バントを巡る考え方?
現地2024年5月26日び日曜日のデーゲームでフェンウェイ・パークで行われたブルワーズ@レッドソックス戦でベンチクリアー案件が発生。レッドソックスのゲームで久しぶりにベンチクリアー案件となっております。
クリス・マーティンとMIL/1Bコーチ
諍いが起こったのは7回表のブルワーズの攻撃。このイニングからレッドソックスのマウンドにはクリス・マーティンが上がりました。37才のベテラン右腕はいつも厳しい場面での登板でありながら、今季ERA 3.10といい仕事をしています。
そのクリス・マーティンは先頭の9番CFのブレイク・パーキンスに初球を3塁前セーフティー・バントを決められ出塁を許します。まずここがポイントの1つ目。そしてブルワーズは次打者の1番、ブライス・トゥランには送りバントを命じ、トゥランはこれを1球で決めます。これがポイントの2つ目。
その後、ブルワーズはウィリアム・コントラレスの1塁への進塁打で2アウトながらランナー3塁の状況を作りますが、つづくクリスチャン・イェリッチは1Bのドミニク・スミスへのゴロに倒れ、1塁カバーに入ったクリス・マーティンが処理し、3アウト。
そしてクリス・マーティンが1Bダグアウトに向かう際にブルワーズ1Bコーチのクインティン・ベリーと激しく言葉を交わし、これがきっかけで両軍のベンチがクリアーとなる案件が発生しました。ブルペンからの両投手陣の猛ダッシュがまた事を大きくしそうな気配を出していましたが、結果的には言葉でお週しただけで、両軍ともに退場者を出すことはありませんでした。
クリス・マーティンが怒った理由とは?
試合後、クリス・マーティンはクインティン・ベリーに対して発した言葉として「おそらく、あのイニングに行われたことを、息も絶え絶えに(ベースカバーなどに入ったので)言ったのだろう。それが何だったかは、皆さんの判断にお任せします」と語りました。
また、クリス・マーティンは試合の一部であることは分かっていても、どうやらバントが気にいらなかったようです。なお、クインティン・ベリーとは何の因縁もないとも。
結局、クリス・マーティンは4者連続で守備を強いられたような形となり、振り回された、つまりバカにされたというような印象を持ったのかもしれません。
NPB経験者なのに?
クリス・マーティンはご承知の通り、2016-2017年にNPBの日本ハムに在籍。バントされるのもよくわかっているはずなのですが、この日は他の要素もあり、どうやら感情が顕わになったようです。
クインティン・ベリーはたまたま近くにいた責任のある立場の人間としてクレームを受けたに過ぎません。とばっちりをを受けたのは受けたのですが、結構、言い返しましたね。ブルワーズは作戦を遂行したに過ぎません。
ハウク、好投もまた勝ちがつかず
レッドソックスの試合を観ていると阪神の試合を観ているかのような錯覚を覚えるのですが、やはり打線が苦戦しました。4回裏に一時的に打線がつながり、先制点を奪うもそこから追加点が得られず、ついに投手が我慢できずに1失点で同点、そして上記のような1点を取りに行く攻防になったのでした。
レッドソックス先発のタナー・ハウクはまたもや好投!6回を被安打7、失点1、自責点1、BB 1、SO 7と好投。同点で降板したのでまたもや勝ちがつかず。ただし、ERA 1.90はALではセス・ルーゴに続く2位!素晴らしい投球が続いています。
スコアは8回裏にセダン・ラファエラの2塁打とジャレン・デュランのシングルでレッドソックスが勝ち越し。2-1で勝利。このシリーズは1勝2敗でした。
(YOUTUBE)Brewers vs. Red Sox Game Highlights (5/26/24) | MLB Highlights
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