レッドソックス、6連勝で3位へ浮上
ブルージェイズとの4ゲームシリーズで先発の顔合わせを見たとき、厳し目な視点で見れば2勝2敗、もう少し厳しい視点から考えると1勝3敗くらいになるかもとの見方をしておりました。ちなみには3敗というのは、Game1、3&4で、スターターが崩れた上に菊池、マノアそしてゴーズマンに手を焼くという図式です。
ところが、このシリーズ、レッドソックスはGame4でブルージェイズを11-5のスコアで下し、スイープしました!
相変わらずスターターのERAは悪いものの、強烈な打線と結果を出し始めているブルペンのおかげでようやく3位に浮上。19勝14敗で貯金5となっています。
吉田選手がHRを含む5-3 & 3 RBI
そんな中、コンスタントに結果を出し続けているのが吉田正尚選手。
現地2023年5月4日のGame4では、2番LFで入り、1回裏、いきなりケビン・ゴーズマンからCF最深部近くのホーム・ブルペンに入る大きなソロHRを放ち、先制。先発のブライアン・ベイヨーを後押ししました。
さらに、2回裏に回ってきた第2打席では、1アウト3塁でケビン・ゴーズマンのウィニング・ショットであるスプリッターをRFへゴロで破るタイムリーを放ち、2安打目。
レッドソックスはこのイニングにリース・マグワイヤーのタイムリー、ライメル・タピアの足を使ったダブルプレー崩し、さらにラファエル・デバースの2塁打などで一挙に5点を奪います。
吉田選手は4回裏の第3打席でも、二塁打とワイルド・ピッチで3塁へ進塁したライメル・タピアを還すLFへのタイムリーを放ち、この日、3打席連続安打及び3打席連続RBIをマーク。
強烈なインパクトを残しました。
吉田選手、14試合連続ヒット
吉田選手のヒッティング・ストリークはこの日で14に。なお、前日のGame3でヒッティング・ストリークを13に伸ばした時点で、2023シーズンのプレーヤーの中での最長記録となっておりました。
2位は、レンジャーズのロビー・グロスマンで12試合。こちらは5月2日に途切れました。
ちなみに、MLB史上最長のヒッティング・ストリークは、1941年の56試合連続で、この記録を持っているのはヤンキースのジョー・ディマジオです。とんでもない数字ですね。なお、NPBでの最長記録は、1979年の広島の高橋慶彦さんが達成した33試合連続です。
ブライアン・ベイヨーが今季初勝利
レッドソックス先発のブライアン・ベイヨーはケビン・ゴーズマンとの顔合わせでありながら、堂々たる投球を披露。2回には三者連続三振を奪うなど序盤をしっかりとゲームメイクしました。
4回にはヴラディーミル・ゲレロ・Jr.にソロHRを5回にはエラーも絡んだ3失点で、一時は5-4と1点差まで追い詰められましたが、しっかりと踏ん張りました。ベイヨーは5回を投げきって降板。87球で、被安打6、失点4、自責点2、BB 1、SO 5、HR 1という内容。
逆転を許さなかったので、ベイヨーに今季初勝利がつきました。
デバース、ALトップの11号
ラファエル・デバースは2回裏の2ランダブル、4回裏の2Bへの内野安打、8回裏のRFへのラインドライブの2ランHRとこの日は、5-3、4RBIと活躍。8回裏の2ランHRは、今季11号でALでHRランク・トップを走っています。
1番、タピアが機能
今季、レッドソックスの打線を牽引し続けているアレックス・ベルドゥーゴはこの日は休み。病気とのレポートもありましたが、特に問題はないようで次のシリーズは復帰するようです。
そのベルドゥーゴの代わりに1番に入ったライメル・タピアは1安打のみの成績でしたが、足で貢献。数字に現れない良い働きをしました。この日は2盗塁を決めております。
レッドソックスは、スターターのERAの改善が求められます。スターターのERA 5.99はアスレチックスの7.88に次ぐMLB ワースト2です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント