ツインズのホーム・オープナー
ここまでは非常にいい勝ち方をしているミネソタ・ツインズ。開幕4連勝の後は、マーリンズのサンディー・アルカンタラにシャットアウト勝利を許し、その次の試合も落として連敗したものの、大量失点というのがありません。
そんなツインズは現地2023年4月7日の開幕7戦目で、ようやくホーム・オープナーとなりました。寒いイメージのあるターゲット・フィールドのあるミネソタ州ですが、ローカル時間15時17分のファースト・ピッチの時点で気温は華氏47度。摂氏だと8.3度でまだまだ寒い中でのゲームでしたが、試合内容はなかなか熱いものがありました。
ソニー・グレイが熱投の13K
アストロズを迎えてのホーム・オープナーのツインズの先発は、ソニー・グレイ。いつまでもバンディー・ボーイの若いイメージのままですが、今季はもう33才で、ベテランの域に入ります。
2023年は、すでに開幕第2戦のロイヤルズに登板。5回、3ヒッター、 4 BB、1SO で1勝を上げており、良いスタートを切っていますが、この日はそれに加えて凄みが増しました。
そのソニー・グレイは、寒いコンディションの中、初回から2奪三振と上々のスタート。しかし、3回表にイニング先頭のマウリシオ・デュボンに二塁打を許したのをきっかけにアレックス・ブレグマンにRFオーバーのタイムリーを許し、1点を先制される展開。
しかし、その後は、4回から5回にかけて5者連続三振を含む13奪三振をマーク。
ソニー・グレイは、7回、98球を投げ、被安打4、失点1、BB 1、13 Kと熱投を見せました。1試合13奪三振はキャリアハイです。
1点は許したものの、その後をきっちり抑え、ゲームメイク。素晴らしい投球でした!
延長へ
ソニー・グレイの熱投に応えたかったツインズ打線でしたが、アストロズ先発のホセ・ウルキディーの前に苦戦。
ようやく捉えたのが6回裏で、1アウトからドノバン・ソラーノとカイル・ファーマーに連続ヒットが出てチャンス到来。ここでホセ・ウルキディーは降板しました。
代わったブライアン・アブレイユからニコ・グッドラムがSSゴロを放ち、この間に2塁ランナーのソラーノが3塁へ進塁。1塁ランナーのカイル・ファーマーは2塁でフォースアウトとなり、2アウト1、3塁でクリスチャン・バスケスを迎えます。
その2球目、ブライアン・アブレイユがランナー3塁であり得ないコースにワイルド・ピッチを投げ、これでソラーノが還り、タイムリー無しで1-1の同点に。なんとも渋い展開ではありました。
その後は双方ともにブルペンが踏ん張り、ゲームは延長戦に突入。
オートマティック・ランナーが2塁につき、10回表にアストロズがマウリシオ・デュボンのタイムリーで勝ち越しに成功。ツインズのマウンドは、このイニングからホルヘ・ロペスが上がっていました。
ミランダ&ファーマーでサヨナラ
延長10回裏、アストロズのマウンドにはベロシティーの速いライン・スタネックが上がりました。
ツインズは、カルロス・コレアが見逃し三振に倒れた後、トレバー・ラナークが四球で出塁。つづくホセ・ミランダがRFへうまく運んで2塁ランナーのバイロン・バクストンが生還し、2-2の同点に。
さらに満塁のチャンスを作ったツインズが最後はカイル・ファーマーがCFへしふとく弾き返し、トレバー・ラナークが生還して3-2とし、見事にサヨナラ勝利をおさめたのでした。
今季、投打のバランスが非常に良いツインズ。今季はガーディアンズと競り合いになりそうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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