フラハーティ、怪我などは心配なさそう
現地2024年8月3日、ドジャースはトレード・デッドラインで獲得したジャック・フラハーティがコロシアムでのアスレチックス戦に登板。6回、被安打5、スコアレス、BB1、SO7と素晴らしい投球をほろうし、見事にドジャース・デビューを果たしました。
ギリギリの駆け引きで獲得したローテーション右腕
ドジャースは7月30日のトレード・デッドラインで刻々と期限が迫る中、ギリギリでこのトレード・デッドラインで注目されていたローテーション右腕を獲得。
こちらの記事にも書かせていただきましたが、このディールの前にフラハーティはヤンキースとのディールが成立しかけていました。ところがヤンキース側が彼のメディカル・レポートをチェックしてディールを白紙に。
今季のフラハーティに怪我の兆候はなく、TDL前日の29日の登板をスクラッチしたのも(登板取り止めのこと)、ディール成立間近だったからと言われています。この時点ではヤンキースとのディールが決まっていたのでしょう。しかし、ヤンキースは過去の右肩の履歴を見て彼らの基準でリスクがあると判断したと思われます(すみません、これは事実から推測しているだけです)。
ドジャースが獲得したのはその後。ゆえにこれがもう期限ギリギリだったことから、果たしてヤンキースが嫌った部分をどれだけ掴んでいたのか、詳細はわかりません。
判断の成否はジャック・フラハーティがドジャースでどれだけヘルシーに投げ続けられるか?にかかっていました。そして現地2024年8月3日、まずはデビュー戦。
これがもう上々の結果であったというドジャースにとっては一安心のデビュー戦でもありました。これがポストシーズンも含めて残り4ヶ月、キープできるかどうか?というのが真の判断の成否というこになります。
でも、フラハーティのベンチでの顔など見ても、なんの問題もなさそうでしたね。
ドジャース・ファンだったフラハーティ
この日はロードでしたが、初めてドジャー・ブルーをまとってマウンドに立ったフラハーティは、カリフォルニア州ロサンゼルス郡のバーバンク出身。ドジャースを応援して育った選手でした。
MLBプレーヤー多数輩出の高校出身
フラハーティの高校はハーバード-ウエストレイク高校(Harvard-Westlake HS)。これは高校なのか、Prep School(予備校)なのか筆者も詳細はわからないのですが、とにかく設立された目的はハーバード大学に入るためのロサンゼルスの学校というポジショニングです。HSがつくので高校なのは間違いなさそうです。
ここの出身選手なのですが、有名どころはジャック・フラハーティのほかにマックス・フリード(ATL)、ルーカス・ジオリト(BOS)、PCAことピート・クロウ=アームストロング(CHC)がいるという錚々たるメンバーを輩出しているというすごい学校。勉強だけではないようですね。
フラハーティ、6回、スコアレス、7K
前日はギャビン・ストーンが序盤で5失点し、苦しい展開となったドジャースは、9回2アウトから大谷選手の3ランHRが出て1点差まで詰め寄ったのですが5-6で敗戦。
なんとしてもこの日はイーブンも戻したいということでフラハーティに大きな期待がかかりました。
そのフラハーティは初回は2者連続安打でおやおやという立ち上がりでしたが、その後は後続を断ち切って無失点。2回裏にも先頭打者にシングルを許しましたが、ここも無難に切り抜けました。
2点を先制してもらった3回裏から5回裏までは危なげない投球。6回裏に1Bキャバン・ビジオのエラーをきっかけにノーアウト満塁の大ピンチを迎えます。しかし、その後はシェー・ランゲリアスを3Bゴロに仕留めホームでアウト。続くセス・ブラウンからは三振を奪い、最後はエイブラム・トロをSSゴロに仕留め無失点。ジャック・フラハーティのドジャース・デビューは6回、99球、被安打5、スコアレス、BB 1、SO 7という素晴らしい成績でした。
マイケル・コペックもデビュー戦で完璧!
そしてこの日は2番手でホワイトソックスから獲得したマイケル・コペックが登板。MAX 100.5mphの豪速球でアスレチックス打線をねじ伏せ、こちらも見事なデビュー戦を飾っています。
コペックの好投は個人的にも非常に嬉しいです。ピッチャーらしいピッチャーですからね。
ニック・アーメッドも好調
そしてトレード・デッドラインの期限よりも早くディールが成立したニック・アーメッドは一足早く7月24日からSSを守っており、この日は1安打。ドジャース移籍後は.226/ .250/ .323と地味ですが結果を出しております。
ゲームは10-0でドジャースが圧勝。
大谷選手はマルチ安打、そして3盗塁を決め、シーズン盗塁数を31にしております。
アーメッド・ロザリオは?
ドジャースは昨年までガーディアンズでアンドレ・ヒメネスと鉄壁の二遊間を組んでいたアーメッド・ロザリオも獲得済み。2023年もトレード・デッドラインでドジャースに移籍したのですが、オフにFAとなり、今季はレイズとサインしていました。
今後、アーメッド・ロザリオをどう使うのかも見ものです。
ムーキーは8月5日週から復帰予定
さらにドジャースはムーキー・ベッツが8月5日から始まる週から復帰する予定。マイナーでのリハビリ出場はまだなのですが、もう手首が治ったから待ったなしで遣うつもりのようです。実際、ちょっとずれるかもしれませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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