ミゲル・ロハス、ムーキーの穴を埋める!
現地2024年6月29日、ドジャースはオラクル・パークでのジャイアンツ戦。ニューヨーク時代から続く古いライバル対決の真っ最中です。
前日、28日のGm1ではドジャースは2-3のビハインドで迎えた9回表にジャイアンツ抑えのカミーロ・ドバルからアンディー・パヘスが三塁打を放ち、ジェイソン・ヘイワードの犠牲フライで1点を奪い、3-3の同点に持ち込むも、9回裏にブレイク・トライネンがブレット・ワイズリーにサヨナラ2ランHRを浴びて3-4と敗戦。こういう劇的な展開があるのもライバル対決ならでは。
迎えた現地2024年6月29日のGm2でも双方ともに譲らない展開で延長戦に突入するも、最後はドジャース打線が爆発し、14-7の大差を勝ちを納めました。
延長で同点に→ミゲル・ロハスが出ている=勝つ
そんなドジャースに面白いジンクスが発生しております。それがミゲル・ロハス(Miguel Rojas)の出場ゲームかどうかということ。
ムーキー・ベッツの骨折
今季、ドジャースは膝の大怪我から復帰したギャビン・ラックスをSSで起用するプランでした。打撃力を考慮し、ムーキーはこの時点でOFではなく2B。ところが、スプリング・トレーニングでギャビン・ラックスの送球エラーが頻発。これにより、ムーキーをSSに持っていくという大胆なプランを実行。
SSは守りでも負担の大きいポジションゆえ、さすがのムーキーであっても打撃に影響が出ないか心配されましたが、そんなことは杞憂とばかりにムーキーはSSとして堅守をキープしながら、打撃でもロケット・スタートを切るというさすがの離れ業を見せたのでした。
ところが、現地2024年6月17日のロイヤルズ戦でムーキーはダン・アルタビラの98mphの豪速球を左手に受けて骨折。これで2ヶ月近くの離脱を余儀なくされたのでした。
攻撃のコアとなるムーキーを失ったドジャースは、まだ大谷選手とフレディー・フリーマンがいるとは言え、マックス・マンシーも離脱していたことから三遊間を失う事態となったのでした。
ミゲル・ロハスが見事にリカバー中!
そんなドジャースの緊急事態を見事にリカバリーしているのがベテランのミゲル・ロハス。ムーキーが死球で途中退場した試合もミゲル・ロハスがSSに入りました。
その後、ドジャースはSSをキケ・ヘルナンデスにするのか?ミゲル・ロハスにするのか?見ていたのですが、現状ではミゲル・ロハスを起用。3Bにはトロントから獲得したキャバン・ビジオを起用しています。
ミゲル・ロハスの出場試合の勝率
ムーキーが離脱する前、ミゲル・ロハスは主にゲーム後半にムーキーが退いた後のSS、あるいは3Bとして出場。先発から最後までフル出場というのは少なかったものの、出場頻度はかなりありました。
ミゲル・ロハスの今季の出場ゲームは現地2024年6月29日のフル出場を含めて今季52試合。このうち、ドジャースの勝利ゲームは38。38勝15敗で勝率は0.73。
フル出場の勝率
また、ミゲル・ロハスのフル出場は32試合あり、その時のドジャースの勝率は27勝5敗で勝率 .843。
6月の勝率
そして6月は19試合に出場し、14勝5敗で勝率0.737。
ミゲル・ロハスがいかにムーキーの穴をリカバーしているのかがわかる結果に。
現地2024年6月29日のゲームもドジャースは9回を終えて6-6の同点。延長10回表にドジャースが1点を勝ち越すも、その裏にジャイアンツに追いつかれてしまい、2試合連続でサヨナラ負けの状況まで追い込まれていたのですが、こういう時も「ミゲル・ロハスが出ているから、サヨナラ負けはないわ」とゆっくり見ていられる状況。ちなみにGm1はそうはならなかったのですが、勝つ確率の方が圧倒的高いというのがミゲル・ロハスの出場ゲームになっています。
そして延長11回表、ドジャースは7点を奪い、14-7で勝利を納めたのでした。
ベテラン、ミゲル・ロハスがどうやらドジャースに良い流れを持ってきているようです。ちょっと興味深い現象となっています。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント