山本由伸投手がメジャー初勝利
Ballgame!
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) April 6, 2024
Yoshinobu Yamamoto picks up his first MLB win as the @Dodgers defeat the Cubs 👏 pic.twitter.com/tAgFcqAeyg
現地2024年4月6日、前日から始まったリグレーでのドジャース@カブス戦のGame2でドジャースは山本由伸投手が先発。立ち上がり2イニングでいずれも満塁の大ピンチを迎えるも、肝心なところで三振を奪うというエース級の投球を見せてカブス打線に失点を許さず。中盤に打線も援護し、見事にメジャー初勝利を上げました!
おめでとうございます!
初回にノーアウト満塁!
まず、カブス先発のジョーダン・ウィックスは4シームのベロシティーは93-95mphほどですが、左腕から数字以上に強いボールを投げ、大谷選手にシングルを許したものの、フレディー・フリーマンをLFフライ、マックス・マンシーとテオスカー・ヘルナンデスから連続三振を奪い、初回のピンチを脱出。ドジャース打線の苦戦が予想される投球を見せました。このウィックスの投球は多少なりとも山本投手の立ち上がりに圧をかけたと思われます。
そして、山本投手の立ち上がり。先頭のイアン・ハップにインローの95.5mphの4シームをCFオーバーに痛打され、いきなりノーアウト2塁のピンチ。つづく2番RFの鈴木誠也選手との注目対決の1打席目は2ストライクと追い込みながらもスプリッターとカーブが決まらず四球。これでノーアウト1,2塁でコディー・ベリンジャーを迎えます。ベリンジャーにはスプリットでSSゴロに抑えたものの、この日SSに入ったミゲル・ロハスが懸命の2塁へのトスを試みるも、これがセーフ。いきなりのノーアウト満塁のピンチを迎えます。
ノーアウト満塁のピンチを乗り切る大きな要素はまずは1アウト目を三振で奪うことですが、山本投手はクリストファー・モレルを三振に斬って取ります。この三振は79mphのカーブの連投で3球三振。これでこのピンチを乗り切る確率が大きく跳ね上がった訳ですが、まだ1ヒットで2失点のピンチには違いありません。
つづくバッターはダンスビー・スワンソン。そのスワンソンに対して、山本投手はスプリッターが決まらず、3ボール0ストライクの押出のピンチを迎えます。ここで肚を括ったのか、山本投手はここからゾーンに3球連続で97mphほどの4シームを連投。3球連続で空振りを奪い2アウト。つづくバッターは元ドジャースのマイケル・ブッシュ。左打席です。ここでドジャース・バッテリーはブッシュに対して徹底してアウトコースを突き、最後は80mphのカーブで三振。なんと3者連続三振でこの大ピンチを乗り切りました。
2回にも満塁のピンチ
2イニング目、山本投手はニコ・ホーナー、ニック・マドリガルと連続アウトを取り2アウトまで行きますが、ここでベテラン捕手のヤン・ゴームズにCFへ二塁打を打たれてしまいます。つづく2巡目となったイアン・ハップにはボール先行となり最後はスプリッターが決まらず四球。
2アウト1、2塁で鈴木選手との勝負に。その初球、79.1mphのカーブに鈴木選手が待ってましたとばかりに三遊間へ強いゴロ。打球はシフトを敷いていた3Bのマックス・マンシーのほぼ正面に来たものの、これをマンシーがファンブルして鈴木選手はセーフに。山本投手はまたもや満塁のピンチを迎えたのでした。しかもバッターはコディー・ベリンジャー。
山本投手のすごいところはベリンジャーに対してすべてゾーンで勝負。しかも3球連続で4シームを投じ、1球ファウルでカウントは2ストライク・ナッシング。ここで選んだ球種はあのカーブ。これがアウトコースに決まりベリンジャーは見逃し三振。またもや大きなピンチを脱したのでした。
5イニングで降板
非常にハードな2イニングを乗り越えた山本投手は3回、4回と三者凡退。これで良い流れを作れたドジャースは5回表に苦戦していたジョーダン・ウィックスをついに捉え、大谷選手のシングルなどでチャンスメイクした後、ワイルドピッチとマックス・マンシーのタイムリーで3点を奪い、山本投手を援護。
山本投手は5回裏も三者凡退に抑えて、これでお役御免となりました。
1、2回でかなり投げた山本投手は5イニングで80球。寒さもあり早めに切り上げたようです。被安打3、スコアレス、BB 2、SO 8をマーク。
ドジャースは山本投手の後はライアン・ブレイジャー、ジョー・ケリー、ダニエル・ハドソンとスコアレスでつなぎ、最終回はクローザーのエバン・フィリップスが1失点で抑え、ゲームセット。4-1のスコアでカブスに勝利。連勝となりました。
山本VS鈴木
この日の山本投手と鈴木選手の対戦は、四球、3Bフィルダース・チョイス、三振という結果に終わりました。非常に見応えがあったと思います。
今日はマンシーにエラーがつきませんでしたが、ちょっと3Bの守備は心配ですね。マンシーは本職は2Bでまだ慣れが必要かもしれません。
なお、大谷選手は4-2でAVGが.304と3割に乗ってきました。また、この日5-0だったのがフレディー・フリーマン。こんな珍しいこともあるんですね。
【YOUTUBE】Yoshinobu Yamamoto earns his first Major League win for the Dodgers!
お読みいただき、ありがとうございました。
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