ドジャース 7 @ 9 カブス
Team [W]in 😤
— Chicago Cubs (@Cubs) April 5, 2024
Suzuki: 3 RBI, 2B, BB
Happ: 2 RBI, 2 R, 3B
Swanson & Busch: HR pic.twitter.com/fSyKjtNjcL
現地2024年4月5日、リグレー・フィールドにてドジャース@カブスの3ゲームシリーズが始まりました。大谷選手と鈴木選手のマッチアップとともに今季は今永投手もカブス入りしましたから、非常に興味深い対戦となっています。
その今永投手は4月1日のロッキーズ戦でメジャー・デビュー。その日はいかにも寒そうな光景でスタンドをぐるりと囲むお客さんは誰もがダウンジャケットを羽織っている中、今永投手はノースリーブで登板。その熱投の甲斐もあり、見事にメジャー初勝利を上げた訳ですが、この時の気温が華氏43℃(=摂氏6.1℃)。
実はこのドジャースとのGm1は快晴で良いお天気だったとは言え、ファースト・ピッチ時の気温は今永投手のデビュー戦と同じ華氏43℃(=摂氏6.1℃)。まだまだ寒いシカゴです。デーゲームでないとまだ厳しいですね。
カイル・ヘンドリクス、やや改善
カブス先発はカイル・ヘンドリクス。今季2度目の登板です。前回の3月30日のレンジャーズ戦では、3.2イニングで被安打9、ER 5、BB 2、SO 2、HR 2と打ち込まれました。そこからどのようにチューンナップしてくるのか、興味深いところでしたが、この日は結論から言うとやや改善したという感じの投球内容でした。
カイル・ヘンドリクスは2番DHの大谷選手の二塁打を皮切りに、6番のてオスカー・ヘルナンデスにCFへの2点タイムリー・シングルを浴び、初回にまず2失点。先頭のムーキーを抑えたのは良かったのですが、どうなるのか?というくらいの不安な投球。
改善したポイントは2回表、3回表と2イニング連続で三者凡退に仕留めたこと。らしさが出たイニングでした。4回表は1アウト2、3塁の大ピンチを迎えましたが、クリス・テイラー、ギャビン・ラックスを抑えて無失点。この3イニングの無失点は非常に良かったと思います。
大谷選手が今季2号
このまま5回を乗り切りたかったカイル・ヘンドリクスですが、5回表に捕まりました。まず、先頭のムーキーにシングルを打たれて出塁を許した後、次打者の大谷選手には初球の79.4mphのチェンジアップをうまく掬われ、これがRFポール際に入る2ランHRに。タイミングをずらしたのですが、遅いボールを張っていた大谷選手がさらに遅いボールにも対応したというところでした。
この後ですが、フレディー・フリーマンにはストレートの四球でまたもピンチを作り、ウィル・スミスにはLF線に二塁打を浴び、フリーマンが1塁から長駆ホームインし、追加点。
2回以降、らしさの出た投球を見せていたカイル・ヘンドリクスですが、5回は収集がつかない状態になり、ドリュー・スマイリーにスイッチしました。
この日のカイル・ヘンドリクスは結果的に4.0 IPで被安打8、ER 5、BB 2、SO 4、HR 1。数字だけを見れば前回のレンジャーズ戦を変わりませんが、2回からの3イニングの投球内容は非常によく、これからまたカイル・ヘンドリクスが淡々と良いピッチングを見せるであろう明るい要素も提供しました。徐々に良くなってくるかと思います。
ボビー・ミラーが乱調
まずかったのがドジャース先発のボビー・ミラー。ドジャースが本土に戻ってから、NO.2ローテーションに座ったボビー・ミラーは前回登板の3月29日のカージナルス戦では6.0 IPで被安打2、スコアレス、BB 1、SO 11と完璧な投球を披露。不敵なマウンドさばきを見せました。
この日も初回はもう完璧。97-98mphのHigh 90mphのファストボールと78mphほどのブレーキの効いたカーブを中心に、イアン・ハップ、鈴木誠也選手、コディー・ベリンジャーを三者三振に。カイル・ヘンドリクスの立ち上がりを見たときに、これはドジャースが大勝する展開を予感させました。
ところが、はまったのはボビー・ミラーの方でした。
2回裏のボビー・ミラーは先頭のクリストファー・モレルをSSゴロに仕留めたまでは良かったものの、その直後にダンスビー・スワンソンに追撃となるソロHRを浴びまず1失点。2ボール後にストライクを取りに行った甘い98mphのファストボールでした。これでなにかおかしくなったボビー・ミラーはマイケル・ブッシュに四球。さらにニコ・ホーナーとニック・マドリガルに連続シングルを浴び、2-2のタイスコアに追いつかれます。ヤン・ゴームズから1アウトを奪った後、イアン・ハップには四球。これで雲行きが怪しくなってきました。さらに鈴木選手の打席でワイルド・ピッチがあり、2アウト2、3塁で鈴木選手には、RFオーバーのタイムリー・ダブルを打たれて2-5と逆転を許します。テオスカー・ヘルナンデスも取れなかったですね。
このように2回裏に一挙5点を失ったボビー・ミラーは鈴木選手に打たれたところで降板。まさかの2イニング持たずの5失点となりました。その後、このイニングは2番手のディネルソン・ラメットが抑えました。
カブス、打ち勝つ!
カイル・ヘンドリクスが中盤に好投する間に、6-2とリードを拡げたカブスは、5回表に上述の大谷選手のHRなどで5-5の同点に追いつかれてしまいます。
6回表にドリュー・スマイリーがドジャース打線を三者凡退に抑えたその裏、カブスはマイケル・グローブからイアン・ハップの2点タイムリー・トリプルと、鈴木誠也選手の犠牲フライで3点を追加。9-5とリードを拡げます。
カブスは7回表にテオスカー・ヘルナンデスの2点タイムリー・シングルで9-7と追い上げられますが、8回と9回をジュリアン・メリウェザーとアドバート・アルゾレイのリレーでなんとか乗り切り、9-7のスコアで勝利。ドジャースに打ち勝ちました。
鈴木選手は3RBI
2番RFの鈴木選手はこの日、三振、タイムリー・ダブル、四球、犠牲フライで4打席で2打数1安打。2打席に亘る3 RBIゆえに非常に機能しました。シーズン成績は、.345/.394/.621、2 HR、11 RBIと好調です。
なお、大谷選手はこの日、5打数2安打、1 HR、2 RBIでした。
Gm2とGm3の先発
Gm2はドジャースが山本由伸投手、カブスがジョーダン・ウィックス(左腕)。Gm3はドジャースがギャビン・ストーンでカブスが今永投手です。
楽しみです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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