今永投手は今季3戦とも好結果!
現地2024年4月13日、 シカゴ・カブスの今永昇太投手がマリナーズ戦に先発。今季3度目の登板です。マリナーズ先発はプロスペクトのエマーソン・ハンコック。両者が譲らず投手戦となりましたが、今永投手の好投がカブス打線によい流れをもたらし、ハンコックに苦戦しながらも勝ち越し。カブスはHR攻勢で4-1のスコアで勝利。今永投手に今季2勝目がつきました。
ウエストとの対戦ばかり!?
西海岸遠征に入っているシカゴ・カブスは マリナーズとの3連戦が今遠征2シリーズ目。直前のパドレスとの3連戦は1勝2敗で負け越し、12日のマリナーズとの初戦も2-4のスコアで落とし、このゲーム前までのシーズン成績は7勝6敗。好調だったカブスですが、勝率.500が目前という状況に。
それにしてもカブスのスケジュールの奇妙なこと(今更気付いたのですが)。開幕からご覧の対戦です。@ はロード、vs はホームゲームです。
- @ TEX: 3/28-3/31
- vs COL: 4/1-4/3
- vs LAD: 4/5-4/7
- @ SDP: 4/8-4/10
- @ SEA: 4/12-4/14
- @ ARI: 4/15-17
4月半ばまでALとNLの混在ではありますが、すべて西地区のクラブとの対戦!ここまで偏るのも珍しいです。
一応、理由らしい理由はありまして、五大湖周辺及び東海岸北部のクラブ(露天のスタジアム)はこの時期はまだ寒すぎてナイトゲームは非常に過酷な環境となります。ゆえに、こういうクラブはだいたい北米大陸の南側でシーズンを迎え、特に西地区は温暖な気候が多いのでつい対戦も増えがちです。
それにしてもホームのデーゲームもあった中、あろうことか西地区のドジャースと当たるとは!他クラブとの兼ね合いもありますからこれはもう組み合わせの妙としか言えません。
今永投手が粘りの2勝目
さて、今永投手ですがこの日はマリナーズ先発のエマーソン・ハンコックが初回から飛ばしていたので、先取点を取られないよう意識した丁寧な立ち上がりでした。1回表のハンコックの投球を見れば打線が苦戦する予感しかありませんでしたからね。その立ち上がりは、JP・クロフォード、フリオ・ロドリゲス、タイ・フランスというマリナーズの上位打線を三者凡退に。この安定感は何なのでしょうか!素晴らしい入りだったと思います。
エマーソン・ハンコックは2回表に1アウトからダンスビー・スワンソン、マイケル・ブッシュに捉えられて連続シングルを許し、1アウト1、3塁のピンチを迎えます。カブスはつづくニコ・ホーナーがしっかりとCFへ犠牲フライを放ち、まずは1点を先制。
1Bのエラーで1失点
得点直後の2回裏、今永投手は先頭のミッチ・ハニガーをSSゴロに打ち取るも、1Bのマイケル・ブッシュが送球をエラー。つづくホルヘ・ポランコにはCFへラインドライブのシングルを許し、ノーアウト1、2塁のピンチに。2アウトまでこぎつけたものの、ラモン・ウリアスにアウトコースのボール球をうまく処理されて2ベースを打たれ、1-1の同点に追いつかれてしまいます。しかし、セビー・ザバラから三振を奪って1失点のみで切り抜けました。
その後、今永投手は3回から5回まで2安打のみに抑えてゲームメイク。6回裏、先頭のミッチ・ハニガーに粘られ四球を与えた後、ホルヘ・ポランコにはストレートの四球。疲れが見えてきたところで大きなピンチを迎えました。しかし、今永投手の好投に応えるようにカブスは守備でもバックアップ。まずはミッチ・ガーバーの強い3Bゴロをクリストファー・モレルが見事にさばき、1塁でアウトにして1アウト。この間、ランナーはそれぞれ2、3塁へ進塁。今永投手はここで90球となったところで降板に。マーク・ライターにスイッチします。
今永投手は5.1イニングで被安打5、失点1、自責点0、BB 2、SO 4とまたしてもゲームメイクに成功しました。なお、2番手のマーク・ライター・Jr.は残り2アウトをまたしてもクリストファー・モレルの守備などもあって無失点に抑えて、このピンチを乗り切りました。
鈴木選手が勝ち越しHR
1-1のスコアで迎えた3回表、カブスは2アウトから打席が回ってきた鈴木誠也選手が初球のインローへのハンギングスライダーを見逃さず、これを左中間スタンドに入れるソロHRに。カブスが2-1と勝ち越しに成功。その後もカブス打線は、7回表にマイケル・ブッシュが、8回表にミゲル・アマヤがそれぞれソロHRを放ち追加点。マリナーズの反撃の芽をくじき、このまま最後はアドバート・アルゾレイが締めて4-1のスコアで勝利。今永投手に2勝目がつき、チームも貯金を2に増やしました。
今永投手は3戦でまだERA 0.00
今永投手の過去3戦の成績です。
Date | OPP | W | L | ERA | IP | H | R | ER | HR | BB | SO | NP-S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | vs COL | 1 | 0 | 0.00 | 6.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 92-65 |
4/7 | vs LAD | 0 | 0 | 0.00 | 4.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 43-32 |
4/13 | @ SEA | 1 | 0 | 0.00 | 5.1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 2 | 4 | 90-55 |
TOTAL | – | 2 | 0 | 0.00 | 15.1 | 9 | 1 | 0 | 0 | 2 | 16 | 225-152 |
この日はエラーのランナーによる失点でしたから、自責点はつかず。
なお、2戦目のドジャース戦は雨のコンディションで長時間のレイン・ディレーとなったことから5回をまたがずに降板となりました。
いずれにせよ、3戦連続で好投!カブス・ファンの心を鷲掴みにしていますね。
今永投手の次の登板はおそらくホームでのマイアミとの4ゲームシリーズ(4/18-4/21)のいずれか。リグレーでの勇姿をまた観たいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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