ロンドン・シリーズも出場したリアルミュートが手術
ロンドン・シリーズでメッツともに好ゲームを見せたフィリーズ。1勝1敗できれいに分けましたね。ロンドン・シリーズを見る度に思うのですが、2試合のためのあの完璧な会場のセッティング。その努力はいかほどのものかと感心するばかりです。確かにお金もかかっていますが、お金だけで出来るものではなく、スタンドからフィールドまで、まるでずっと以前からそこに存在していたかのようなあのスタジアム作り。凄かったですね。
そのロンドン・シリーズにおいてJ.T.リアルミュート(J.T. Realmuto)は東部時間換算で2024年6月8日と9日の2ゲームに先発出場。8日のゲームでは2番捕手として5打数1安打を放ち、守ってはレンジャー・スアレスの投球をリードし、見事にハーラートップの10勝目をアシスト。9日のゲームでも2番捕手として先発出場。フィリーズの9回裏の追い上げに貢献。最終打席で死球を食らったので代走が送られ、フル出場にはなりませんでしたが、ほぼ最後まで出たような形でした。
リアルミュート、右膝出術へ
その直近の海外遠征もほぼフル出場したJ.T.リアルミュートですが、現地2024年6月11日から始まるフェンウェイでのレッドソックスとの3ゲームシリーズを前に右膝を手術することが明らかになりました。
代表してアナウンスしたのはフィリーズのPOBO(President of Baseball Operations)のデーブ・ドンブロウスキー氏で、J.T.リアルミュートは右膝半月板切除手術を受ける予定。
詳細は明らかになっていないので憶測となるのですが、症状としては半月板のある部分が損傷しており、その損傷した部位の組織などがささくれだってそれが痛みを発症させているのかと。それを除去する処置ではないかと思います。また、小型カメラ(内視鏡)を用いて行われると思われます。
なにかのプレーで発症という訳でもなく、長年捕手をやっていて発症した怪我でしょう。
復帰まで約1ヶ月
当初は復帰時期は未定としていましたが、その後の会見で復帰まで約1ヶ月、約4週間から6週間ということになりました。
キャッチャーで膝となると、まさかシーズン・エンディングか!?と驚きましたが、1ヶ月程度の離脱で済みそうです。
もしフィリーズがこのまま好調を保てるとすれば、現時点で6月半ばで1ヶ月後となるともうオールスターになるので、復帰はオールスターゲーム(ASG)後が一つの目安ということになりそうです。
G・スタッブスがマスク
リアルミュート離脱ということで、フィリーズはバックアップ捕手のギャレット・スタッブス(Garrett Stubbs )がマスクをかぶることになりそうです。31才、右投げ左打ちで2015年のドラフトのアストロズの8巡目指名。
2019年にアストロズでデビューし、2021年11月にマイナーの選手とのトレードでフィリーズに移籍。2022年、2023年とそれぞれ40試合以上に出場。通算打率は.213、HRは6。
またフィリーズはスタッブスのバックアップとして25才のラファエル・マーシャン(Rafael Marchán)をAAAからコールアップしています。
J.T.リアルミュートはここまで51試合に出場。.261/.309/.411、7 HR、20 RBIをマーク。好調フィリーズを下支えする強打・強肩の捕手です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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