注目FA、フアン・ソトのディール
現地2024年12月4日、注目FAのフアン・ソトのディールですが、複数のソースを当たってみたところ、すでに最終段階に近づいるようです。
ウィンターミーティング前との見方も
MLBは現地2024年12月8日(日)から12月12日まで毎年恒例のウィンター・ミーティングが開かれます。2024年はテキサス州ダラスでの開催。
ソトのディールですが、かなり前のめりな意見としては、関係者が現地入りのために出発する5日、あるいは6日あたりには記録的なディールにサインするとの見方が強く、ウィンター・ミーティングのオープニングには決まっているかも・・・という意見も。
BOS ? NYM ?
フアン・ソトのエージェントはボラス・コーポレーション。スコット・ボラス氏は現時点でディール成立の明確なタイムテーブルを提示していませんが、もう選択の段階に入っているという見方は間違っていないと思います。
以下の5クラブがソトに対してオファーとして知られています。実際、この5クラブくらいしか予想される記録的なディールを提示することは不可能です。
- ボストン・レッドソックス
- ニューヨーク・メッツ
- トロント・ブルージェイズ
- ニューヨーク・ヤンキース
- ロサンゼルス・ドジャース
非常にアグレッシブで、12月に入る前に最有力候補として名前の上がったのはボストン・レッドソックス。SNS上でもこれで決まったかのような現地の投稿が相次ぎました。
しかし、そうは行かないのがMLB トップ・クラスの資金力のあるニューヨーク・メッツです。メッツはレッドソックスの報道の後にその上を行く条件を提示した可能性が高く、もはやオークションでの競り合いの様相を見せているかのようです。
ドジャースは贅沢税の状況から厳しいように思います。
12-15年/600-650Mドル?
噂されているのが、レッドソックスがAAVで$50M/年を超える金額を提示したこと。まだ26歳と若いソトが38歳から40歳を超える年齢までということなら、14年〜15年というのも期間も。
繰り延べ払いが入るかどうか
これは筆者の予測ですが、ソトはオプトアウトを入れてくるのではないか?と思います。
というのも、ソトが果たして繰り延べ払いを入れるのかどうか?これはかなり微妙です。
大谷選手の場合は、$70Mの年俸のうち$68Mを10年間に亘り繰り延べ払いにし、贅沢税上のインパクトを$46Mまで抑えました。これが出来るのは大谷選手に野球外の収入が大量に入っている状況もあると思います。そして生涯ドジャースという選択。
仮にソトが繰り延べ払い無しを求めているとしたら(本当にそうかはわかりませんよ)、たとえ10年以上の長期契約だったとしても3年から5年後にオプトアウトを入れざるを得ないと思います。AAVが$50M-60Mというのを10年以上というのは考えづらく、オプトアウトすることで実質的にはマックス・シャーザーやジャスティン・バーランダーのような高単価ショート・タームのディールのような状態にせざるを得ません。
また、もしもソトが次のクラブを生涯の所属先とするなら、ある程度は繰り延べ払いをしていかないと、贅沢税上のインパクトは薄まりません。大谷方式にしないと上述のようにAAVが$50M-60Mというのを10年以上継続というのは難しいです。
これは蓋を開けてみないとわかりませんね。
ボラス氏、今オフは早めの対応
2023年終了後のオフシーズンはスコット・ボラスの顧客で最も注目された4人であるブレイク・スネル、マット・チャップマン、ジョーダン・モンゴメリー、コディ・ベリンジャーは、スプリング・トレーニングまで未契約のままでした。オフの最注目であった大谷選手や山本投手がほかの選手を気遣い、早めに決めたにも関わらず、もたつきました。
今オフ、スコット・ボラス氏は色々考えるところがあったのか、かなり早めの対応を実行中。オプトアウトしてFAとなったブレイク・スネルとドジャースのディールを決め、その前には菊池雄星投手(実はボラス・コーポレーション)のエンゼルス入りも来ました。
そして先日はフランキー・モンタスとマシュー・ボイドの契約を決めております。
果たして、26歳にしてすでに野球史上最高の打者の一人であるフアン・ソトがどこに決めるのか?そして契約はどうなるのか、興味は尽きませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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