今永、A’s打線を圧倒!
現地2024年9月16日、カブス・今永昇太投手の今季28度目の先発は、アスレチックス打線を圧倒する内容となりました。
味方打線も今永投手を大いに援護。結果、カブスが完勝し、今永投手はナ・リーグのハーラー(最多勝)単独3位となる14勝目をマークしています。
3イニング目から三振ラッシュ
1回表、今永投手はアスレチックスのリード・オフのジェイコブ・ウィルソンに初球をRF線へ運ばれ、これが三塁打となり、いきなりのピンチを迎えます。
アスレチックスは上位打線がかなり強力なのですが、この後は四球を1つ出すも、後続を退けてピンチを脱します。
2イニング目もまだ確かめるような投球が続き、シングルヒット1本を許すも無失点。
カブス打線が2回裏に5点を奪った直後の3回表、今永投手は2巡目でジェイコブ・ウィルソンに四球を与えると最も警戒すべきブレント・ルッカーにRFへうまく運ばれ、これが2ランHRとなり、2-6と追撃ムードを作ってしまいます。
しかし、ここでスイッチが入ったか、今永投手の三振ラッシュが始まります。まず、このイニングはJJ・ブルデイ、シェー・ランゲリアス、ザック・ゲロフと三者連続三振。
4回にも2つの三振を奪い、5回、6回と併せて3奪三振。今永投手は6回でマウンドを降りましたが、99球で被安打5、失点2、自責点2、BB 3、SO 11をマーク。11奪三振はMLB移籍以来、1試合最多奪三振となります。
スプリットが完璧
この日、特にキレていたのがスプリットで、チェンジアップ気味の効果を発揮するものと空振りを奪う目的のものと何種類かを使い分けていたと思います。とにかくストンとよく落ちましたね。
カブス、快勝
カブスは鈴木選手の3安打を含め18安打で9点を奪い、9-2のスコアで勝ちました。
今永投手はこれで14勝3敗、ERA 3.03。
14勝はナ・リーグでは17勝のクリス・セール(ATL)、15勝のザック・ウィーラー(PHI)に次ぐ3位。さらに、ERA 3.03もクリス・セール、ザック・ウィーラーに次ぎ3位。この成績はオフのサイ・ヤング賞の投票で確実に上位に食い込むレベル。
凄まじい活躍となっています。
カブスは残り12試合。今永投手は中5日ペースなら、次は22日のナショナルズ戦。そして最終日9月29日のレッズ戦の先発も見込まれ、あと2度の登板になりそうです。
カブスのPSは?
カブスのポストシーズンですが、可能性があるのはワイルドカード枠で現在は5位。3位メッツが82-68、4位ブレーブスが81-69。カブスは77-73。メッツとブレーブスは拮抗し、日替わりで入れ替わる状況ですが、カブスはそこからやや離されており、3位メッツとのゲーム差は5.0。かなり厳しい立場です。ただ、カブスの連勝とメッツ、ブレーブスの連敗が重なると状況は変わりますので、まだ望みは少しだけあります。
昨年同様、あと1歩のところで涙をのむのか、果たしてリグレーのファンに奇跡をもたらすのか?朝目ですね。いずれにせよ、今永投手の残り2度の登板が大きな鍵となりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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