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【MLB2024】ジェイコブ・ウィルソン、守備と打撃で華麗にMLBデビューを果たすも、故障で途中交代

確かに素晴らしい選手!

 現地2024年7月19日、2連続の記事となってしまいますが、オークランド・アスレチックスのNO.1プロスペクト、ジェイコブ・ウィルソンが地元オークランドで行われたエンゼルス戦でメジャー・デビューを果たし、非常に印象的な動きをファンに見せてくれました。

 ジェイコブ・ウィルソンは8番SSでスタメン出場。やはり予想通り、これまでSSを守っていたマックス・シューマンが3Bに入り、ザック・ゲロフは2Bという布陣となりました。

いきなりの守備機会

 エンゼルスのリードオフはアンソニー・レンドン。1回表、そのレンドンがいきなりSSゴロを放ち、ジェイコブ・ウィルソンが華麗にさばき、まずはいきなりの守備機会を無難にこなしました。スローイングを見てもストロング・アームでしたね。 

 さらに守備の見せ場は3回表に訪れました。レンドンが2巡目の打席でRFにうまく運んで出塁。つづくノーラン・シャニュアルが放ったCFへ抜けそうな当たりをSSのジェイコブ・ウィルソンがベースでの反射を怖がらずにうまく処理。自らベースを踏んで1塁へ送球。見事にダブルプレーを成立させました。

 ここまでは本当に良い滑り出しだったジェイコブ・ウィルソン。

メジャー初打席で初安打

 3回裏、イニングの先頭でジェイコブ・ウィルソンがメジャー初打席に入ります。ピッチャーはグリフィン・カニング。メジャーに上がったプロスペクトがいの一番に直面するのがメジャー投手のスライダー。

 グリフィン・カニングはそれを見る上でもかなりいい投手だったのですが、ジェイコブ・ウィルソンはそのスライダーを見事に叩き、ザック・ネトーの頭を超えるCF前シングル。メジャー初打席で初安打を放ちました。

 これには父のジャック・ウィルソンも名プレーヤーのプライドを捨てて大喜び。

 ちょっとハンギング気味の甘いスライダーだったので、ゲーム後半のアウトコースへの厳しいスライダーをみたいなとも思わせました。

 前日の記事でもマイナーでの打撃の動画をアップしましたが、割とかくかくする感じの打撃フォーム。ちょっとウィルマー・フローレスっぽいですが、あそこまで癖は強くないです。プル気味のスイングに見えましたが、タイミングを整えるのが上手でポイントが前なので余計にそう見えたのかもしれません。インパクトも良い形です。

 ますます次の打席も見たいと思えたジェイコブ・ウィルソンでした。

なんと3回で離脱!!

 しかし、好事魔多しと言いますか、ここまでは完璧なデビュー戦を見せてくれていたジェイコブ・ウィルソンですが、いきなりの悲劇が襲います。

 初ヒットで出塁したウィルソンはつづくマックス・シューマンのSS内野安打で2塁へ進塁。つづくローレンス・バトラーはRF線にラインドライブの長打コースの安打を放ちます。これを見ながらホームへ生還を果たそうとしたジェイコブ・ウィルソンは3塁を回ったところで、足を傷めます。これは左のハムストリングスをやったなとすぐにわかるくらいに顔を歪めます。しかしなんとかホームイン。

 息子の怪我の様子を見て、父のジャック・ウィルソンも頭を抱えてしまいます。

 ダグアウトに戻ったジェイコブ・ウィルソンはイニング終了後、守備に就こうとしますが、ストップがかかってこのまま離脱。

 なんと3イニングだけのデビュー戦となったのでした。これは残念でしたね。

 その後、アスレチックスはマックス・シューマンがSSに入り、3Bには打撃不振のブレット・ハリスが入りました。もし、エイブラハム・トロがいたなら、ハリスはトリプルAにオプションかDFAになるところでしたが、命拾いしました。それにアスレチックスは彼をアクティブ・ロスターから外さなくて良かったですね。そのブレット・ハリスはこの日1安打を放ち、AVGを.169にしました。いかに打っていなかったかがわかる数字ですね。

診断待ち

 ゲームを離脱したジェイコブ・ウィルソンは数日で復帰するのかどうか、まだわかりません。診断の結果待ちということに。

 彼は6月にマイナーで膝を傷めて1ヶ月離脱したこともあり、あまり無理はさせないのではないか?とも見られます。 

 ジェイコブ・ウィルソンの復帰が楽しみですね。

 なお、ゲームは13-3でアスレチックスがエンゼルスを下しました。

MLB Gameday: Angels 3, Athletics 13 Final Score (07/19/2024)
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 アスレチックスもトレード・ターゲットになっている選手を複数抱えるクラブ。あと10日あまりでどのような動きになるのでしょうね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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