鈴木誠也選手が大いに目立つ
5月は10勝18敗と大きく負け越してしまったカブス。前日のゲームでも土壇場で見せ場を作るも、レッズの守備に同点のチャンスを阻まれてGm1を落とし、3連敗となっています。
そんな悪い流れを引きずっているカブスに魔の出来事が発生します!
鈴木誠也選手が3ランタイムリーエラー
カブスがジャスティン・スティール、レッズがハンター・グリーンの先発で始まったこのゲーム。調子の上がってきたジャスティン・スティールを盛り上げたいカブスは、初回に鈴木誠也選手が3塁打を放つなど先制のチャンスを作りますが無得点。
そして、2回表に事件が発生。先頭のスペンサー・スティールから三振を奪ったジャスティン・スティールですが、タイラー・スティーブンソンにRFへのラインドライブのシングル。ジョナサン・インディアには四球で、さらにTJ・フリードルには死球を与え、1アウト満塁で前日にHRを放っているサンティアゴ・エスピナルを迎えます。ここでジャスティン・スティールはサンティアゴ・エスピナルをスライダーで1Bファウルフライに打ち取り2アウト。次打者はルーク・メイリーでここもジャスティン・スティールは落ち着いて、フルスイングしにくいコースに投げてRFフライに打ち取ったかに見えました。
傍目にはイージーなフライに見えたのですが、ここで鈴木誠也選手がなんとこれを落球。2アウトで打球が上がった時点でスタートを切っていたこと、また滞空時間が長かったこともあり、レッズは3人のランナーが一気に生還!鈴木誠也選手がタイムリーエラーをしてしまったのでした。しかも3ランです。悪い流れを引きずっているカブスとしては痛かったです。雨が降っていたので、その影響もあったのかもしれません。
さらに、この後、スチュワート・フェアチャイルドにもタイムリーを打たれ、カブスはこの回、4点の先制を許すというまずい展開に。
鈴木選手、直後の打席でグランドスラム
レッズ先発は100mphを超える4シームを持ちながらも、被弾率が非常に高いハンター・グリーン。これは回転率の問題か、はたまたタイミングが取りやすいのか謎です。メジャーの不思議の1つでもあります。ただ、今季はそのHR %が1.5%と過去2年の4.5%、3.8%を大きく下回り改善はしていました。
2回裏、追いつきたいカブスに対し、ハンター・グリーンはニコ・ホーナーとダンスビー・スワンソンに二者連続で四球を与えてしまいます。ピート・クロウ=アームストロングからは三振を奪い、1アウトを奪ったものの、つづくミゲル・アマヤにも四球。1アウト満塁のピンチを迎えます。
願ってもないチャンスをもらったカブスは、マイク・トークマンが打席に立ちますが、スライダーに空振りして三振で2アウト。ここでバッターは鈴木誠也選手。100mphの速いボールに苦戦することが多い鈴木誠也選手ですが、この打席は食らいついて行きます。粘った7球目、98.3mphの4シームがインコースのベルト付近に来たところをきれいにスイング。これがリグレーのLFスタンドの場外に飛び込むグランドスラムとなり、カブスが一気に4-4の同点に持ち込みます。リグレーのファンの後押しもありましたね。
D・スワンソンが勝ち越し2ランHR
2回に互いに4点ずつを上げたこのゲーム。この後、カブスは3回裏に2つの死球をきっかけにニコ・ホーナーのタイムリーで1点を勝ち越し。レッズは4回表にジェイマー・キャンデラリオのタイムリーで1点を奪い、5-5のタイスコアに。
そして5回以降はともにリリーバーが踏ん張り、無得点。
ゲームが動いたのは8回裏。レッズのマウンドにはルーカス・シムズ。カブスは1アウトからニコ・ホーナーが四球で歩き、バッターはダンスビー・スワンソン。外中心の配球でしたが、4球目にインコースに投じられた4シームをダンスビー・スワンソンが強振。これが左中間スタンドに入る2ランHRとなり、カブスが7-5と勝ち越しに成功。8回裏の勝ち越しは、先攻チームに大きなプレッシャーとなりますから、価値ある得点になりました。
カブス・リリーバーがスコアレス・リレー
序盤に大きく動いたゲームを落ち着かせ、スワンソンの勝ち越し2ランHRを呼び込んだのはカブスのブルペン陣でした。ジャスティン・スティールが5回で降板した後、6回をヘイデン・ウェズネスキー、7回をポーター・ホッジ、8回をマーク・ライター・Jr.がスコアレスでつなぎました。その後に出たのはスワンソンの一発ですね。勝ち越した後はクローザーのヘクター・ネリスが抑え、カブスが7-5のスコアで勝利。
連敗中ゆえ、かなり苦労した勝利でしたが、勢いの出そうな勝ち方となりました。
翌現地2日のGm3は、カブスがベン・ブラウン、レッズがニック・ロードロの先発。若い生きの良い投手の投げ合いとなります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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