東京へ
現地2025年3月11日、シカゴ・カブスはこの日、アリゾナ州メサでのスプリング・トレーニングの最後のゲームであるブルワーズ戦にほぼ開幕戦のオーダーでスタート。しかし、先発のジャスティン・スティールが大乱調で、立ち上がりに2本のHRを含む5失点。3回にも2アウトからジェイク・バウアーズに2ランHRを打たれるなど、計3.2イニングを投げて被安打10、失点7、自責点7で良い調整というわけには行きませんでした。それでも打線は7点を奪い、7-9と2点差まで追い上げ、最後はなんとか良い形で終わることが出来ました。
東京には31人
そんなカブスですが、この日で東京シリーズに参戦するメンバーを発表。活きの良いプロスペクトがロスターインしました。
東京開幕シリーズはご覧の通り。
- Opening 東京シリーズ JST 3/18-19
- JST 3/15 CHC @ 阪神 / LAD @ 巨人(エキジビションGame)
- JST 3/16 LAD @ 阪神 / CHC @ 巨人(エキジビションGame)
- JST 3/18 7:00 PM LAD @ CHC (公式戦):US東部夏時間は 3/18 6:00AM
- JST 3/19 7:00 PM LAD @ CHC (公式戦):US東部夏時間は 3/18 6:00AM
カブスは18日の開幕戦を前に15日に阪神とのエキジビション・ゲームに臨みますが、遠方であることと早い開幕ゆえに調整も兼ねて計31日が帯同することになりました。
なお、開幕戦のアクティブ・ロスターは26人ですので、ここからさらに5人がベンチ外ということになります。
カブスの東京シリーズ・ロスター
ではカブスのロスターを見て行きます。なお、赤字は筆者の注目選手です。開幕戦を観に行かれる方が羨ましい!あと、ロスターが急遽変わっていたらすみません。
Pitchers (17名)
- RHP ライアン・ブレイジャー(Ryan Braiser)
- RHP ベン・ブラウン(Ben Brown)
- RHP ポーター・ホッジ(Porter Hodge)
- RHP ブラッド・ケラー(Brad Keller)*
- RHP ジュリアン・メリウェザー(Julian Merryweather)
- RHP タイソン・ミラー(Tyson Miller)
- RHP イーライ・モーガン(Eli Morgan)
- RHP ダニエル・パレンシア(Daniel Palencia)
- RHP ネイト・ピアソン(Nate Pearson)
- RHP ライアン・プレスリー(Ryan Pressly)
- RHP コリン・リー(Colin Rea)
- RHP ジェイムソン・タイヨン(Jameson Taillon):巨人戦で先発
- LHP マシュー・ボイド(Matthew Boyd)
- LHP 今永昇太(Shota Imanaga):オープニング投手!
- LHP ジャスティン・スティール(Justin Steele)
- LHP ケイレブ・ティールバー(Caleb Thielbar)
- LHP ジョーダン・ウィックス(Jordan Wicks)
* 現時点で40manロスターに登録されておらず、開幕前にSelect Contractになる見込み
Position players (14名)
- C :ミゲル・アマヤ(Miguel Amaya)
- C:カーソン・ケリー( Carson Kelly)
- C :リース・マグワイヤー(Reese McGuire)*
- INF:ジョン・バーティー( Jon Berti)
- INF :ビダル・ブルーハン(Vidal Brujan)
- INF:マイケル・ブッシュ( Michael Busch)
- INF :マット・ショー(Matt Shaw)*
- INF :ダンスビー・スワンソン(Dansby Swanson)
- INF :ジャスティン・ターナー(Justin Turner)
- INF:ゲイジ・ワークマン( Gage Workman)
- OF :ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)
- OF :イアン・ハップ(Ian Happ)
- OF:鈴木誠也( Seiya Suzuki)
- OF:カイル・タッカー( Kyle Tucker)
* 現時点で40manロスターに登録されておらず、開幕前にSelect Contractになる見込み
赤太字のスター選手をはじめ、12月のルール5ドラフトで指名されたゲイジ・ワークマンがロスターイン。ビダル・ブルーハンとともに内野のユーティリティーとしての登録です。
急遽入った選手
- LHP:ジョーダン・ウィックス(Jordan Wicks)
- RHP:ベン・ブラウン(Ben Brown)
- RHP:ブラッド・ケラー(Brad Keller)
- RHP:ダニエル・パレンシア(Daniel Palencia)
- C:リース・マグワイヤー(Reese McGuire)
- INF:マット・ショー(Matt Shaw)
カブスが優先したのは長いイニングを投げられる投手。左腕のジョーダン・ウィックスと右腕のベン・ブラウンは、カブスのローテーションを支える2人のオプションとして入りました。ひょっとしたら26人に入るかどうかはわかりませんが、帯同します。
1月にマイナー契約でサインし、NRI(招待選手)としてメジャー・キャンプに参加していた右腕のブラッド・ケラーもロスター・イン。この春、ケラーの投球成績はまあまあの成績で、彼の好調さは監督のクレイグ・カンセルにフィールド上でオプションをもたらします。ダニエル・パレンシアとイーライ・モーガンも入りましたね。
そしていざというときのために3番目の捕手として元レッドソックスのリース・マグワイヤーもぎりぎり入りました。
マット・ショーは後述。
最後にカットされた選手
- OF :ケビン・アルカンタラ(Kevin Alcántara)
- RHP :キーガン・トンプソン(Keegan Thompson)
- RHP :ハビアー・アサード(Javier Assad)
- 2B:ニコ・ホーナー(Nico Hoerner)
2024年にブルペンで30.1イニングを投げ、ERA 2.67を記録した右腕のキーガン・トンプソン、斜角筋を傷めているハビアー・アサード、右前腕部の手術をしたニコ・ホーナーは外れました。また、カブスのプロスペクトNo.6でOFのケビン・アルカンタラは遠征からは外れております。
マット・ショーは開幕3Bもあるか?!
注目のプロスペクト、マット・ショーもロスターインとなりました。
2023年のMLBドラフトでカブスの1巡目指名(全体13位)で入ったマット・ショーはPre-2025のプロスペクト・ランクでも19位にランクイン。
2024年はダブルAで、.279/.373/.468、HR 14、RBI 50、SB 25をマーク。さらにトリプルAに昇格して35試合に出場し、.298/.395/.534、HR 7、 RBI 21、SB 6と好成績をマーク。両レベルを合わせたHR数は21本。
ただ今スプリング・トレーニングでは2月に左斜角筋を痛めた関係で出場試合は少なく、この日のブルワーズ戦を含めて6試合の出場にとどまり、16打数5安打、.313/.421/.375、HR 0、RBI 4という成績です。
おそらくカブスはマット・ショーを3Bで起用する見込みです。
マット・ショー、かなり楽しみです。そういえば、2024年のプレミア12にも出場していました。412/.500/.706、HR2、RBI14と大当たりで、盗塁も3-3と素晴らしかったですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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