ブルワーズが1Bを補強
現地2024年1月23日、フィリーズからFAとなっていた1Bのリース・ホスキンス(Rhys Hoskins )のディールが決定。ミルウォーキー・ブルワーズとなりました。
サラリー高騰を嫌うクラブがFAで大物のポジション・プレーヤーを獲得したことに驚きを隠せませんでしたが、バッティングが優先の1Bにおいて、2023年はロウディー・テレーズがAVG .215、HR 13 (前年の2022年は35 HR)と低迷した分、得点力を補うために、背に腹は変えられない決断となった模様です。
契約内容
両者の契約は大筋で以下の内容です。
- 2 年$34M (2024-25)
- 2024年終了後にオプトアウトあり。
ざっとAAVで$17M。1年後にオプトアウトが入っています。
ホスキンスとしては、2024年に活躍して再びFA市場でマルチイヤー・ディールを狙うという目論見のようですね。
2023 STでACLを断裂
さて、リース・ホスキンスは開幕まで1週間と迫った現地2023年3月23日のグレープフルーツ・リーグの試合で、1Bゴロの処理の際にACLを断裂。あまりに大きな怪我でシーズン・エンディングが決まってしまいました。
2023年、フィリーズはNLCSでDバックスに敗戦。2年連続WS進出を逃してしまいましたが、もしWSに進出したなら、ホスキンスはロスターに入る予定だったとも言います。
QO提示ならず
2023年に全休となったホスキンスは、FAイヤーにこのような不運にあったこともあり、フィリーズからクオリファイング・オファーの提示はありませんでした。
ハーパーが1B
その要因の1つとして、フィリーズブライス・ハーパーを1Bに固定すると宣言した点があります。これにより、ホスキンスのフィリーズ復帰は事実上、無くなりました。
リース・ホスキンスとは?
リース・ホスキンスは、1993年3月17日生まれの30才。2024年の開幕前に31才になります。
ドラフトは2014年のフィリーズの5巡目指名。カリフォルニア大(CSU,サクラメント)の出身です。
ファームでは2014年から2017年の途中までクラスA-からトリプルAまで経験。この間、全てのレベルの合計は93HRで、.287/.375/.532。打ちまくっておりました。
楽しみでしかなかったルーキー・イヤー
そんなホスキンスは2017年8月10日にメジャー・デビュー。9月のコールアップより早まりました。
そして、驚くことにここからレギュラー・シーズン終了までの50試合でなんと18HRをマーク。もうホスキンスの打席のVTRを見るのが楽しみで仕方がないと思えるほど魅力満載のルーキーでした。
ホスキンスはその後も2018年から2022年の4シーズンで27HRから34HRをマーク。ルーキーイヤーのようなペースはさすがにキープ出来ませんでしたが、2年目の2018年で34HRを放ちました。
また、2022年のポストシーズンでは、NLCSで4HRを放つなど、非常に目立った活躍をする選手でもあります。
三振も多い
ただ2019年に570 ABで173個の三振を喫するなど、三振が多い打者でもあります。キャリア平均のSO%は24.0%で、これはMLB平均の22.6%を上回っています。
ただ、相手投手からすれば嫌でしょうがない打者でしょうね。
あと、ネガティブな点としては守備がかなり不安です。結構、危なっかしいエラーもあります。
ブルワーズで1B
さて、上述したようにブルワーズはバットの強い1Bの補強ということでホスキンスとサイン。
ホスキンスが2022年までの成績を取り戻せば、ブルワーズにって大きな攻撃のアップグレードになります。
ホスキンスが再び輝くことに期待したいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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