ナッツ、1Bにエリック・テームズを獲得
現地2020年1月6日、ワシントン・ナショナルズはブルワーズからFAとなっていた1Bのエリック・テームズ(Eric Thames )と1年で合意しました。
契約内容
契約は1年/$3M(2020)。加えて2021年はミューチュアル・オプションで金額は明らかとなっていませんが、2020年とほぼ同様の金額だと思われます。これに$1Mのバイアウトがついていますので、2020年は実質$4M保証ということになります。
エリック・テームズは2019年11月にブルワーズから2020年の$7.5Mのクラブオプション行使を拒否されました。そして$1Mのバイアウトが発生。2019年のサラリーは2016年オフに結んだ3年$16M最後の$6Mにバイアウトの$1Mを加えた計$7Mでしたので、今回はダウンでのサインとなりました。
どうなる?ジマーマンとドナルドソン
スターリン・カストロのディールの時に書きましたが、ジョシュ・ドナルドソンのディール次第でライアン・ジマーマンのディールも決まると書きましたが、その前に1Bのスポットをしっかりと埋めてしまいましたね。
ライアン・ジマーマンとはこのディールの前にオファーを出してはいましたが、こうなるとジマーマンがナッツに残るにはわりと格安のディールに落ち着くかもしれません。
ジョシュ・ドナルドソンとのディールは贅沢税残り枠との兼ね合いになってきますが、現時点で2020年の40manの総額は$187Mほどなりそうですから、ドナルドソン争奪戦からは事実上、後退したかもしれません。ジョシュ・ドナルドソンはますますブレーブスが濃厚になったのではないでしょうか?
1Bはケンドリックと
エリック・テームズは外野も守れますが、基本は1Bですので今回、彼が加わったことで1Bをハウィー・ケンドリックと争う状況になりそうです。ただ、上記の通り、ジョシュ・ドナルドソンを諦めれば、3Bにスターリン・カストロ、2Bにハウィー・ケンドリック、1Bにエリック・テームズという布陣で臨むことが可能。そしてライアン・ジマーマンと再契約すれば、ジマーマンがバックアップということに。何やらそのようなことになりそうな気配になってきました。
MLB復帰後3年で72HR
エリック・テームズは2011年にメジャーデビュー。2020シーズンは33才となります。2014年から2016年までKBOでプレー。2015年に打率.381、HR 47、盗塁40というすごい数字を残しました。KBOでの3年間は打率.349、OBP .459、SLG .721、HR 124、RBI 382、二塁打 102。
2017年にMLBに復帰して以降の2019シーズンまでの3年間で、打率.241、OBP .343、SLG .504。RBI161、HR 72、二塁打 59、盗塁14、OPS+が118。
サラリーの問題があったのでしょうが、ブルワーズはどうして手放した?というほどの数字を残しています。
今回、ナショナルズにその活躍の場を得たことは本人にとっても、また新たな環境で良い機会になるかもしれませんね。
それにしてもナショナルズはスターリン・カストロといい、いい選手をゲットしましたね。しかも市場より安く!
ナッツ、かなり盤石ですね。できれば、ジョシュ・ドナルドソンは諦めて、投手獲得にその資金をつぎ込んでもらいたいところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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