ウォーカー・ビューラーがロスからボストンへ
現地2024年12月23日、レッドソックスがやりましたね。
ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていた右腕のウォーカー・ビューラー(Walker Buehler)と1年契約で合意です。現在はフィジカル・チェックの結果待ち。
ウォーカー・ビューラーは2024年のワールドシリーズで最後のアウトを奪った投手ですね。
契約内容
- 1年/$21.05M(2025)
レッドソックスとウォーカー・ビューラーの契約は上記の通り。いみじくもQOと同じ金額となりました。ウォーカー・ビューラーは今オフにFA資格を取得(MLSは2025年1月で6.168に)。しかし、ドジャースはウォーカー・ビューラーにQOを提示しませんでした。
ドジャース・アイコン
ドジャースにはクレイトン・カーショウ、そして大谷選手らチームの顔的な投手はいますが、 ウォーカー・ビューラーと言えば、やはりドジャースのピッチャーのアイコン的存在。
とりわけ2021年は素晴らしく、オールMLBではファースト・チームのSPに選出。同年のサイ・ヤング賞はコービン・バーンズに奪われましたが、4位に入る高評価。
2021年は33先発で207.2イニングを投げ、16勝4敗でERA 2.47、SOは212を数えました。勝ちたい試合に起用される、まさにエースでした。
トミー・ジョン手術
2021年の活躍を引っ提げ、ウォーカー・ビューラーは2022年のオープニング投手を務めましたが、この年は開幕からピリっとしない投球内容が続き、6月に入って肘の状態が思わしくなりなり、離脱。2022年8月にトミー・ジョン手術を受けました。
時期が悪かったので、復帰は2024年に。ところが復帰後の2024年のビューラーはジキルとハイドと揶揄されたように、試合ごとあるいはイニングごとに集中打を浴びる状況が続き、ポストシーズンに入り、ようやく仕上がってきたという状況でした。
LADは延長せず
そんなウォーカー・ビューラーに対して、ドジャースは延長契約を拒否。結果的にQOも提示せず、流出も辞さずという姿勢でボストンとサイン。
2025年は復活の年だという見方もできたのですが、その意味ではレッドソックスはかなり良いディールになりました。ちょっと高いのは否めませんが。
ビューラーは2026年に市場へ
ビューラーにしてみれば、2025年オフに再度市場に出てマルチイヤー・ディールを模索というところかと思います。
ピベッタはどうする?
クロシェ、ビューラーを獲得したレッドソックスはこれでかなりローテーションは安定。
レッドソックスはニック・ピベッタにQOを提示。ピベッタもどこかに落ち着くのは間違いないところですが、これでレッドソックスがピベッタと再契約するのかどうかも見ものです。
レッドソックスの贅沢税
高単価となったビューラーのディールですが、現時点ではそのビューラーの$21.05Mも含め、$204Mとなっています。2025年の閾値が$241Mですから、あと$37Mほど余裕ありです。
そうなると、打者を獲得するなら右打者。テオスカー・ヘルナンデス、アレックス・ブレグマンらの名前が上がっており、トレードではノーラン・アレナドの名前も。
ローテーションはかなり厚くなっていることから、投手ならやはりブルペンの補強に動きそうです。クリス・マーティンと再契約してもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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