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【MLB2024】ナショナルズのプロスペクト、ディラン・クルーズがMLBデビューへ!P・スキーンズの元チームメイト

ナッツに活きの良い右のOFが加わる!

 現地2024年8月25日、ワシントン・ナショナルズはトップ・プロスペクトのディラン・クルーズ(Dylan Crews)をメジャーに昇格させることを決定しました。

 これにより、ナショナルズは捕手のライリー・アダムスをトリプルAにオプション。ライリー・アダムスはまだ40manロスターですが、彼がどくことでディラン・クルーズにアクティブ・ロスターの枠を空けることになります。ナショナルズの40manはこれでフルです。

ポール・スキーンズの元チームメイト

 今季のMLBでセンセーショナルな投球を繰り広げているのがパイレーツのポール・スキーンズ。

 あまりにも実力があり過ぎて、オールスターでNLの先発としてマウンドに立ったのはご承知の通りです。

2023年はLSUが全体1位・2位

 そのポール・スキーンズと大学時代のチームメイトだったのがディラン・クルーズ。2023年のアマチュア・ドラフトは全体1位がポール・スキーンズ、2位がこのディラン・クルーズでした。二人ともLSUことルイジアナ州立大学の出身で、同大学でNO.1-2に入ったというLSUにとっては記念すべきドラフトになったのでした。

Pre-2024で7位

 さらにディラン・クルーズはPre-2024のMLBパイプラインが評価するトップ・プロスペクト・ランクの7位にランクインするほど期待の高い選手でもあります。

マイナーで好成績

 ディラン・クルーズはドラフト・イヤーの2023年にプロ・デビュー。ルーキー・レベルで1試合出ただけで即クラスAに昇格。クラスAでは14試合に出場し、.355/.423/.645、5 HR、24 RBIをマークし、ここもらくらくと突破。2023年中にダブルAに到達。ダブルAでは20試合に出場したものの、さすがに少し苦戦し、.208/.318/.278、0 HRでフィニッシュしました。

 2024年はダブルAで開幕を迎え、51試合で.274 .343 .446と好成績をマーク。HRは5本。そして2024年6月18日にトリプルAに昇格。トリプルAでは49試合に出場し、.265/.340/.455、HR 8をマーク。非常に対応力のある選手です。

 OFでマイナーでは主にCFを守り、今季は両レベルを併せて25盗塁を決めていることから、足もあります。

ナッツに新たな若い力 

 ワシントン・ナショナルズは現地2024年8月25日時点で59勝72敗で現在はリビルド中。パドレスから獲得したSSの、CJ・エイブラムス、LHPのマッケンジー・ゴアなどビッグリーグ・レベルで活躍している選手に加え、今季はLFでジェームス・ウッドという21才の左バッターも出てきました。ディラン・クルーズが出てきたことで、若手OFの層がさらに厚くなってきました。

 ナショナルズは2019年のワールドシリーズ制覇のメンバーであったCFのビクター・ロブレスを5月27日にDFAにして40manロスターから外し、6月1日にリリース。その後、ロブレスはマリナーズで延長契約を勝ち取ることに。ロブレスが出たことでディラン・クルーズをCF起用しやすい状況になったこともあります。

2015年にROYを

 ナショナルズは今季の残りシーズンでディラン・クルーズのルーキー・ステータス残したまま来季へ持ち越しすると思われます。

ルーキー・ステータス

  • 打者はat bat(打数)が130以内。※打席数(PA : Plate Appearance)ではなく、打数(AB: At Bat)で、四球などを除いたものです。
  • 投手は、50イニング以内 
  • 26人ロースター(登録選手枠)在籍期間が累積で45日以内。(試合に出ていなくても、試合に出られるよう登録されている期間が、前年までに45日を越えていないこと。)  
    ※26人枠に入っている間にDL(故障者リスト)やミリタリー(軍隊服役)期間が重複していればそれは除く。

 CBAが変わり、早い昇格にはドラフト指名のインセンティブがつくケースもあることから、来季はこれを狙うのかもしれませんね。それくらい、力のあるOFです。

 右足に体重を残すような打ち方なので、ビッグリーグ・レベルのスライダーもかなり早い時期に対応するかもしれませんね。

 期待しましょう。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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