勝っておきたかったGm2
現地2024年9月7日、ガーディアンズ@ドジャースの強者同士のGm2は双方ともにローテーションの谷間の顔合わせ。
ガーディアンズは今季3勝で登板ごとに好不調がはっきりし、このゲーム開始前まではERA4.55のギャビン・ウィリアムス。一方のドジャースはまさかのライアン・ブレイジャー。ドジャースはこの時点でブルペン・ゲームで行くという戦略が見えていたのでした。
Gm3は互いにエース同士の先発の予定。ガーディアンズはタナー・バイビー、ドジャースはジャック・フラハーティー。
よって、ドジャースは初戦を落としているだけに、どうしてもこのGm2は取っておきたいところでした。
テオスカー・ヘルナンデスの続報
Gm1の第1打席でマシュー・ボイドのスライダーが左足を直撃し、ゲームを早々に退場したテオスカー・ヘルナンデスの続報です。
具体的に足首のどの辺りに当たったのか、詳細は不明なのですが、X線の検査ではネガティブ(陰性)が出て、一旦は骨折の心配は無くなりました。
ただし、 負担が大きくかかる箇所だけに、隠れたヒビなども含めて慎重に判断する必要があり、2〜3日後に再検査をして判断することになっています。よって、まだ手放しで喜べるわけではありませんが、1度目の情報としては朗報。
ドジャースはILに入れるのは避けております。
ドジャース、初回に6得点
さて、ゲームの方ですが、ライアン・ブレイジャーがランナーを出しつつも、初回を無失点に抑え、ブルペン・ゲームの出だしとしては御の字となったドジャース。先制点は欲しいところでしたが、先制点どころかゲームを決める6得点を上げました。
大谷、RFへ大飛球
1回裏、この日も1番DHで入った大谷選手は、初球の96.6mphの4シームが真ん中高めに抜けてきたのを見逃さず、RFポール際に大飛球を打ち上げます。リードオフ初球HRかと思いましたが、これは判定はファウル。実に惜しい当たりでした。この打席の大谷選手はSSゴロ。ブライアン・ロッキオがこれしか間に合わないという絶妙な送球を投げ、それをジョシュ・ネイラーがうまくすくい上げてアウトにしました。
1アウトを取られたドジャースでしたが、ガーディアンズのギャビン・ウィリアムスから3者連続四球というおまけのようなチャンスをもらい、トミー・エドマンがLFへ技ありのタイムリー2塁打を放ち、まずはドジャースが2点を先制。
その後も犠牲フライとタイムリーで得点を重ね、2アウト1塁でアンディー・パヘスがCFへ2ランHRを放ち、ドジャースが初回に6得点を上げる猛攻を見せました。
ジャスティン・ロブレスキーが2回、スコアレス投球
2回表、マイケル・グローブがマウンドに上がったドジャースでしたが、捕手オースティン・バーンズが打撃妨害をおかして先頭打者を塁に出すと、レーン・トーマスにCFへ2ランHRを打たれ、ガーディアンズがすかさず2点を献上し、追撃されます(CLE 2-6 LAD)。
ドジャースの3番手は1日のDバックスとのGm3で10失点と大炎上した左腕のジャスティン・ロブレスキー。ギャビン・ストーンのIL入りもあり、再びチャンスが巡ってきました。
そのロブレスキーは3回表に2四球。やはり不安定な投球だったものの無失点に抑えます。四球を出したのはスティーブン・クワンとホセ・ラミレス。強打者との対戦に色々と葛藤があったと思われます。
ロブレスキーは4回表にも登板。成績は2塁打、3Bライナー、四球、LFフライ、死球、CFフライとやはり不安定な投球が続きましたが、またもやスコアレスで切り抜けました。
ロブレスキーは2イニングで被安打1、スコアレス、BB 3、HBP 1、SO 2、HR 0。やはりコントロールが課題のようですね。彼は強いボールがあるだけに、なんとかものになってもらいたいですね。
4回裏、ドジャースはムーキー・ベッツに一発が出て、7-2とリードを5点差に拡大。
大谷、2度目の大飛球
ブレイク・トライネンが5回にランナーを背負いながらも無失点で切り抜けたドジャース。 6回表にはアレックス・ベシアがまたしても素晴らしい投球を披露し、三者凡退。
6回裏、ガーディアンズのピッチャーは前のイニングからLHPのエリック・サブロウスキー(Erik Sabrowski )が登板。ドジャースは2アウトで大谷選手に打席が回ります。2球目、甘いスライダーを叩いた大谷選手の打球はLFフェンスぎりぎりまで飛び、HRかと思われましたが、LFフライ。この日、大谷選手は惜しい当たりを2本放つも、結果は4-0でした。
惜しい2 pic.twitter.com/Vq6BnZG6Be
— 【MLB】放送地区 (@MLB_comment) September 8, 2024
ドジャースは、7回にマイケル・コペックが登板。被安打1となりましたが、スコアレス投球。
8回からはブレント・ハニーウェル・Jr.が登板。9回までの2イニングを被安打1のみに抑える好投。ドジャースが7-2のスコアで勝利。これで1勝1敗となり、シリーズ・ファイナルでどちらが勝ち越すか決まることになりました。
NLウエスト順位
ドジャースが勝利し、パドレスはジャイアンツに3-6で敗戦。またDバックスもアストロズに5-11と大敗したため、2位パドレスとのゲーム差は再び5.0に。もしも、この日のブルペン・ゲームで落としていてパドレスが勝っていたなら、ゲーム差は3.0となっていたので、危ないところでした。
# | Club | W-L | GB |
---|---|---|---|
1 | LAD | 85-57 | – |
2 | SDP | 81-63 | 5.0 |
3 | AZ | 79-64 | 6.5 |
Gm3の投げ合いはおもしろそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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