ロッキーズがディールを決める
現地2024年11月23日、コロラド・ロッキーズがFA選手とのディールを成立させました。マルチ・ポジションをこなせるカイル・ファーマーと1年契約でサインです。
ディール詳細
カイル・ファーマー(Kyle Farmer)とロッキーズとのディールはご覧の内容です。
$3.25Mはトータルで保証されており、内訳はご覧の通り。
- 1年/$3.25M (2025)保証
- サラリー:$2.5M(2025)
- 2026 $4Mミューチュアル・オプション(バイアウト$0.750M)
- インセンティブ:+ $1.25M
カイル・ファーマーは2024年はツインズと調停を避けて1年/$6.3M (2024)でサイン。2024年終了後でMLSが6.000を超え、FA資格を得ていました。
元ドジャース
カイル・ファーマーはドジャースの一員としてキャリアをスタート。デビューもドジャースです(2017年)。今回のディールで再び、NL西地区に戻ることとなります。
カイル・ファーマーがドジャースを離れたのは2018年12月に成立したヤジエル・プイーグが動いたレッズとのトレード。この時はご覧のメンバーが動く衝撃のブロックバスターでした。
レッズGet
- ヤジエル・プイーグ OF
- マット・ケンプ OF
- アレックス・ウッド LHP
- カイル・ファーマー C
- Cash $7M
ドジャースGet
- ホーマー・ベイリー RHP
- ジョサイア・グレー(Josiah Gray)RHP
- ジーター・ダウンズ(Jeter Downs)SS
2019年、レッズに移籍したカイル・ファーマーは97試合に出場。2020年も60試合中、32試合に出場。頭角を現したのは2021年からと言っていいでしょう。
2021年と2022年の2シーズンで計292試合に出場。.259/.316/ .400、OPS .716、HR 30、RBI 141、安打数261をマーク。守備では内野手としてマルチポジションをこなしました。
2023年はケビン・ニューマンとのトレードでツインズへ移籍。
ツインズでの2シーズン(2023-24)は227試合に出場し、打席数 611で.240/.308/.387をマーク。特に2023年には.256/.317/.408、HR 11、二塁打 14と堅実な結果を残しました。
2024年は.214/.293/.353と低迷。これは肩の故障もあり、7月中旬から8月第2週まで離脱した影響もありました。
コロラドで2B
ロッキーズにはエジキエル・トーバーという素晴らしいSSがおり、3Bにはライアン・ミクマンがおり、内野の左サイドは固定。
これまで2Bを守っていたブレンダン・ロジャースにノンテンダーを突きつけ、2Bのポジションは空いております。そうしたのはブレンダン・ロジャースのサラリーを削減したいというのがあったでしょう。
長期的にはプロスペクトのアダエル・アマドール(Adael Amador)が2Bに就くと思われますが、彼は2024年はダブルAで実績を残したばかり。おそらく開幕はトリプルAで迎えと思われ、シーズン途中でメジャー・デビューを果たすシナリオかと。そうなるとカイル・ファーマーはユーティリティーとして内野のバックアップロールに回り、左打席のライアン・ミクマンのプラトゥーンとして代打で起用されるというパターンも。
いずれにせよ、ロッキーズはかなり有効な選択肢を手に入れたということになりますね。
さすが、バッター・フレンドリーな球場を持つクラブです。まずは攻撃から編成を整えました。肝心の投手陣はどう補強するのか、見ものですね。
それにしてもクリス・ブライアントが全然機能してくれないのは困ったところですね。2024年はたったの34試合です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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