さすがの固め打ちキング
今季からドジャースでプレーしているムーキー・ベッツ(Mookie Betts)。ドジャースのリード・オフとして、そして右打者が欲しかったドジャースにとってすでにかけがえのない存在になりつつあります。
現地2020年8月13日のパドレス戦で、そんなムーキー・ベッツがまた素晴らしいことをやってのけました。
1試合3HRを放ちました。ムーキー・ベッツはレッドソックス時代からいわゆる固め打ちが出来る選手。今季、このショート・シーズンにおいてもまた見せてくれましたね。
なお、ムーキーの固め打ちは1試合の爆発力もさるくことながら、その前後数試合継続します。
1、2戦を落としたドジャースだったが
ドジャースは10日からパドレスとの4連戦でした。1、2戦を落としたドジャースにパドレスが猛追している状況で、ひょっとしたらもうパドレスのチーム状態がドジャースに追いついているのか?とさえ思ったのですが、そこはドジャース。3戦で6−0とシャットアウト勝利し、4戦目も11-2と圧勝。
3HRは、パドレスに「まだ早い」
そしてパドレスを「まだ早い!」とたしなめているかのような連勝でした。そしてムーキーの3HRは昨年までのドジャースに新たに強力な戦力が入ったんだぞ、自覚しとけと言っているようにも思えました。
3戦、4戦
ドジャースが勝利した3戦目と4戦目ですが、3戦目はザック・デイビーズ、4戦目はクリス・パダックというパドレスの今後を担う若手投手を打ち崩したのもさすがのドジャースというところでした。
なお、3戦目のザック・デイビーズにはかなり手こずりはしました。
トニー・ゴンソリンがデイビーズに負けず、好投
ただ、ドジャースもルーキーのトニー・ゴンソリンが好投。4.2イニングとあとアウト1つというところで無情の交代となりましたが、ナイス・ゲームメイクをしました。なお、ゴンソリンは今季もルーキー・ステータスですが、2019年の6月にデビュー済み。40.0イニングを投げて4勝2敗ですでにメジャー初勝利は上げております。
クリス・パダックから6得点
また、4戦目はドジャースがクリス・パダックから3回までに6得点。実は1回表に2点を先制され、いやな流れだったのですが、その裏死球で出たムーキーを置いて、2番のコーリー・シーガーが2ランHRを放ち、すぐに同点に。そして2アウト後にA.J.ポロックもソロHRを放ち、すぐに逆転しました。
その後はムーキーの効果的な3発で最終的にはドジャースが圧勝しました。
パドレスに関しては後日、記事にしたいと思っています。
ムーキーの3HRログ
ムーキーは今回の1試合3HRで自身6度目の達成となったわけですが、その6度を振り返ってみます。
(1) 2016年5月31日
1度目の1試合3HRは今から4年前。2016年5月のことです。オリオールズ戦で、ケビン・ゴーズマンから2HR、ディラン・バンディーから1HRを放っています。
ちなみにこのゲームの翌日には1試合2HRを放ち、2試合で5HR。
(2)2016年8月14日
2度めの達成は同年8月。まさにこの記事を書いている時点からぴったり4年前。Dバックスとのインターリーグのゲームで、ザック・グレインキから2HR、アダム・ローウェンから1HR。このゲームはザックが乱調でレッドソックスが序盤から大量リード。アダム・ローウェンはOFなので、ポジション・プレーヤー・ピッチでした。
(3)2018年4月17日
3度目はWSチャンプを獲った年。エンゼルス戦です。1発目はなんと大谷翔平投手。2発目はルーク・バード、3発目はキャム・ベドローシアンからです。
(4)2018年5月2日
その約2週間後に再び1試合3HRを達成。相手はロイヤルズ。3発ともダニー・ダフィーからでした。
(5)2019年7月26日
5度目の達成はヤンキース戦。2019年夏、ジェームス・パクストンから3HRを放っています。
(6)2020年8月13日
今回の6度目の達成でした。
MLB歴代トップタイ
なお、ムーキーの1試合3HRの6度達成はMLBトップタイ。
- 6度
- ムーキー・ベッツ
- ジョニー・マイズ(Johnny Mize:1936-53)
- サミー・ソーサ(Sammy Sosa: 1989-2007)
- 5度
- アレックス・ロドリゲス(Álex Rodríguez: 1994-2016)など
ムーキー、今季はまだどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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