ミスター・ナショナルズが復帰
現地2020年1月24日、ワシントン・ナショナルズがライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)と再契約を結びました。
2019年11月にナショナルズはライアン・ジマーマンとの2020年$18Mのクラブオプションを拒否。そのままFAとなり、移籍先が注目されていました。
契約内容
今回、ナショナルズがライアン・ジマーマンと結んだ再契約は2020年、1年っで$2M。かなりのダウンではありますが、一応パフォーマンス・ボーナスで$5Mまでアップする内容となっています。
契約の詳細はクラブ側もまだコンファームしていませんが、フル・ノートレード条項が含まれている模様です。
双方再契約の意図も一旦はオプション拒否
双方ともに再契約には乗り気だったものの、ナショナルズ側がいったんクラブ・オプションを拒否したのはやはり2020年の高いサラリーがありました。
ナッツ、贅沢税はまだセーフ
2017年と18年に2年連続で贅沢税の基準額を超えたナショナルズですが、2019年はラインを超えず一旦は収束。2020年もここまでライアン・ジマーマンの$2Mを含めてもまだ$193,747,709。$208Mの基準額に約$14Mほどスペースがあります。
【ナショナルズの贅沢税 ログ】
- 2017: $202.240M / 基準額 $195M
- 2018: $204.953M / 基準額 $197M
- 2019: $201.151M / 基準額 $206M
ライアン・ジマーマンの2019
ライアン・ジマーマンは2019シーズンは52試合の出場にとどまりました。足底筋膜炎が原因です。2018年は腰痛。よってここ数年は満足な状態でシーズンを過ごすことが出来ずにおりましたが、ただ2019シーズンは9月に復帰して以来、ジマーマンがいたからこそ打線につながりが出来たと言っても過言ではない活躍を見せてくれました。9月は打率.283、OBP .345、SLG .472、HR 3、RBI 12。
際立ったポストシーズンの活躍
ポストシーズンの活躍はもうご存じの通りです。
- NLWC:1-1
- NLDS: 14-4/ ダブル1、HR 1、RBI 3
- NLCS: 16-4/ ダブル 2、HR 0、RBI 2
- WS: 24-5/ ダブル 0、HR 1、RBI 2
激しいポジション争い
ライアン・ジマーマンはやはりバックアップロールという位置づけであると思います。ナショナルズは今オフ、いい補強をしています。ブルワーズからFAとななっていたエリック・テームズを獲得。1B候補です。
3BにはFAとなっていたアズドルバル・カブレラと再契約。さらに、マーリンズからスターリン・カストロを獲得。
非常に実践的で仕事の出来る選手ばかり。アンソニー・レンドンのエンゼルスへの移籍によって空いた大きな穴を複数で埋めるという体制になっています。
- 1B: エリック・テームズ、ハウィー・ケンドリック、ライアン・ジマーマン
- 2B: ハウィー・ケンドリック、スターリン・カストロ、カーター・キーブーム
- 3B: アズドルバル・カブレラ、カーター・キーブーム、スターリン・カストロ、ハウィー・ケンドリック、ライアン・ジマーマン
- SS:トレイ・ターナー、ウィルマー・ディフォ
3Bはおそらくカーター・キーブームの起用が多くなるのではと思います。
2020年は35才で開幕を迎えるライアン・ジマーマン。とにかくヘルシーな状態で開幕を迎え、よいシーズンを送ってもたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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