2021年にATLのWS制覇に貢献したI・アンダーソンが苦戦
現地2025年4月23日、ロサンゼルス・エンゼルスは右腕のイアン・アンダーソン(Ian Anderson)をDFAとしました。
イアン・アンダーソンと言えば、ブレーブスで2020年から2021年にかけてセンセーショナルな投球を連発した右腕ですが、ここ数年は苦戦しており、開幕直前にトレードでエンゼルスに移籍したばかり。
2025年はERA 11.57と大苦戦
イアン・アンダーソンは2023年4月にトミー・ジョン手術を実施。
2024年にマイナーで復帰するも、メジャーでの登板がなく、2025年がフルタイムでの本格復帰のシーズンになるはずでした。
今スプリング・トレーニングでは6試合で20.0イニングを投げ、ERA 2.25、奪三振10と復活の兆しを見せたものの、BB 20を出してブレーブスのローテーションから脱落。
開幕直前の現地2025年3月23日にホセ・スアレスとのトレードでエンゼルスに移籍してきました。エンゼルスではショートイニングでリリーバーとして様子見することに。
そのイアン・アンダーソンは開幕2シリーズ目の4月1日のカージナルスとのGm2でシーズンデビュー。この時は1イニングをパーフェクト、SO 2という素晴らしい投球を披露。今季は行けるのでは!?と期待されたのですが、翌日の2日のGm3では7回に登板し、被安打6、失点5、自責点4、BB 1と大炎上。
その後は5日のガーディアンズ戦で2.0イニングで失点1と改善の兆しを見せたのですが、11日のアストロズ戦では2イニングでHR 2本を浴びて失点3。
11日のレンジャーズ戦ではビハインドの状況で8回を任され、無失点と好投。
そしてまずかったのが20日のジャイアンツ戦。7回にBB 3を出し、終盤にチームをピンチに追い込んだのでした。結局、エンゼルスはサヨナラ勝ちを収めはしたものの、この時の投球がかなり評価を下げたのも事実。
22日のパイレーツ戦ではやはりビハインドの状況で試験登板となりましたが、失点3を喫し、これがもう決定的となりました。
今季は7試合で9.1 IPで失点13、自責点12、BB 7、SO 8、HR 2でERAは11.57。
ロスター・ムーブ
イアン・アンダーソンのDFAにより、エンゼルスはベテラン右腕のカール・エドワーズ・ジュニアをメジャーロスターに入れました。また、右腕のマイケル・ダレル=ヒックスもマイナーへオプションとなり、右腕のビクトル・メデロスをコールアップさせています。
今後
イアン・アンダーソンはマイナー・オプションもなかったようで、降格させるには40manロースターから外さなければならなかった模様。今後1週間で、次の進路を決定します。
トレードに応じるクラブはありそう
DFA後はトレードかウェーバーかになりますが、イアン・アンダーソンが2020年と2021年にかけて、築いた実績とトミー・ジョン手術明けということを考えれば手を上げるクラブはありそうに思います。もっともマイナーでの調整は必要になりますが。
2020-2021年にかけて、160.2イニングを投げ、12勝7敗をマークし、ERAは3.25を記録。BB%は10%とやや高いものの、SO%は24.5%で、GB%は49.9%。また、ポストシーズンでは4試合に登板した実績があります。
イアン・アンダーソンは復活してもらいたいですね。
なお、ブレーブスに移籍したホセ・スアレスも21日にDFAとなっています。このトレードは何かうまくいきませんでしたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント