A・チェイフィン、再びタイガースに
現地2023年12月11日、ア・リーグ中地区で覇権を狙うデトロイト・タイガースがクローザー候補を獲得しました。左腕アンドリュー・チェイフィン(Andrew Chafin)と1年契約で合意です。
こちらはまもなく正式発表となる次第です。アンドリュー・チェイフィンは2022年にタイガースに所属。今回は古巣への復帰となります。
契約内容
タイガースとアンドリュー・チェイフィンの契約は大筋では以下の内容となっています。
- 1年/$4.75M (2024) + 2025 クラブオプション
- 2025 $6.5M クラブオプション
- パフォーマンス・ボーナス:+$2.25M(2024)
- パフォーマンス・ボーナス:+$1.25M(2025)
2024年のサラリー$4.75Mとパフォーマンス・ボーナスの$2.25Mはほぼ確定のようですが、2025年のクラブ・オプションの金額$6.5Mがまだ未確定です。パフォーマンス・ボーナスの+ $1.25M(2025)というのは設定されているようです。
2021年からのアンドリュー・チェイフィン
2021年2月にカブスと1 年/$2.75M(2021) + 2022 ミューチュアル・オプションでサインしたアンドリュー・チェイフィンは、2021シーズンに素晴らしい数字を残します。
2021/2022年でERA 2.29
アンドリュー・チェイフィンは2021年、カブスで43試合、39.1イニングに登板し、ERA 2.06。2021年のトレード・デッドラインで「売り」に回ったカブスはチェイフィンをアスレチックスにトレード。この時、ダニエル・パレンシアがアスレチックスからカブスに動いております。
アスレチックス移籍後のチェイフィンは28試合に登板し、ERAが1.53。この年はトータルで71試合に登板してERAが 1.83。素晴らしい数字を残しました。2021年オフ、チェイフィンはオプションを拒否。FAとなります。
そして2022年3月16日、チェイフィンはタイガースと2年/$13M (2022-23)でサイン。この契約には2022年終了後にオプトアウトが入っていました。2022年、チェイフィンは64試合に登板し、ERAは2.83。またもや素晴らしい成績を残したのでした。タイガースの2022シーズンは辛うじて最下位を免れた4位。このチーム状態でこのERAをキープしたのはいかにチェイフィンの調子が良かったかを物語っております。
2022シーズン終了後にチェイフィンはオプトアウトを行使し、FAとなります。
2023年は苦戦
2023年2月、チェイフィンはDバックスと1 年/$6.25M (2023) + 2024 $7.25M クラブオプション($0.725Mバイアウト)でサイン。
実績も引っ提げてDバックスのブルペンのキーマンとして起用されたチェイフィンでしたが、2023年は苦戦しました。43試合を投げ、ERAは4.19。シーズンが進むにつれ、ポストシーズンが見えてきたDバックスはロスターの再編に取り組み、チェイフィンはトレードの対象に。そしてトレード・デッドラインでブルワーズに移籍。ブルワーズ移籍後は20試合に登板するも、ERAは5.82と前半よりも悪化。シーズン終了後、ブルワーズはオプションを拒否し、チェイフィンはFAとなったのでした。
BB%の改善が見られるか?
2023年、Dバックス在籍時のチェイフィンはSO%が32.7%と驚異的な数字を見せます。ところが、BB%は12.0%。2022年が7.8%でしたからかなり悪化しました。ブルワーズ移籍後はSO%が18.9%に落ち、BB%は13.5%とさらに悪化。2023年の相手打線のOBPは.330とブルペンでは厳しすぎる.300超えを許す数字に。
2024年はこれらの習字が改善するかどうか。2021年2022年の時のアンドリュー・チェイフィンが戻ってくるかどうかが注目ポイントです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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