Gm3 パドレス 2 @ 7 ドジャース(現地2024年9月26日)
現地2024年9月26日、ドジャースが地区優勝を決めました!おめでとうございます!
WBCで頂点に立った大谷選手もMLBでの地区優勝は初めて。この厳しい戦いを終始、満喫していたような大谷選手はこの日も活躍しました。
ウォーカー・ビューラーがゲームメイク
Gm2でこのシリーズを1勝1敗としたドジャースはGm3でウォーカー・ビューラーが先発。直近では立ち上がりに失点が多いビューラーでしたが、この日は見事にゲームメイク。すでに大舞台を何度も踏んでいるビューラーだけにここぞという時に力を発揮してくれました。
そのウォーカー・ビューラーですが、この日もやはりかつての火力には及ばない中、mid-90mphの4シームを軸に得意の大きなカーブを織り交ぜて技術の投球を披露。初回からヒットは許したものの、むしろ仕方ないと思えるヒットで、テンポ良く丁寧に投げていた印象でした。そして4回までスコアレスの投球でチームに行けるぞという勇気を与えたように思えました。
5回表に四球が絡んで1点を許したものの、この日は5イニングで被安打5、失点1、自責点1、BB 1、SO 1という十分すぎる内容でチームに貢献しました。
マスグローブも好投
ウォーカー・ビューラーに輪をかけたように良かったのがパドレス先発のジョー・マスグローブでした。マスグローブは2回、3回は三者凡退。ピンチを作るも流れを渡さず、素晴らしい投球を披露。7回途中、2失点でマウンドを降りました。
ウィル・スミスが同点HR
5回に先制したパドレスは6回表にもエバン・フィリップスから連打でチャンスを作り、送りバントも使って内野ゴロで1点を追加。しぶい形で追加点を奪いました。
2-0とパドレスがリードして進んだ7回裏、ドジャースは先頭のマックス・マンシーが四球で歩き、つづくウィル・スミスが疲れが見え始めたジョー・マスグローブの5球目の甘い4シームを叩き、これがCFバックスクリーンに入る2ランHRとなり、一気に同点に。パドレスが2イニングを通じて苦心して作った2点のリードを一発で吹き飛ばしてしまいました。
大谷が勝ち越しタイムリー
その後、ピッチャーはタナー・スコットに代わったものの、キケ・ヘルナンデスがシングルを放ち、アンディー・パヘスは打撃妨害により出塁して1アウト1、2塁のチャンスを作ったドジャース。ここでバッターは大谷選手。大谷選手は左腕タナー・スコットのアウトハイのスライダーを前日同様に強烈なスイングで弾き返し、これがRFへのタイムリーとなり、キケ・ヘルナンデスが生還してドジャースが3-2と勝ち越しに成功。またもや好機で打点を上げた大谷選手でした。この後、ムーキーにもタイムリーが出たドジャースは5-2と完全に試合をひっくり返してしまいます!
ドジャースは7回裏にもアンディー・パヘスに2ランHRが飛び出し7点目。
大谷、TBが400に
なお、大谷選手はシーズンのTB(Total Bases)が400となり、ジャッジを抜いてMLB1位となっています。TBはシングルヒットを1、ダブルを2,トリプルを3、HRを4とし、それぞれの本数を掛けたその和。
そしてこの後、パドレスのピッチャーは松井裕樹投手に代わり、大谷選手と対戦するシーンが訪れました。
大谷選手は詰まりながらもLFへ運び、打球が高く上がった分、2塁に進塁して二塁打に。
ドジャースは6回途中からアンソニー・バンダが登板して1.1イニングをパーフェクト投球。8回はブレイク・トライネンが登板し、ここでもパーフェクト投球。そして9回はマイケル・コペックがマウンドに上がり、無失点に抑えてゲームセット。
ドジャースが決戦シリーズのファイナルを7-2で取り、これでパドレスとのゲーム差は4.0となり、パドレスが覆せない状況となったため、地区優勝が決まりました!
ドジャース、11度/12年
ドジャースは2013年から12シーズンで11度ナ・リーグ西地区を制覇。唯一逃した2021年はジャイアンツと地区優勝をかけて争い最終日に決着したというシーズンでジャイアンツは107勝、ドジャースは106勝を上げたという異例中の異例のシーズンでもありました。
ドジャースはこれで現時点ではNLで勝率1位。勝率2位以内ならNLDSからのスタートとなります。NLDSの対戦相手はWC1位と2位の勝者。現地2024年9月27日時点ではWC1位がパドレス、2位がメッツです。
心配なフリーマンの足
ゲーム中、足を捻挫して退場したフレディー・フリーマンの状態が気になりますが、大事でなければNLDSに戻ってくるかもしれません。詳細が出てからになります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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