ドジャースでの初HRは41打席目
現地2024年4月3日、今季からドジャースに移籍した大谷選手に待ちに待った一発がついに出ました!しかも爆音とともに。あの打球速度で右中間へのHRとは!いやはや豪快な2024年初HRでした。
今季はここまで全9試合に出場し、2塁打を含めて安打は出ており、そろそろ打球を上げようかという時期に例の通訳の問題が発生。あれもおかしな話で潰しにかかっている勢力があるとしか思えませんね。そんな野球に集中し辛い状況がボールを上げる作業にも支障を来したのでしょう。
邪気を祓う爆音
ちなみに2023年の初HRは開幕3戦目のオークランド戦で出ました。今季は9試合目、打席数にして41打席目でしかもなかなかタフなプロセスを経た上での初HRとなりました。
ひょっとしたら今季はこのまま心労とともにトーンダウンして莫大な契約ゆえにネガティブなキャンペーンまで張られ、さらなる悪循環に陥ってしまうのでは・・・?などと心配していましたが、あの爆音を聴く限り大丈夫そうです。きれいな音で、もはや邪気さえも祓ってしまったのではないか?と思えるくらいのいい音を伴った一発でした。
この日は足でも貢献
この日の大谷選手は第1打席が空振り三振、3回裏の第2打席は先頭打者として1塁への内野安打で出塁。足が活きました。1アウト後、ウィル・スミスのLF線への2塁打で大谷選手は1塁から長駆ホームイン。3回表にジャイアンツに1-1の同点に追いつかれていたので、これが勝ち越しのホームインに。
4回裏の第3打席はLFライナー。そして7回裏の第4打席では2アウトから打席に立ち、左腕のテイラー・ロジャースから上述の豪快な一発が飛び出したのでした。この日は4-2。OPSも.749と上がってきました。
好調ムーキー、AVG .485 !
ライバル対決はこの日でGm3。Gm1はドジャースが8-3で勝利。ジェームス・パクストンに勝ちがつきました。Gm2はジャイアンツがエースのローガン・ウェブが登板。しかし、ドジャースが打ち崩して後半に追い上げられたものの5-4で勝利で連勝。
そしてGm3はジャイアンツが噂のルーキー、22才のカイル・ハリソンが先発。いいボールを投げていましたね。一方のドジャースはNO.1ローテーションに設定されているタイラー・グラスノーが先発。
ドジャースは1回裏に先頭のムーキーが出塁するも得点ならず。ムーキーはこの日は1安打のみですが、前日のGm2で通算1500安打を記録しています。この日で1501安打目。ムーキーの打撃成績は、.485/.595/1.091、OPS 1.686、HR 5、RBI 11、RUN 14と驚異的な数字を残しています。
ラメットが初SV
大谷選手のHRもあり、8回を終えて5-4とドジャースがリードして迎えた9回表、ドジャースはクロージングにかつてパドレスで剛腕で馴らしたディネルソン・ラメットを起用しました。
ディネルソン・ラメットは2017年にパドレスでデビューし、当時は先発として21試合、114.1 IPで7勝8敗、ERA ERA 4.57をマーク。この頃から強いボールを投げることで有名でした。ところが、2018年4月にUCL(右肘の尺骨側副靭帯)を著しく損傷してトミージョン手術を経験。これにより2018年は全休。復帰したのは2019年7月4日でした。
素晴らしかったのは2020年のレギュラーシーズンで、12試合に先発し、69.0イニングを投げ、3勝1敗、ERA 2.09、BB9が2.6、SO9は12.1を記録し、NLサイヤング賞投票で4位にも入る好評価を受けました。
ただ、この年のポストシーズンは上腕二頭筋を傷めて離脱。そこから怪我との戦いが続き、2021年から2023年にかけて主にリリーフで登板し、71試合、107.0 IPでERA 6.81と思うような結果が出ていませんでした。
しかし、今季は2月5日にドジャースとマイナー契約でサイン。ようやく腕の調子が戻ったのか、4月1日にメジャー契約となり、その日に登板して好投。そしてこの日、9回のマウンドに上がり打者3人で抑える好投でキャリア初セーブをマークしたのでした。
まったくもって、ドジャースは再生さえも極めていますね。
大谷選手、このHRで乗って行ってもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント