PCAの打撃がついに爆発!
現地2025年4月23日、カブスはリグレー・フィールドでドジャースを迎えてのGm2。東京開幕シリーズで相まみえた両クラブですが、今季のレギュラー・シーズンでの対戦はこれが最後となります。
ここまで両クラブはドジャースが東京で連勝し、4月11日から13日のドジャー・スタジアムでの3ゲームシリーズではカブスが2勝1敗で勝ち越し。そして前日の22日のゲームはカブスが壮絶な打撃戦を制して11-10のスコアで勝利。これで3勝3敗のタイとなったのですが、最後のゲームはどちらが勝つか注目されましたが、この1戦でカブスのPCAことピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)が大爆発しました!

課題だった打撃が絶好調!
PCAは現地2023年9月11日にメジャー・デビュー。デビュー前から守備の評価が非常に高く、スーパーCFになりそう予感をぷんぷんと漂わせ、その強力な走力とセンスが注目されておりました。
落下点への到達が非常に速いのは走力だけはなくセンスが光るためで、まさに外野守備だけでファンを魅了するできるほどの逸材でもあります。
筆者などはその魅力に圧されて、下記の通りデビュー時に2024年のROY候補とまで書かせていただきました(そうはならなかったのですが)。
そんなPCAは打撃では苦戦しました。
2024年は.237/ .286/.384、OPS .670。安打数は88。実質的な1年目ゆえこれは致し方ないところではあります。ただ、コービン・キャロルほどではありませんが、HRを10本放ち、その点で投手にやすやすと腕を降らせない面も見せつけたのは良かったのではないかと思います。二塁打は13本で三塁打は6。RUNは46でRBI は47、そして盗塁は27。
そして2025年の東京開幕。日本でも大人気だったPCAですが、残念ながら開幕2戦は7打数0安打。開幕してすぐは調子の上がらない選手の方が多いですが、今季も打撃では苦戦するのか?と思わせるシーズン・デビューでもありました。
ドジャー・スタジアムでの2発以降、好調を維持
そんなPCAも3月31日のアスレチックス戦でマルチ安打を放ったのをきっかけに打撃も復調。
4月13日のドジャース戦では3安打、うちHR2本、三塁打1本をマーク。この日はタイラー・グラスノーとブレイク・トライネンからHRを放ったのですが、シーソーゲームの中での一発ゆえに非常に価値のある打撃でした。

その日以降はもう止められない状況となっており、ドジャースとのこのシリーズ前までの7試合で29打席で27打数11安打、HR 3、二塁打 4、3塁打 1、RBI 5、RUN 7、SB 2。
リグレーでのLADとの連戦でさらにホットに
そして迎えた22日のGm1では5打席で5打数3安打、2塁打1、HR 1、RBI 3をマーク。

さらに現地23日のGm2では4打席で4打数3安打、HR 1、RBI 4、SB 2。
2試合併せて9打数6安打、HR 2、二塁打 1、RBI 7、SB 2を記録。
カブスはUS本土開幕以降、打撃好調で現地2025年4月23日終了時点でチーム打率.265はMLB NO.1。補強したカイル・タッカーも調子が上がってきましたし、鈴木誠也選手も好調。非常に楽しみになってきました。
カブスのリード・オフはイアン・ハップで、PCAは下位打線を任されている状況。今はPCAが下位にいることで上位へのつなぎが非常に機能しており、動かせない状況ですが、そのうちリードオフも担うようになるかもしれません。
PCA、いい感じになってきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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