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【MLB2023】レッドソックスに大打撃!絶好調のアダム・デュバルが左手首骨折で長期離脱決定

レッドソックス、あまりにも痛手

 開幕から投手陣がピリッとしない中、現地2023年4月9日を終えて5勝4敗となんとか5割を上回っているレッドソックス。投手陣に関しては、開幕のオリオールズとの3ゲームシリーズ戦はあまりにも寒い環境の中でのゲームで対戦相手のオリオールズも苦戦していたことから、気の毒な面もありました。前々日まで温かいフロリダでゲームをしていた訳ですから、沖縄から東北でプレーしていようなものです。

ようやくスイープ

 パイレーツ3連戦では今度は打撃陣が打てず、スイープされてしまう事態となり、「どういうこと!?」とファンをやきもきさせたものです。6日からのタイガースとの3ゲームシリーズは、ゲーム、休み、ゲーム、ゲームという変なスケジュールでしたが、ここをなんとかスイープで勝ち上がり、ようやく貯金1というところ。タイガースは調子が悪いですからね。

開幕9連勝のレイズ戦へ

 そして、現地2023年4月11日からはいよいよALイーストのライバル、レイズとの対戦です。レイズはここまで無敗の9連勝。ケビン・キアマイアーもいなくなった中、今季もその生産性の良さという点では圧倒されている状況ですが、レッドソックスとしてはここは意地を見せたいところ!

打撃の絶好調のデュバルがILへ

 そんなレイズに対し、現状では打撃戦に持ち込みたいレッドソックスですが、あまりにも痛手となるトラブルが発生。

 現地2023年4月9日のタイガースとのGame3で、アダム・デュバルが、左手首を骨折しました。

 骨折したシーンは9回表で、もうあと1イニングでゲームセットという割と最悪なタイミングでした。マウンドには新クローザーのケンリー・ジャンセンが上がり、先頭打者のスペンサー・トーケルソンをCF前の浅めのポップフライに打ち取った時に発生。

 やや深めの守備位置を守っていたアダム・デュバルは、先頭打者を出塁させたくないということから、このポップフライに猛然とアタック。スライディング・キャッチを試みなんとか間に合いましたが、ボールはグラブからこぼれ、LFのロブ・レフスナイダーがトールソンの2塁進塁を阻みました。

松井秀喜選手と同じ

 別の角度からの動画ですが、グラブの先端が芝生に引っ張られ、うまく抜けずにそこにタイミング悪く自重が乗ってしまったという怪我。

 これは松井秀喜選手が2006年に左手首を骨折したのと同じですね。痛々しいです。

 これでアダム・デュバルはゲームから離脱。ライメル・タピアがCFに入りました。

左手首骨折

 もうゲームから離脱した時点で予測出来たことで、「せめて軽症であってくれ」という願いも虚しく、現地2023年4月10日、病院での診断結果は左手首骨折でした。

 重要箇所の骨折故に、復帰のタイムテーブルはまだ出ておりません。

2022年は左手首手術でシーズンエンディング

 アダム・デュバルは2022年も左手首を傷めています。2022年7月23日のエンゼルス戦で大谷選手が放ったLFへのファウルボールを追いかけた際、フェンス際で自重が乗る形で左手首を負傷。

 よく見るようなシーンですが、デュバルは手首を捻挫した症状でこの後にゲームを途中離脱。2022年はこのゲームが最後になりました。翌日以降の診断で、左手首の腱鞘の断裂が判明。シーズン・エンディングの手術となりました。

今季、絶好調

 レッドソックスの打撃のコアはやはりラファエル・デバースですが、デバースへの集中を防ぐ上でも、今季は打撃陣を大幅アップデート。吉田選手、ジャスティン・ターナーそしてアダム・デュバルという面々を揃えました。

 そして今季、アダム・デュバルは開幕から絶好調。8試合で、37打席、33打数15安打、二塁打5、三塁打1、HR 4、打率.455、OBP .514、SLG 1.030、OPS 1.544、そしてこの時期特有ですが、OPS+は、304 !

 TB (Total Bases)は、34、RUN 11、RBI 14、BB3、5。SLG、OPSはここまでMLB NO.1の数字。

 この調子が最後までつづくわけではありませんが、それでもデュバルは、2021年にHR 38、RBI113をマークした実績があり、今季はキャリア・ハイを更新か!という勢いでした。

 デュバルはAL Player of the weekも受賞。絶好調だっただけに非常に残念です。

ボビーをコールアップ

 レッドソックスはこの事態に、トリプルAからボビー・ダルベックをコールアップ。レイズに丸裸にされているボビーでどうなのか?と思いましたが、トリプルAでは、打率.261、OBP .357、SLG .522、HR 1、RBI 5をマーク。ジャレン・デュランよりは打率は良いです。

 さあ、この緊急事態を乗り越えられるか?まずは投手陣がランディー・アロウザリナ、アイザック・パレデスを抑えてもらいたいところですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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