1Bのディールがリンク
現地2024年12月21日、クリーブランド・ガーディアンズが1Bスポットを補強。ツインズからFAとなっていたカルロス・サンタナ(Carlos Santana)とサインしました。
動いた1B市場
1Bスポットのディールは、その前のクリスチャン・ウォーカーとアストロズとの契約から玉突きのように動き出しました。
クリスチャン・ウォーカーとの再契約が無くなったDバックスはガーディアンズからトレードでジョシュ・ネイラーを獲得。ガーディアンズにとってジョシュ・ネイラーは2025年は調停のファイナル・イヤーで、もう1年コントロール下に置くことができるステータスでした。2024年のサラリーも$6.5Mゆえにこのままキープが上策かと思われました。
しかし、トレードに踏み切ったのはネイラーの2025年のサラリーが$10M-$12Mのレンジが予想されたこと。このサラリーがアップが最大の要因ですが、さらにプロスペクトのカイル・マンザードの台頭やネイラーの交換相手で右腕のスレイド・セコーニを獲得できたという満足感もあったでしょう。
そしてジョシュ・ネイラーが出ていった穴を埋めたのがこのディールです。
ちなみに1Bではポール・ゴールドシュミットもヤンキースとサインしましたね。
契約内容
ガーディアンズとカルロス・サンタナのディールはご覧の通り。
- 1 year/$12M (2025)
ジョシュ・ネイラーの2025年の予想サラリーとほぼ一致していたのです。
2024年のカルロス・サンタナ
カルロス・サンタナは2025年4月8日の誕生日で39歳になるベテランです。サラリーが同じならジョシュ・ネイラーをキープしても良さそうなものですが、ここはもうチーム事情としか言い様がありません。
2024年のカルロス・サンタナは38歳のシーズンながら、ツインズで150試合に出場し、.238/.328/ .420、OPS.749をマーク。HR23、RBI 71、SO 99、BB 65。そしてゴールドグラブ賞も受賞。
一方のジョシュ・ネイラーの2024年は152試合に出場し、.243/.320/.456、OPS .776 、HR 31、RBI 108。 SO 105、BB 58。
どちらも似たような成績でカルロス・サンタナに大きな決め手はなさそうですが、強いて上げるなら、カルロス・サンタナはスイッチ・ヒッターでジョシュ・ネイラーは左バッター。ゲームの中ではカルロス・サンタナの方がベンチは使いやすいかもしれません。それに守備は間違いないところですから。
カルロス・サンタナは元CLE
カルロス・サンタナは2010年にインディアンスでメジャー・デビューした選手なので今回は復帰ということになります。
キャリアの初期は捕手での出場でしたが、2011年から2013年までは捕手に比重を多く置き、2014年からは1Bを優先的に守り、2015年からは守りは1B専任でア・リーグゆえにDHでの起用も増えました。
2018年に一度フィリーズに移籍するも2019年、2020年とインディアンスに戻りました。これまでキャリア15シーズンのうち10シーズンをインディアンスで過ごしたことになります。
2019年には.281/.397/.515、OPS .911、HR 34、RBI 93、BB 108でシルバースラッガー賞を受賞。
ただ、2019年以降は年齢とともに打撃に陰りが見えてきているのも確か。ただ、そうであっても左投手に対しては良い打撃を続けており、過去4シーズンでサウスポーに対して125wRC+を記録。
ガーディアンズはカルロス・サンタナを1Bのレギュラーで起用する算段ですが、上述のカイル・マンザード(24)を育てながらという面も出てくる見込み。もしもマンザードがこけた時にはカルロス・サンタナがいるというのは守備面で打撃面でも頼もしい限りですね。
ベテランのカルロス・サンタナにはもう少し頑張ってもらいましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント