BB 2、HBP 2、SO 6です。
ちなみに親族が亡くなった(叔母)こともこの日のマナエアの白熱した投球を支えた原動力になった模様です。
メッツ、理想的な得点
フィリーズ先発はアーロン・ノラでしたが、メッツは2回裏にまずはピート・アロンゾのソロHRで先制。4回裏にもジェシー・ウィンカーのソロHRで2点目。6回裏には四球が2つ絡んでスターリン・マルテが2点タイムリーを放ち追加点。
7回裏にも2アウトから2つの四球が絡み、ホセ・イグレシアスが2点タイムリーを放ち、6-0と先制、中押し、ダメ押しと理想的な得点を上げました。
フィリーズは8回にマナエアからエドムンド・ソーサがシングルを放って出塁。この後、フィル・メイトンからハーパーがタイムリーを放ち、1得点。さらに代わったライン・スタネックからカステヤーノスがタイムリーを放ち、2点目。しかし、反撃もここまで。
8回裏にはメッツがリンドーアがタイムリーを放ち、ゲームを決めました。
これでメッツは2勝1敗でNLCSへ王手をかけました。
フィリーズが挽回するのか、注目です。Gm4はレンジャー・スアレスとホセ・キンタナのマッチアップです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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