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【MLB2024】大谷、サヨナラ・グランドスラムで40-40を完成!!

40-40の完成がこの形とは!

 こんなこともあるんですね!あまりにも劇的なマイルストーンの達成に鳥肌が立ちました。

 現地2024年8月23日、大谷選手が40 HR & 40 SBの40-40を完成しました!!

 おめでとうございます!

まずは40盗塁に到達(4回裏)

 地元ドジャー・スタジアムでレイズとの3ゲームシリーズが始まったドジャース。

 この日はドジャースがボビー・ミラー、レイズが左腕のタイラー・アレクサンダーが先発。タイラー・アレクサンダーは大谷選手、フレディー・フリーマン、マックス・マンシーらの左打者への意識した登板です。負ける日もあれど、中盤まではゲーム・メイク出来るというか、ゲームを壊さない投手でもあります。

ボビー・ミラーが立ち上がりに失点

 先制点はレイズで、立ち上がりに不安のあるボビー・ミラーを攻め、1回表2アウトからジュニオール・カミネロがボビー・ミラーの力のある99.6mph4シームを右中間スタンドへ豪快に運ぶソロHRを放ち、まずは1点を先制。このHRは凄かったですね。高めの打ち方の見本のような打撃でした。

 2回表は先頭にシングルを許すも、その後は三者三振に仕留めたボビー・ミラー。ボールは強かったです。しかし、3回表にまたしても得点を許します。2アウトまで奪うも、前の打席でHRを許したジュニオール・カミネロを打席に迎え、今度はフルカウントからのカーブを同じように右中間に運ばれる2塁打を許します。

 そしてトレード・デッドラインでカブスから移籍したクリストファー・モレルにほぼど真ん中に入ったチェンジアップをLFポール際に運ばれる2ランHRを浴び、2失点。ボビー・ミラーは3回までに3失点でドジャースはビハインドの状況となりました。

 序盤3イニングまでにタイラー・アレクサンダーを捉えきれなかったドジャース。シンカーとスウィーパーに苦戦していました。4回裏、先頭の大谷選手がシンカーで詰まらされるも、打球は2Bベース前のSS寄りのところに飛び、近いところにいた2Bのブランドン・ラウが対応するも内野安打で出塁。

 つづくムーキーがRFライナーで倒れ、1アウトとなってフレディー・フリーマンの打席。その初球。大谷選手は2塁盗塁を試み、成功。これでまずは40盗塁となりました。

このイニングは2アウト1、3塁でウィル・スミスに回るも、RFフライに倒れ得点ならず。

ドジャース、5回裏に追いつく!

 0-3のスコアで迎えた5回裏、ドジャースはトレード・デッドラインでカージナルスから獲得したトミー・エドマンがイニングの先頭でシングルを放ち出塁。つづくミゲル・ロハスはCFフライでランナーを進められず。しかし、自打者のギャビン・ラックスが四球で歩き、1アウト1、2塁でキケ・ヘルナンデスが打席に。

 筆者などはキケはチェンジアップでタイミングを狂わされ、ダブルプレーで得点なしに終わるというネガティブなイメージしか湧かなかったのですが、実際は5球目のシンカーがインコースのベルト付近に来て、キケのタイミングとバッチリ合い、これが左中間スタンドに飛び込む同点3ランHRに。

 ドジャースがキケの一発でタイ・スコアに持ち込みました。

9回まで拮抗

 先発のボビー・ミラーは4回以降は1安打に抑え、結果6イニングまで投げ、被安打7、失点3、BB 0、S0 9でなんとかゲームメイクに成功。序盤の2本のHRが痛かったですが、次回以降も期待出来る内容となりました。

 レイズのタイラー・アレクサンダーはキケに同点3ランHRを浴びたところで降板。同点に追いつかれたとは言え、やはりこの日も中盤までなんとかゲームを壊しませんでした。

 その後は両チームともにリリーフが好投。レイズは噂のエドウィン・ウセタが6回1アウトから登板。筆者はこの投手をじっくり見たのは初めてでしたが、ファストボールはシンカーであとはカット、スウィーパー、チェンジアップとうまい投球をする投手だと認識させられました。レイズが育てた感がよくわかる投手でしたね。

 ドジャースもライアン・ブレイジャーが2番手で好投。

コペック、またアンタッチャブル!

 そしてエバン・フィリップスから後ろの座を奪ったマイケル・コペックが9回に登板。この日は自身のエラーが1つ出ましたが、またしてもヒットを許さず!コペックは快投が続き、まさにアンタッチャブルです。

40号は9回2アウトからグランドスラム!

 そして3-3で迎えた9回裏。レイズはマニュエル・ロドリゲスが登板しますが、ここでドジャースにチャンスを与えてしまいましたね。ドジャースは先頭のウィル・スミスが2ストライクを奪われてからスライダーが抜けて死球で出塁。これはラッキーでしたね。つづくトミー・エドマンがこの日2本めのシングルで続き、ノーアウト1、2塁の大チャンス。ドジャースはつづくミゲル・ロハスにバントを命じ、手堅く1アウト2、3塁にチャンスを拡大。

 つづくバッターは当たっているギャビン・ラックスでしたが2Bゴロに倒れ、ウィル・スミスをホームに迎え入れることが出来ず。

 そしてHRを放っているキケ・ヘルナンデスの打席でしたが、ドジャースはこの日ベンチスタートだったマックス・マンシーを代打で起用。レイズは堪らず、左腕のコリン・ポシェにスイッチ。

 コリン・ポシェはマンシーに絶対に甘いボールは投げないぞというくらいに打てば凡打のコースに投じますが、四球。これで2アウト満塁で大谷選手が打席に。

 そもそもしかけるのが早い大谷選手の前の打者が四球で出たので、大谷選手は初球から狙っていましたね。84.3mphのスライダーが甘いコースに入ったところを見逃さず、これを豪快にCF寄りの左中間スタンドに放り込みました!劇的なサヨナラ・グランドスラム。

 ドジャースが7-3でサヨナラ勝ちを収めました。

MLB Gameday: Rays 3, Dodgers 7 Final Score (08/23/2024)
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 大谷選手はこれが40号HRとなり、4回裏に達成した40盗塁とともに、40-40を達成したのでした。

40 HR – 40 SB (40-40 Club)

 大谷選手の40-40達成は史上6人目。直近では2023年にロナルド・アクーニャ・Jr.が達成していました。意外にも左打者はボンズと大谷選手だけですね。

(YOUTUBE)WALKOFF SLAM TO JOIN 40-40 CLUB! THERE IS ONLY ONE SHOHEI OHTANI!

SeasonPlayerTEAMHRSB
1988ホセ・カンセコアスレチックス4240
1996バリー・ボンズジャイアンツ4240
1998アレックス・ロドリゲスマリナーズ4246
2006アルフォンソ・ソリアーノナショナルズ4641
2023ロナルド・アクーニャ・Jr.ブレーブス4173
2024大谷翔平ドジャース4040
40-40 Club

 ドジャースはこれで5連勝。ボビー・ミラーの復調とともに、トミー・エドマンの加入、マイケル・コペックの好調継続などもあり、またしても上昇気流に乗りそうです!

 お読みいただき、ありがとうございました!

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