ポストシーズン出場資格期限到来
ポストシーズン出場資格を得るための期限が東部時間の2024年8月31日23時59分に到来。ポストシーズンに出場するには9月1日より前に移籍する必要があるのですが、現地2024年9月1日、その概要が出ました。
複数のディールが成立しましたが、やはりこの期限内に最も強いインパクトを残したのは前日の記事にも書かせていただいたロイヤルズでした。ロイヤルズはもう背に腹は代えられない状況でしたから、トミー・ファム、ロビー・グロスマンというベテラン、ユリ・グリエルという有名なベテラン選手を獲得しました。
ATLとマイナー契約
そしておそらく移籍が成立するであろうと思われていたタイラー・マツェックもディールが決定。現地2024年8月31日付けでブレーブスとマイナー契約でサインするに至りました。ブレーブスは早速、タイラー・マツェックをトリプルAグウィネット(Gwinnett)にアサイン。 これにより、タイラー・マツェックはブレーブスがポストシーズンに進出する場合、ロースターに登録される、つまり試合に出ることが可能になりました。
1ヶ月で古巣に復帰
タイラー・マツェックは2021年のワールドシリーズ制覇の際にブルペンの主要メンバーとして活躍。
特に現地2021年10月23日のドジャースとのNLCS Gm6はすごかったです。終盤7回にアルバート・プホルズ、スティーブン・スーザ・Jr.、そしてムーキー・ベッツを三者三振に仕留めました。
そしてアストロズとのワールドシリーズでも4試合で5.1イニング、被安打6、失点1、BBなしの素晴らしい投球。MVPを獲ってもおかしくない活躍ぶりでした(MVPはホルヘ・ソレアー)。
タイラー・マツェックは2022年も42試合、43.2 IPでERA 3.50と堅実な数字を残しましたが、同年10月にトミー・ジョン手術を実施。2年連続のプレーオフでの登板機会を逃しました。
2023年はトミー・ジョン手術のリハビリで丸1年、棒に振ったマッツェックは2024年に復帰。しかし、11試合、10.0 イニングを投げてERA 9.90と苦戦しました。5月には肘の炎症でIL入りとなり、今季は5月4日の登板を最後にビッグ・リーグで投げておりません。
TDLでSFGへ
野手ではロナルド・アクーニャ・Jr.に続いてオジー・アルビーズも怪我で離脱することになったブレーブスは、トレード・デッドラインでホルヘ・ソレアーを獲得。
その際にジャイアンツに移籍したのが、タイラー・マツェックでした。
SFGでも苦戦→リリースへ
タイラー・マツェックは移籍後、ジャイアンツのトリプルAで5試合、4.2 イニングに登板。しかし、被安打4、失点4、ER 3で、ERA 5.79と結果が出ませんでした。
サンフランシスコは8月30日にマツェックをリリース。FAとなっていたところをブレーブスがマイナー契約でサインしたということに。結果、ジャイアンツには1ヶ月ほどしかおりませんでした。
ポストシーズンへの準備へ
タイラー・マツェックが復調するかどうかは肘のコンディション次第。かなりよくなっているとの話もあり、ブレーブスとしてはそれを確実にしたいところ。今後、ロスターの動きにも注意です。
なお、ブレーブスは8月29日にホワイトソックスからリリースされた右腕のジョン・ブレッビアともマイナー契約でサインしています。ブレーブスは投手も怪我人続出で厳しい状態ですが、マツェックやブレッビアの補強が活きれば良いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント