後半戦がスタート
現地2024年7月19日、オールスター・ブレイクが終了し、いよいよ後半戦が始まりました。しかも7月30日に迫ったトレード・デッドラインまであと10日あまり。ここからの1戦、1戦で補強する選手が変わって来る可能性があるので、非常に大事な10日となりました。
レッドソックスは西海岸で強豪ドジャースと対戦。大谷選手の出場ゲームですが、あえてレッドソックス目線で見て、あらためて大谷選手のすごさを体験するのもいいかと思っています。
この対決は2018年のワールドシリーズを思い起こさせます。レッドソックスは勝負色のネイビーのジャージを着用です。本来はフライデー・ロード・ゲームでの着用で、今日はまさにその日ですが、この3連戦はずっとネイビーかもしれませんね。
ドジャース、怪我人が多いまま後半戦へ
先発はレッドソックスがニック・ピベッタ、ドジャースはギャビン・ストーン。ドジャースはなかなか先発が決められませんでした。いかに怪我人で苦しんでいるか?というところですが、朗報としてはILに入っていたタイラー・グラスノーが予定では7月24日に復帰となっています。今月中に1人でも復帰すしないとさすがに苦しいですからね。
ムーキーは打撃を再開
なお、死球で手首を骨折したムーキー・ベッツはようやくトスバッティング程度の軽いゴロを打つリハビリを再開しました。復帰の目安は怪我から2ヶ月となる8月の半ばくらいでしょうか。骨の具合とも相談ですからやはり時薬が必要で、それが治ってから本格的なリハビリ出場となるので、8月終盤のどこか?という感じかもしれません。前倒しになれば良いですね。
Here's a slew of Dodger injury updates.
— Dodgers Tailgate (@DodgersTailgate) July 20, 2024
▪️Glasnow should be activated next week.
▪️Graterol is expected to join triple-A for rehab appearances this weekend
▪️Grove and Brasier to start rehab assignments soon
▪️Heyward could be activated in the next few days
▪️Mookie's grip… pic.twitter.com/P6m0Naqg24
ピベッタ、好投もまた報われず!
ドジャースがフルではない状況の中(フルではないと言っても、大谷選手、フレディー・フリーマン、ウィル・スミスは脅威以外の何者でもありませんが)、この3連戦はかなり貪欲に行きたいレッドソックス。
序盤は良かったのです。特にニック・ピベッタは非常に丁寧な投球が光り、ボールも走り、スウィーパーも良かったです。
大谷選手には最初の2打席では高めをうまく使い、2打席連続三振。さらに6回の第3打席でも、最後はほぼ真ん中の93mphの4シームで空振り三振に仕留め、3打席連続三振という強気の投球。
ニック・ピベッタは6イニング、90球を投げ、被安打2、スコアレス、BB1、SO 8と最高の投球を見せました。
ジャレン・デュランが先制HR
レッドソックスは5回表、2アウトから打席が回ってきたジャレン・デュランがギャビン・ストーンのチェンジアップにうまく対応。これが左中間CF寄りのスタンドに入るHRとなり、1点を先制。
デュランはオール・スターMVPの好調さをそのまま後半戦に持ち込んだ様相でした。この日はマルチ安打です。
レッドソックス、終盤に失速
ピベッタの好投、デュランの先制HRとレッドソックスは序盤はいい流れでゲームを作っていたのですが、いかんせんこの日は終盤のチャンスを悉く潰す隙のある試合運びとなってしまいました。
実は序盤も1回、3回、4回と先頭打者を出塁させていたにもかかわらず、得点に結びついておりませんでした。そのまずい攻撃をデュランの一振りでなんとか1点はもぎ取ったという流れでもありました。
6回表にはタイラー・オニールが出塁するも、ピッチャーがアンソニー・バンダに代わり、手も足も出ずに無得点。7回に至ってはドミニク・スミスの左中間へのフライをドジャースのLFのミゲル・バルガスとCFのアンディー・パヘスがともに捕球体制に入り、落球。ミスもあり、十分に漬け込むチャンスがあったのですが、今度はアレックス・ベイシアに抑え込まれ無得点。
8回表はタイラー・オニールがシングルで出塁するも、ラファエル・デバースのLFライナーでオニールの帰塁が間に合わずに無得点。
まさに悉くチャンスを潰していたのです。
F・フリーマンにGSを打たれる
そしてレッドソックスは逆に継投に失敗。上述のまずい流れの中、山場は8回裏の上位打線のターンだったのですが、2番手のザック・ケリーは先頭のミゲル・バルガスに四球。それでも次打者のクリス・テイラーから三振を奪い、ランナー1人の状況で大谷選手との対戦に。
ここでレッドソックスは対戦打者が大谷選手、ウィル・スミス、フレディー・フリーマンと左打者2人と当たるということでブレナン・バーナディーノにスイッチ。この日の大谷選手はファストボールに合っていなかったので、大谷選手は球速のあるザック・ケリーのままの方が良かったのですが、左腕を投入。
そして、バーナディーノは大谷選手にシンカーをLF線に落とされ、グランドルール・ダブルに。1アウト2、3塁となって、ウィル・スミスをなんと申告敬遠。ザック・ケリーのままならウィル・スミスと勝負出来ていたのに(これは結果論になってしまいますが)。
そして満塁となり、バーナディーノは2球目のカーブをRFスタンドに運ばれ、グランドスラムに。カーブが甘かったですね・・・。ハンギング・カーブです。左腕を当てた甲斐がありませんでした。ドジャースは継投に成功し、レッドソックスは継投にも失敗。
9回表は吉田選手がヒットで出塁するも、無得点。
ゲームは4-1でドジャースがものにしたのでした。
吉田は好調
吉田選手はこの日、HR性の当たりが2本、そして9回にシングル1本で計1安打のみでしたが、好調です。捉えてはいます。
6回に先頭のタイラー・オニールがシングルで出た後にデバースとともに連続三振を喫したのは痛かったですが、明日以降も期待していいと思います。
この日、ウィリャー・アブレイユはキレがなかったですね。
初戦を落としたレッドソックス。次の戦いぶりに注目したいと思います。
余談ですが、拙攻に次ぐ拙攻、そして好投の先発投手を見殺しに・・・という点ではまるで阪神のゲームを見ているようでもありました。細かいミスは多いし。ただ、レッドソックスの方が阪神打線よりも打ちますね。今年のNPBは飛ばないボールでも使っているのでしょうか??全く得点が入りませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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