8連勝を達成!
シンシナティ・レッズがアツいです。
現地2023年6月18日、ヒューストンにてアストロズとの3ゲームシリーズ(インターリーグ)に臨んでいるレッズは、この日がGame3。
ここまで2連勝で、すでにシリーズ勝ち越しを決めている状況。
Game3では、4回を終了して2-5と3点のビハインドだったのですが、中盤6回に同点に追いつきます。さらに、8回には1点を勝ち越し、逃げ切り体制に入ったのですが、9回裏に追いつかれました。これでアストロズに流れを持っていかれたと思われたのですが、10回表に3点を上げて勝ち越し。9-7のスコアで打撃戦を制しました。
レッズは前年チャンプに対して3連勝でスイープ。8連勝とし、ますます勢いを強めています。
Game3はビハインドからの逆転勝ち
【YOUTUBE】Reds vs. Astros Game Highlights (6/18/23) | MLB Highlights
このGame3はレッズ先発のルーク・ウィーバーが立ち上がりにアレックス・ブレグマンとカイル・タッカーの長短打で先制を許すなど、初回に2失点。ただ、レッズも失点直後にジェイク・フレイリーのソロHRなどで食い下がりつつも、追う展開で進みます。
レッズは3回表にノーアウト満塁の大チャンスを迎えますが、マット・マクレインがダブルプレー、ジョナサン・インディアが凡退し、1点どまり。これで流れはアストロズに傾いたと思われたのですが、中盤にチャンスをこじ開けます。
その原動力がセンセーショナルな活躍を見せるエリー・デラクルーズ。
デラクルーズが足でつなぐ!
6回表、2-5と3点のリードを許したレッズは、先頭のマット・マクレインがシングルで出塁。この後、ジョナサン・インディアが三振に倒れるも、ロネル・ブランコのワイルドピッチでマクレインは2塁へ進塁。
ここでバッターはエリー・デラクルーズ。デラクルーズは1Bゴロに倒れますが、ランナーを気にしたホセ・アブレイユがファンブル。この隙にデラクルーズが快足を飛ばし、1Bへヘッドスライディング。ホセ・アブレイユの足とデラクルーズの手との競争になりましたが、判定はセーフ。デラクルーズは1Bゴロで内野安打をもぎ取ったのでした。ものすごいスピードです!
チャンスを拡げたレッズは、この後、ジェイク・フレイリーにタイムリー、スペンサー・スティールに2ランHRが出て3点を奪い、一気に5-5の同点に追いつきます。
J・インディアが勝ち越しHR
その後は両チームのブルペンが頑張り、ゲームは落ち着き始めましたが、均衡を破ったのはレッズで、8回表、チームリーダー的存在のジョナサン・インディアが値千金の勝ち越しHRを放って6-5と逆転に成功。
最終回のアストロズの攻撃を残すのみとなりました。
イアン・ジーボー(Ian Gibaut)が失点するも、サヨナラを阻止
9回裏、レッズのマウンドはイアン・ジーボー(Ian Gibaut)が登板。ゲームを締めにかかったのですが、この日は乱調。先頭のカイル・タッカーを四球で歩かせた後、1アウトを奪うものの、その後に2連打を浴びて1失点。6-6のタイスコアにされてしまいます。
ただ、この後、HRを放っているコーリー・ジュルクスをダブルプレーに斬って取るなど、サヨナラの大ピンチもあったのですが、ここを最少被害の1点で凌ぎきりました。
デラクルーズが2点タイムリー
オートマティック・ランナーがついた10回表、レッズは手堅く送りバントで1点を奪いに行きます。ところが、アストロズのアレックス・ブレグマンが1Bへまさかの悪送球。これで2塁ランナーが生還してレッズが1点を勝ち越し。さらに1アウトから死球で1、2塁のチャンスを作ったレッズはエリー・デラクルーズがRFにタイムリーを放ち2点目を追加。ジェイク・フレイリーの2Bゴロの間にも1点を奪い、安全圏の3点差をつけて最終回のアストロズの攻撃に。
10回裏、アストロズは2アウトからアレックス・ヤングからアレックス・ブレグマンがタイムリーシングルを放つも反撃はここまで。9-7のスコアでゲームセット。
レッズが不利な状況から見事に逆転勝ちをおさめたのでした。
レッズ、ルーキーが躍動
デラクルーズのデビュー後は、9勝2敗
エリー・デラクルーズは今月6日のドジャース戦でデビューを果たし、そのセンセーショナルな活躍が話題となっていますが、スピードを活かした球際の強さでレッズの攻撃を非常に有機的なものにしています。もっとも表立って活躍しているのがエリー・デラクルーズ。
マット・マクレインが安定した活躍
さらに、SSのマット・マクレインの存在も欠かせません。彼は5月15日にデビューしたばかりですが、ここまで136-44で打率.324、OBP .374、SLG .507、HR 3、RBI 15、RUN26。守備でも抜群の安定感を誇っており、OPS+は132です。
投手でもアボットが3勝0敗。
打撃陣だけではありません。24才のルーキー左腕、アンドリュー・アボットはここまで3勝0敗。Game1先発した際にはアストロズ打線を6回、スコアレスに抑える好投。僅差のゲームでも勝ち得る要素を見せております。
投手の方ではハンター・グリーンが2勝とまだ数字は出ていないものの、際立った存在感を見せています。Game2では豪球を見せつけ、アストロズに10-3で勝利。
なお、Game2ではアストロズはハンター・グリーン対策で、徹底した逆方向への打球でしっかりと対策してきました。アストロズのこのあたりの姿勢はさすがだと思いました。ただ、いかんせんハンター・グリーンの速球が上回りました。
ジョナサン・インディアが打撃を牽引
デラクルーズもマット・マクレインもまだルーキーでデビューしたばかり。そんな中、メジャー3年めとなる26才のジョナサン・インディアが打線を下支えする活躍を見せており、やはり彼がコアとして機能しているがゆえの強さとも言えるでしょう。ジョナサン・インディアは2021年のNL ROY。まだ彼もベテランではないのにいい仕事をしています。
レッズ、TDLではバイヤーに
現地2023年6月18日を終了し、37勝35敗としたレッズは勝ち星では首位のブルワーズに並びました。負け数が1つ多いので2位になっていますが、もう背中を掴んでいる状況。パイレーツはここに来て6連敗で34勝36敗で借金を負う状況に。
6月ももう後半。7月末のトレードデッドラインまであと6週間ほどとなりました。
首位をつかもうとしているレッズは噂ではトレードデッドラインでバイヤーとして動くとされています。当然ですよね。ここで投手陣を補強したいところ。
プロスペクトを出すのはかなり勿体ないところなので、相手との受給をどのように満たすのか、注目したいところです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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