スポンサーリンク

【MLB2024】好調ガーディアンズが投手補強。マシュー・ボイドとメジャー契約へ

ガーディアンズが残っていたFA左腕と契約

 現地2024年6月27日を終えた時点のクリーブランド・ガーディアンズのシーズン成績は51勝28敗で勝率は.646。ALセントラルの首位を独走中です。ALでは51勝30敗で勝率.627のオリオールズを抜いて1位。強さの概要は下のクワンの記事で書いております。

 そんなガーディアンズがここに来て投手補強を実施。ベテラン左腕とサインしました。

マシュー・ボイドとサイン

 現地2024年6月27日時点ではフィジカルチェックの結果待ちで詳細は判明していませんが、33才のベテラン左腕のマシュー・ボイド(Matthew Boyd)とメジャー契約でサインしました。

 マシュー・ボイドはこれまでほとんどのゲームで先発として登板。キャリアのほとんどをタイガースで過ごしてきました。メジャー通算9シーズンで計174試合に登板。そのうち先発は160試合。イニング数は886.2、通算成績は44勝67敗、ERA 4.94。

 ローテーション投手として特に2017年から2019年は輝かしい活躍を見せました。

直近はトミー・ジョン手術上がり

 ただ、近年はさまざまな健康上の問題を抱え、2021年9月には屈筋腱の手術を行い、2022シーズンのほとんどを欠場。復帰したのは2022年9月で、当時所属していたマリナーズでリリーフとして10試合に登板したのみ。

 2023はタイガースに復帰し、開幕から先発として15試合に登板したものの、6月26日のレンジャーズ戦で左肘に違和感を感じ、途中降板。

 診断の結果、トミー・ジョン手術が必要となり、2023年6月29日に実施。そのままシーズンエンドとなり、オフにFA。この日まで残っていました。

 2024シーズンが33才のシーズンであることはなんとかクリアー出来たかもしれませんが、トミー・ジョン手術を行ったことが各クラブの決断に二の足を踏ませた大きな原因です。また手術の時期も悪かったです。復帰まで最長18ヶ月かかるトミー・ジョン手術でそれを待っていたら2024年は全休となってしまいますので。

ショーケースで登板

 しかし、今回、ガーディアンズは手術から1年足らずでサインに踏み切りました。

 そうなったのは、マシュー・ボイドがショーケースで実際に投げたため。このショーケースは2024年6月7日(金)にカリフォルニアで行われ、MLB17クラブが集結。

 この時点で術後11ヶ月程度であったマシュー・ボイドはマウンドに上がりました。これは普通に考えれば故障の再発という意味でかなりのギャンブル。しかもマシュー・ボイドが行った手術は再建型のトミー・ジョンと言われており、そうであれば術前のUCLは断裂だっと思われます。にもかかわらず早期のマウンド復帰。

 登板時期を考えれば、実際は補強型のインターナル・ブレース手術だったかもしれませんが、そこまでの情報は確認出来ませんでした。クラブ側はエージェントに裏を取っているとは思います。ちなみにボイドはボラス・コーポレーションです。

92-93mphをマーク

 そのショーケースでマシュー・ボイドは、92-93mphを計測。彼のファストボールの平均ベロシティーは91.8mph(キャリア平均)ですから、それよりもむしろパワーアップしたパフォーマンスを見せたということに。ちょっと信じがたいですね!

 今回、ガーディアンズはしかもメジャー契約で獲得に至ったということです。

ガーディアンズの投手陣 

 ガーディアンズのローテーションは主にご覧の投手たちが担っています。

#NameAgeWLGSERA
1タナー・バイビー2562163.50
2ローガン・アレン(L)2583165.72
3トリストン・マッケンジー2634154.66
4ベン・ライブリー3274133.03
5カルロス・カラスコ3736145.27
CLEの主なローテーション

 シェーン・ビーバーを欠きながら、タナー・バイビーとローガン・アレンが素晴らし活躍。トリストン・マッケンジーはピリッとしないことが多いですが、ベン・ライブリーも素晴らしいです。そしてカルロス・カラスコも復活。打たれてはいますが、ローテーションを穴を埋めているというところ。

 ご覧のように先発はかなり安定しています。左がもう1人欲しいというのはあるかもしれせん。

リリーフ起用か?

 トミー・ジョン手術上がりということで、マシュー・ボイドはショートイニングに限定されますから、ブルペンに入りそうです。彼は経験も豊富で、ショートイニング限定となれば、ゲーム終盤の緊迫した左打者との対戦に当てられることになりそうです。

 実際、マシュー・ボイドの肘の回復度合いがどれくらいのものか気になりますが、ガーディアンズは慎重にフィジカルチェックを行うことでしょう。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 名無し より:

    失礼ながら、ジャスティン・ビーバーで笑ってしまいました。。。

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)の期限が到来!結果は13名中12名が辞退!
【MLB2024】”MOY”はMILのパット・マーフィーとCLEのスティーブン・ボートが受賞!
【MLB2024】”ROY”(Rookies of the Year )はNLがポール・スキーンズ、ALはルイス・ヒルに決定!
【MLB2025】ドジャースのリリーバー、ブラスダー・グラテロルが肩の手術でシーズン前半戦を欠場へ
【MLBスタジアム】レイズ、2025年はジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでレギュラーシーズンを戦うことに
【MLB2025FA】エンゼルスがSSを補強!DバックスからFAのケビン・ニューマンとサイン
【MLB2024】All-MLB(オールMLB)が発表され、大谷がファーストチーム、今永がセカンドチームに選出される!
【MLB2025FA】レッドソックスがベテラン左腕のジャスティン・ウィルソンと1年契約でサイン
【MLB2025FA】エンゼルスがトラビス・ダーノーと2年12Mドルでサイン!
【MLBアウォード2024】シルバースラッガー賞が明らかに!大谷は2年連続3度目の受賞
【MLB2025FA】”ファイヤー・ボーラー”佐々木朗希投手のポスティング・プロセスについて
【MLB移籍FA】2025シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト!注目FA選手の情報も!
【MLB2025FA】エンゼルス、ベテラン技巧派のカイル・ヘンドリクスと1年契約でサイン
【MLB2025FA】ゲリット・コールはオプトアウトを行使するも、結局残留
【MLB2024】大谷、亜脱臼を起こした左肩に関節鏡視下手術を実施し、無事に成功!
【MLB2025FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはフアン・ソトら計13名
【MLB2024Awards】ゴールドグラブ賞が決定!今季は14名が初受賞(追記あり)
【MLB2024】ポストシーズン記事一覧
【MLB2024】ドジャースがセレブレーション・パレードを実施!シーズンの激しさがわかる名スピーチも
【MLBトレード2025】ホルヘ・ソレアーがエンゼルスへ、グリフィン・カニングがブレーブスへ移籍
【WS2024_Gm5】ドジャースが5点差を跳ね返して見事にWS制覇!MVPはフレディー・フリーマン
【WS2024_Gm4】F・フリーマンに4試合連続HRが出るも、ドジャースは大敗
【WS2024_Gm3】ビューラーが快投、フリーマンが3戦連続HR!ドジャースがチャンプに王手!
【WS2024_G3】大谷は左肩を守りながら出場し、得点に絡む
【2024プレーヤーズ・チョイス】POYはアーロン・ジャッジ!大谷はNLアウトスタンディングに!
【WS2024_Gm2】ドジャース、連勝!山本が7回途中1失点の好投!エドマン、テオスカー、フリーマンにHR
【WS2024_Gm2】「肩ですね・・・左」大谷、盗塁で左肩を痛める(追記あり)
【WS2024_Gm1】大谷がワールドシリーズ初安打を放つ!
【WS2024】ワールドシリーズが開幕!ドジャースがフレディー・フリーマンの逆転サヨナラGSで1勝目(Gm1)!
【MLB2024】ワールドシリーズのロスターが発表される。ドジャースはエバン・フィリップスが抜ける
タイトルとURLをコピーしました