注目のLAD @ PHI Gm1
現地2024年7月9日、現時点でのナ・リーグのキングはどちらだ?という点で非常に興味深かったドジャース@フィリーズの3ゲームシリーズがついに始まりました。
NLCSの前哨戦のようなマッチアップですが、キングはどちらか?という点では怪我人が続出しているドジャースが不利なのは明白。フィリーズはブライス・ハーパー、カイル・シュワーバーそしてトレイ・ターナーが揃いぶみ。ただし、ハーパーはハムストリングス痛からの復帰で万全ではないでの出場でした。
タイラー・グラスノーがIL入り
怪我で気になるのがドジャースのエース、タイラー・グラスノーのIL入り。ここまで18試合に先発し、109.0イニングを投げ、8勝5敗、ERA 3.47をマーク。奪三振143はナ・リーグ・トップです。
そのタイラー・グラスノーがこの日、腰のハリを訴えて15 Day ILに入ることになりました。ドジャースはまたしても怪我人です。グラスノーのこれまでのキャリハイのIP(投球回数)は2023年の120.0。今季はもうそれに迫るところまで来ています。
ドジャースに移籍したタイラー・グラスノーのパフォーマンスで唯一心配されていたのが、これまで怪我でフルシーズンを投げていなかったこと。ここに来てその心配が現実となりました。ただ、今回の腰はほぼDay to Dayの筋肉のハリと見られ、登板を2、3回スキップすればすぐに復帰できそうです。腕でなかったことがまだ幸いな点でもあります。
フィリーズ、2回に先制
ムーキーが離脱中とは言え、大谷→スミス→フリーマンと続くドジャースの上位は脅威以外の何者でもありません。フィリーズ先発のザック・ウィーラーはリードオフで入った大谷選手といきなり対戦。相当、気を遣う立ち上がりとなりましたが、ウィーラーは大谷選手の第1打席をインハイへの98mphの4シームで空振り三振を奪いました。その後、ウィル・スミスにはCF前シングル、テオスカー・ヘルナンデスにはトレイ・ターナーの送球ミスで出塁を許すも、無失点に抑える立ち上がりでした。トレイ・ターナーの送球はやや逸れた程度でしたが、ハーパーの足の状態がよくなく、ストレッチ出来ませんでした。
そして、先制したのはフィリーズ。2回裏、2アウトからブランドン・マーシュが四球で出塁。ボビー・ミラーはストライクとボールがはっきりしていましたね。マーシュは次打者のラファエル・マーシャンのところで2盗に成功。そのマーシャンがRFへのシングルを放ち、マーシュが還ってまずはフィリーズが1点を先制。さらにこの後、ヨハン・ロハスとカイル・シュワーバーにも連続タイムリーが飛び出し、フィリーズが3点を奪います。
マーシャンは腰の座ったスイングをし、この日は3-3。IL中のJ.T.リアルミュートも、うかうか出来ないくらい活躍しております。
トレイ・ターナーがGS
フィリーズは4回裏にも打線がつながり、トレイ・ターナーのグランド・スラムなどでこのイニングは一気に6点を奪い、4回を終えて9-0とし、ほぼゲームを決めました。
7回裏にはブランドン・マーシュにも1発が飛び出したフィリーズは、10-1と大量リード。
ゲームはこのスコアのまま終了。Gm1はフィリーズが圧勝しました。
それにしても今季のロード用のグレー・ジャージは汗じみがひどいですね。マジェスティックのクール・ジャージの時はこれほどの汗じみは出ていなかったように思います。
ザック・ウィーラーも腰を傷める
圧勝したフィリーズですが、先発のザック・ウィーラーが5回を投げ終えて降板となりました。
ウィーラーは5イニングで、被安打3、失点1、自責点1、BB 2、SO7、HR 1と好投していたのですが、5回を投げ終えたところで腰に張りを感じたということでこのまま降板となりました。
ちょっと心配ですね。ただ、ウィーラーは勝利投手の権利を持っての降板でしたから、この日は今季10勝目がつきました。
大谷は1安打
大谷選手ですが、3回表の第2打席で、ウィーラーからLF前に落とすシングルを放ち、この出塁の時に、今季21個目となる盗塁を決めました。しかし、このイニングは得点ならず。
大谷選手の安打はこの日はこの一本のみ。
Gm1はフィリーズの圧勝となりました。ドジャースにとっては厳しいシリーズになりそうですが、どういうチーム状態であれ、やはり投手の出来が大きな要素になりそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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