ブレーブス、序盤でゲームを決める
現地2024年6月21日からヤンキー・スタジアムでブレーブス@ヤンキース戦の3ゲームシリーズがスタート。そのGm1でブレーブス打線がヤンキース先発のカルロス・ロドンを攻略。初回、2球で2得点するなど序盤4イニングで8得点を奪い、ヤンキースに完勝しました。
ジャレッド・ケルニックが機能
ブレーブス打線に火をつけたのはリード・オフに入ったジャレッド・ケルニック。マリナーズ時代はトップ・プロスペクトとして期待されながら、思うような数字を残せず、今オフにトレードとなったのですが、ブレーブスはこの素材を活かすべく、スプリング・トレーニングから起用し続けました。
その甲斐もあり、3/4月には.288/.347/.349をマーク。5月は不調でAVGが.231に落ちたものの、HR 3本を記録。6月に入り、再び打率が上がりはじめ、.288/.333/.492、そしてHRも3本を記録。AVとSLG双方ともに上がってきました。
そのケルニックは第1打席でカルロス・ロドンの初球をLFへラインドライブのヒットを放ち、出塁。これが効いて、つづく2番のオジー・アルビーズが初球をLFへ豪快な2ランHRを放ち、ブレーブスはたった2球で2得点。初回はさらに2アウトからオースティン・ライリーにもソロHRが飛び出し、いきなりの3得点でクリス・セールを援護しました。
ジャレッド・ケルニックは2回表に回ってきた第2打席でもタイムリーを放ち、いずれも得点に絡む活躍を見せ、5打数2安打、1 RBIと素晴らしい活躍を見せ、怪我で離脱しているロナルド・アクーニャ・Jr.のリードオフのポジションをしっかりと埋めております。
クリス・セール、5回1失点、8K
ブレーブス先発のクリス・セールは、立ち上がりにリードオフのアンソニー・ボルピーに四球を出したものの、フアン・ソト、アーロン・ジャッジから連続三振を奪い、さらに捕手のショーン・マーフィーの盗塁阻止もあり、無失点に抑え、打撃陣がつくった流れをキープ。
クリス・セールは2回裏に1点を与えるのですが、これはジャーマイ・ジョーンズが放ったLFへの当たりをアダム・デュバルが後逸したことによる3塁打がきっかけ。次打者のDJ・ルメイヒューの2Bゴロの間にジャーマイ・ジョーンズのホームインを許したという失点でした。デュバルの打球判断は確かに難しかったのは事実です。
ソト、ジャッジ、スタントンを封じる!
ヤンキースにとってはクリス・セールはレッドソックス時代に散々対戦していることから勝手知った相手。ゆえに、筆者は打ち込まれることを懸念していたのですが、今季のクリス・セールはここ数年の彼とはまた別人。この日のピッチングは素晴らしかったです。
5回で降板したのは、球数が95球に達したからなのですが、球数を要したのはやはりそれなりに圧を感じていたからだと思います。慎重な投球ゆえに3BBを計上。さらに、肝心なところではギアを上げたと思われ、それがこの日は良い結果にもなり、三振も8個を数えました。
そのギアを上げた場面としてやはりソト、ジャッジ、スタントンの2、3、4番への投球がありますが、この日、クリス・セールはこの新中軸を完全に封じました。3人との対戦は6打数0安打、5奪三振です!これは圧巻でしたね。
Hitter | 1打席目 | 2打席目 |
---|---|---|
J・ソト | 三振 | 三振 |
A・ジャッジ | 三振 | 三振 |
G・スタントン | 三振 | 3Bゴロ |
カルロス・ロドン、4回途中8失点
初回に電光石火の攻撃を受けたヤンキース先発のカルロス・ロドンはその後も立ち直りの兆しを見せず、2回に1失点、3回にはラモン・ルレアーノのタイムリー・ダブル、4回にはマット・オルソンのHRなどで3.2 イニングで被安打11、失点8、自責点7、BB 2、SO 3、HR 3という内容になりました。
ヤンキースはルイス・ヒルが6月20日のオリオールズ戦で1.1イニングで7失点(ER 7)を喫し、5-17で敗戦。これで2試合連続で先発が崩れたことになりました。
ゲームはブレーブスが序盤の大量点で8-1で勝っています。
ALイーストは首位は変わらず
このゲームが始まる時点でALイーストは2位オリオールズが首位ヤンキースに0.5ゲーム差に迫っていて、この日で首位交代はあるのか?という状況でしたが、21日はオリオールズもアストロズに11-14で敗戦。順位はそのままです。
ブレーブス、6月に巻き返しなるか?
5月は13勝14敗と負け越したブレーブス。苦戦しました。6月はこの勝利で10勝8敗。シーズン成績は42勝31敗でまだまだ大量の貯金があります。フィリーズとは6.0ゲーム差がついていますが、まだまだわかりませんね。現時点ではワイルドカードで断然トップです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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