千賀投手のデビュー戦
現地2023年4月2日、メッツの千賀投手がいよいよメジャー・リーグ・デビュー。マーリンズを相手に6回途中まで投げ、8奪三振を奪う好投で見事に初勝利を上げました!
おめでとうございます!
ノーラン・ライアンの番号
千賀投手の背番号は34。メジャーの34番と言えば、非常に人気の番号でメッツがそれを渡している事自体が期待の表れです。34番と言えば最近ではブライス・ハーパーやデービッド・オルティズを連想しやすいと思いますが、筆者としては投手番号のイメージがあります。それはやはり大御所のノーラン・ライアン(Nolan Ryan)が好んでつけていた番号だからだと思いますが、千賀投手はそのノーラン・ライアンが1966年のデビュー・イヤーにつけていた番号での登板となりました。
特別仕様
そんな期待されている千賀滉大投手ですが、ギア類も特別仕様となっています。
ZETT頑張る!
まずグラブですが、千賀投手はこれまでと同じようにZETT社(https://zett.jp/)のグラブを使用。”GHOST FORKBALL”のキャラクターは今回、アメリカのメディアも注目していますね。その上には千賀投手のご出身の愛知県蒲郡市の地図。
そのようなファースト・ルックによるキャッチもさることながら、投手のグラブらしい非常にかっこいい形、指を通すリングが変わったところにあるなど選手の要望をしっかりと反映させており、しかも、高級感がすごいです。もはや作品にしか見えません。
カッコよすぎました。@ZETTBASEBALL_JP pic.twitter.com/K8iiasLuKb
— Kodai Senga 千賀滉大 (@kodaisenga) January 29, 2023
久々にZETTのホームページを見たのですが、西武の源田選手もZETTなんですね。
かっこよすぎる専用パッチ
さらにすごかったのはこちら。
メッツの摩天楼ロゴの下になんと”MLB DEBUT”のパッチがついているではないですか!!最初、何かの清涼飲料水のパッチか?と思ってしまったのですが、それくらい完成度の高いデザインですね。
筆者はMLBのジャージ(ユニフォーム)に関して結構まめにチェックしている方なのですが、デビュー戦で本人ONLYにこのようなパッチを付けているのは初めて見ました。これはデビューする選手全員についている訳ではないです。メッツがオーダーしたとしか考えられません。もしそうならこれで選手を送り出すメッツはなかなか粋なことをしますね!!
All set for the debut. pic.twitter.com/ooyFSOXE6C
— SNY Mets (@SNY_Mets) April 2, 2023
5.1イニング、8K
さて、ゲームの方ですが、ロードゲームでマイアミで開催でしたので、気温の方は問題ありませんでしたね。
対戦相手のマーリンズのラインナップはご覧の通り。
Es sábado y el cuerpo lo sabe.
— Miami Marlins (@Marlins) April 1, 2023
👀: @BallySportsFL
👂: @FoxSports940, @radiomambi710
⌚️: 4:10PM EThttps://t.co/5rOTQv6054 // #MakeItMiami pic.twitter.com/9pVRmZpmzq
2022年のALバッティング・チャンプのルイス・アラエズがリードオフ、パンチ力のあるホルヘ・ソレアーが2番に入り、ジョーイ・ウェンドルが9番を打つというなかなかの打線です。
立ち上がりはやや苦戦
1回表、メッツが幸先よく2点を先制。その裏、リードオフのルイス・アラエズに対して99mphの4シームがメジャーでの記念すべき第1球。これはボールになりましたが、なかなかの良いご挨拶だったと思います。
2ストライクで追い込んだ千賀投手は5球目、アウトコースにゴースト・フォークを投じましたが、なんとこれを拾われ、CF前に運ばれるといういきなりのメジャーの洗礼を受けます。さすがバッティング・チャンプですね。
2番のホルヘ・ソレアーには2ストライクと追い込むも、スライダーが落ち着かず、フォークもはっきりとボールとわかるところに投じてしまい、97.7mphの4シームがやや甘めに入り、RFへ二塁打。これでアラエズが還り、2人で1点を奪われます。
さらに、ジャズ・チザム、アビサイル・ガルシアに連続四球を与え、ノーアウト満塁のピンチを迎えましたが、ユリ・グリエルからメジャー初三振を奪い、ヘスス・サンチェスも三振。最後はジョン・ベルティをRFライナーに打ち取り、1失点で切り抜けました。
2回裏には先頭のジェイコブ・スターリングスに四球を出し、まだ本調子ではない様子でしたが、ジョーイ・ウェンドルをCFライナー、ルイス・アラエズをカット・ボールでダブルプレーに取り、無失点。
3回以降は落ち着く
3回以降は、落ち着いた投球となり、5回裏にルイス・アラエズにシングルを1本許したのみでした。ルイス・アラエズには前の打席で打ち取ったカット・ボールをLF前シングルされています。次の対戦は見ものですね。
そして6回裏、先頭のジャズ・チザム・Jr.からフォークで三振を奪ったところで、降板。
千賀投手の初登板は、6回1アウトまで5.1イニングで、投球数88、被安打3、失点1、自責点1、BB3、SO 8という成績でした。
ゲームの方は、メッツ打線が好投手のトレバー・ロジャースから5回までに4得点を奪い、5-1のスコアで勝利。千賀投手に初勝利がつきました。
メッツはマーリンズとは開幕4連戦でしたが、3勝1敗でシリーズを勝ち越しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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