レンジャーズ、ローテーションを補強
現地2024年3月20日、ここまでFAで残っていた有力ローテーション右腕のマイケル・ローレンツェン(Michael Lorenzen)がレンジャーズと1年契約で合意となりました。現時点でフィジカル・チェックの結果待ちでまもなくオフィシャルとなります。
契約内容
両者の大筋で以下の内容で合意です。
- 1年/$4.5M (2024)
- パフォーマンス・ボーナス: $2.5M
前の契約
マイケル・ローレンツェンの前の契約はタイガースとサインした以下の内容。
- 1 year/$8.5M (2023)
- パフォーマンス・ボーナス$0.25M/ (100.0 IPから)25.0 IP毎にMAX $1.5M
2023年はトレード・デッドラインでフィリーズに移籍し、タイガースでの登板も含めてトータルで29試合、25先発、153.0 IPで9勝9敗、ERA 4.18をマーク。この実績により、パフォーマンス・ボーナスは$0.75Mとなり、2023年はトータルで$9.25Mのサラリーということに。ゆえに新契約は単価としてはかなり下がり、マルチイヤー・ディールはならずでした。
2023年にノーヒットノーラン
そのマイケル・ローレンツェンはフィリーズ移籍直後の現地2023年8月9日にナショナルズを相手にノーヒットノーランを達成。この日はチェンジアップが非常に良かったですね。
またマイケル・ローレンツェンと言えば守備にもつく二刀流でした。打撃の方は2021年以来打席に立っておらず、現在は投手に専念しております。
レンジャーズのローテーション
2023年のワールドシリーズ・チャンプのレンジャーズはジョーダン・モンゴメリーとは再契約せず、ご覧のようなローテーション候補となっています。
- ネイサン・イオバルディ:オープニング
- ジョン・グレイ
- アンドリュー・ヒーニー(L)
- デーン・ダニング
- コディー・ブラッドフォード(L)
- タイラー・マーリー
- マイケル・ローレンツェン
- マックス・シャーザー:6月に復帰予定
- ジェイコブ・デグロム:8月に復帰予定
マックス・シャーザーは腰の手術をしたことから、復帰は6月の見込み。2023年6月にトミー・ジョン手術となったジェイコブ・デグロムは8月に復帰見込みとなっています。
よってレンジャーズは彼ら2人が復帰する夏までにどれだけ首位と肉薄しているかが連覇の鍵となります。そこにマイケル・ローレンツェンが機能すれば・・・というところですね。チームのキーマン、コーリー・シーガーは鼠径部を傷めていますが、開幕は間に合う見込みです。
現地2024年3月28日のオープニングは地元グローブライフ・フィールドでいきなりのインターリーグでカブスとの対戦。レンジャーズのオープニング投手はネイサン・イオバルディ、カブスはジャスティン・スティールです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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