山本投手が好投
現地2024年3月30日、カージナルスとの本土開幕戦に臨んでいるドジャースですが、Game3において山本由伸投手がホーム・デビュー戦に登板し、好投しました。
日本時間2024年3月21日に行われた海外シリーズのGame2に登板した際には1イニングで43球を投じ、被安打4、失点5、自責点5、BB 1、HBP 1、SO 2と大いに苦戦した山本投手でしたが、あれから約10日が経過してかなりチューンナップしてくるとは思っていましたが、本調子ではなかったにせよ、見事に結果を出しました。
5回、スコアレス、5K
この日の山本投手は変化球のキレ、コントロールともに抜群でした。カウント球、あるいは勝負球にカーブを多投。これが77mphほどで95mphを計測していた4シームとの緩急差があり、カージナルス打撃陣は的を絞りきれない様相でした。また89mphほどのスプリッターも低めに決まり、変化球は本来のキレが戻ったと見ていいと思います。
初回はブレンダン・ドノバン、ポール・ゴールドシュミット、ノーラン・ゴーマンを3者連続三振の立ち上がり。2回表に1アウトからマット・カーペンターに初ヒットを許すも、この1本のみに抑えてピンチの芽を摘み取り、3回表は三者凡退。
降雨の中、好投
4回表には天候が悪化し、強い雨が降り注ぐ中、ポール・ゴールドシュミット、ノーラン・ゴーマン、ノーラン・アレナドの3人を7球で仕留めるゲームコントロールぶりを発揮。
5回表の前にはレイン・ディレーが入って、どうなるかと思いましたが、そのままマウンドに上り、2アウトからアレク・バールソンに二塁打を許すも、得点を許さず。山本投手は5回でお役御免となり、5.0 IPで68球、被安打2、失点0、BB 0、SO 5と完璧な投球を見せました。中断時間は35分でした。
ジョー・ケリーがやってしまう
山本投手降板後の5回裏、ドジャースはこのイニングから交代したマシュー・リベラトーレからベッツ、大谷選手が四球を選び、チャンスメイクした後、フレディー・フリーマンとウィル・スミスの連続タイムリーで2点を先制。このまま行けば山本投手に初勝利が転がり込む形をつくりました。
ドジャースは6回表に2番手としてダニエル・ハドソンが登板し、三者凡退に抑える好投。
2-0でリードして7回に突入。このイニングからジョー・ケリーがマウンドに上がりましたが、2つの四死球とキャッチャーの打撃妨害で満塁とされた後、長短打を浴びて5失点でゲームをひっくり返されてしまいます。悪い時はとことん悪いジョー・ケリーのまずいところが出た感じです。
ムーキーが9回裏にHR
5-3とカージナルスがリードしたまま最終回の攻撃に突入したドジャースは、 1アウトからムーキー・ベッツが1点差に迫るソロHRを放ち、4-5に。大谷選手が倒れた後、フリーマン、スミス、マンシーの3連続シングルで土壇場で5-5のタイスコアに持ち込みました。ムーキーは当たってますね。
しかし、カージナルスはオートマティック・ランナーがついた延長10回表に勝ち越し。
10回裏、ドジャースはジオバニー・ガヤゴスに対して、2アウト満塁で大谷選手を迎えるという絶好のシチュエーションを作りましたが、残念ながら大谷選手はSSポップフライに倒れ無得点。
6-5のスコアでカージナルスが今季初勝利を上げたというゲームでした。負けは10回表に登板したカイル・ハートについております。
大谷選手も野球に集中できる状況であればもっと打っているはずなのですが、この日は1安打のみ。なんとか切り替えて頑張ってもらいたいですね。
ということで山本投手のMLB初勝利はお預けということ。
ドジャースはシーズン3勝2敗です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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