ムース、CWSとサインへ
現地2024年2月15日、シカゴ・ホワイトソックスはベテランINFのマイク・ムスターカス(Mike Moustakas)とマイナー契約を結んだと発表しました。
ロイヤルズで欠くことの出来い3Bとして活躍してからもうすでに10年。レッズ時代には苦戦しましたが、2023年は大谷選手のいたエンゼルスで非常に頼もしい活躍を見せてくれました。
復活のムースは2024年はホワイトソックスでまたチャンスを伺うことになりました。
マイナー契約
ムースとホワイトソックスとの契約はマイナー・ディール。ただし。以下の条件を満たすとサラリーはアップします。
- 開幕ロスターに名を連ねた場合:$2M
- 追加のボーナス設定:$2M
スプリング・トレーニングで結果を出して開幕でメジャーに上がれば$2M。さらにインセンティブとして追加の$2Mがプラスされます。
2023年のマイク・ムスターカス
マイク・ムスターカスの2023年は波乱のスタートとなりました。
2019年12月にレッズと4年/$64M (2020-23) +$20M クラブ・オプション ($4M バイアウト)で契約したマイク・ムスターカスでしたが、2021年は62試合、2022年も78試合と低迷。2022年12月にレッズからDFAとなり、そのままリリースとなってしまいました。
その後、2023年3月5日にロッキーズとマイナー契約を結んだムスターカスはスプリング・トレーニングで、打率.350、OBP .366、SLG .600、HR 2、二塁打 4、RBI 9と結果を出し、見事に開幕ロスターの座を手に入れました。
開幕後も47試合に出場し、115-31、打率.270、OBP .360、SLG .435、HR 4、二塁打 7、RBI 17と良い結果を出して復活。
そんな折、エンゼルスはジオ・アーシェラが早々に離脱し、アンソニー・レンドンも例のごとく怪我で機能しなかったため、ポストシーズン進出に向け、打てる内野が欲しいということで、トレード・デッドラインの1ヶ月前の現地2023年6月4日にトレードでマイク・ムスターカスを獲得を至りました。
大谷選手を支援
エンゼルスに移籍後のマイク・ムスターカスは65試合に出場し、打率.236、OBP .256、SLG .371、HR 8、RBI 31と数字はよくなかったものの、好機での打撃が光り、大谷選手をよく支援しました。特に7月はAVG .272をマーク。8月はAVG .212とエンゼルスの落胆の8月を象徴する数字に落ちてしまったのですが、非常に頼もしい活躍をしたと思います。
2023年はトータルで112試合に出場し、打率.247、OBP .293、SLG .392、HR 12、RBI 48で、ブルワーズ時代の2019年以来の100試合以上出場を果たしました。
ホワイトソックスでの役割
ホワイトソックスの内野はアンドリュー・ボーンとヨアン・モンカダがコーナー・スポットに君臨。 ただ、ヨアン・モンカダは2023年は4月と6月に腰に傷めて2度ILに入るなど非常に不安定なシーズンを過ごしました。
仮にモンカダが離脱したとしても、ホワイトソックスは今オフにブレーブスからニッキー・ロペスをトレードで獲得。加えてFAで元カージナルスのSSのポール・デヨングも獲得しています。彼らはともに2B/3Bの兼任が可能。
よって、マイク・ムスターカスは現時点ではバックアップのバックアップというポジションで、非常にチャンスが少ないです。唯一、勝ち残るには打撃力ということになるでしょう。2023年のようにスプリング・トレーニングで結果を出すかどうかが重要になってきます。
35才のベテランINFは今季も開幕からキャリアをかけた戦いを強いられそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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