ALDS Gm2 : TEX 11 @ 8 BAL
前日のNLDS Gm1でDバックスがドジャースから初回に6得点を上げたあのゲーム展開がまだ続いていたのでしょうか!?現地2023年10月8日のレンジャーズ@オリオールズ戦は、レンジャーズが3回までに大量9得点を奪う一方的な展開に。しかし、そうは簡単に行かないのがプレーオフで、土壇場でオリオールズに強烈な追い上げを喰らいました。
スタメン
スタートはご覧のメンバーでした。
TEX | BAL |
---|---|
2B: セミエン | C: ラッチマン |
SS: シーガー | 1B: マウントキャッスル |
DH: ガーバー | DH:サンタンデア |
RF: アドリス・ガルシア | 3B: ヘンダーソン |
LF:カーター | LF:ヘイズ |
C: ハイム | RF: ヒックス |
1B: N・ロウ | 2B: ウェストバーグ |
3B: ヤング | CF: マリンズ |
CF:タベラス | SS: マテオ |
P:モンゴメリー | P: G・ロドリゲス |
レンジャーズはGm1でDHにロビー・グロスマンを起用しましたが、この日はミッチ・ガーバーを起用。打順に変更はありませんでした。
一方、オリオールズはより打線を重視。打順を入れ替えてきました。ラッチマンを2番からリードオフに、マウントキャッスルを4番から2番に、3Bのラモン・ウリアスを下げ、ガナー・ヘンダーソンを3Bに起用して、前日の5番から4番に、SSにはホルヘ・マテオを起用してきました。
グレイソン・ロドリゲスが乱調
レギュラー・シーズンに7勝4敗、ERA 4.45をマークしたルーキーのグレイソン・ロドリゲス。このプレーオフでも好投を期待されていましたが、この日は残念ながら乱れました。
1回表はコーリー・シーガーと当たっているエバン・カーターに四球を与え、ピンチを作るも無失点。
2回表、修正してくると思われたグレイソン・ロドリゲスですが、先頭からご覧の展開に。
- ナサニエル・ロウ:3-2から四球。ベロシティーは98mph前後で良かったです。
- ジョシュ・ヤング:0-2からCFへのシングル(0アウト、1、3塁に)
- レオディー・タベラス:インコースの甘い4シームをレフトへタイムリー・ダブル
(TEX 2, BAL 2) - マーカス・セミエン:Pへの高いバウンドのゴロ 1アウト (ランナー3塁)
- コーリー・シーガー:四球(ストライクとボールがはっきりと判明)(1アウト、1、3塁に)
- ミッチ・ガーバー:打ち損じのP前ゴロでタベラスが生還(TEX 3, BAL 2)(ランナー1、2塁)
- アドリス・ガルシア:CFへのシングル(TEX 4, BAL 2)
- エバン・カーター:SSゴロで2アウト(ランナー1、3塁)
- ジョナ・ハイム:アウトハイのボールをLFへタイムリー・シングル(TEX 5, BAL 2)
【YOUTUBE】The Rangers RALLY for 5 runs in the 2nd inning of ALDS Game 2.
ここで投手交代。ダニー・クーロムにスイッチしました。グレイソン・ロドリゲスは、1.2イニング、59球、被安打6、失点5、自責点5、BB 4、SO 2。プレーオフはホロ苦デビューとなりました。
ミッチ・ガーバーがグランドスラム
3回表、オリオールズのピッチャーはブライアン・ベイカーにスイッチ。ベイカーは1アウト後、タベラス、セミエン、シーガーと3連続BBで大ピンチを作ります。ベイカーはここで交代。マウンドにはジェイコブ・ウェブが上がりました。今季、エンゼルスにいた投手ですね。
バッターはミッチ・ガーバー。ウェブは初球こそ低めにストライクを決めるも、3連続ボールで押出の危機に。5球目、4シームがインハイの甘いところに行き、これをミッチ・ガーバーに叩かれました。打球は豪快にLFスタンドに放り込まれ、グランドスラムに。この時点でレンジャーズが9-2と一方的な展開に持ち込みます。
J・モンゴメリーも打ち込まれる
一方、WCシリーズで非常に良い投球を見せたレンジャーズ先発のジョーダン・モンゴメリーもこの日は良くなかったです。
初回にBBを1つ出し、さらにシングルを3本打たれて2失点。
2回、3回もランナーを背負う投球が続き、4回裏、この日3本目となるダブルをジョーダン・ウェストバーグに打たれてピンチを作り、その後はタイムリーと犠牲フライで2失点。
レンジャーズは5回表にジャック・フラハーティーからミッチ・ガーバーがタイムリー・グランドルール・ダブルを放ち1点を追加。10-4としますが、リードを拡げた直後の5回裏、モンゴメリーは先頭のガナー・ヘンダーソンにソロHRを浴び、さらにオースティン・ヘイズにもシングルを打たれたところで降板。
モンゴメリーは4.0イニングで88球を投じ、被安打9、失点5、自責点4、BB 1、SO 2、HR 1。かなり苦戦しました。
9回にヒックスが3ランHR
6回表はジャック・フラハーティーが無失点。6回裏はレンジャーズのコディー・ブラッドフォードが抑え無失点。コディー・ブラッドフォードは8回2アウトまで投げ、3.2イニングを被安打3、スコアレス、BB 0,SO 4に抑える好投。良かったですね。
7回表はタイラー・ウェルズ、 8回表はシオネル・ペレスが無失点に抑え、8回2アウトから登板のジョシュ・スボルツも打者1人を抑えてゲームは9回へ。
レンジャーズは9回表に登板したイェニエル・カノーからチャンスを作るも無得点。ゲームは9回裏へ。
レンジャーズのマウンドにはブロック・バーグ。上位打線と対したバーグは、ご覧のような展開に。
- アンソニー・サンタンデア:CFライナー
- ガナー・ヘンダーソン:3-2から四球
- オースティン・ヘイズ:2球目のシンカーをRFへシングル。
レンジャーズは投手交代。ホセ・レクラクにスイッチ。 - アーロン・ヒックス:2球目のほぼど真ん中の4シームを右中間へ3ランHR(TEX 11, BAL 8)
- PHにライアン・オハーン:LFライナー
- セドリック・マリンズ:三振 →ゲームセット
レンジャーズが11安打、オリオールズが14安打を放ったゲームは、11-8でレンジャーズが逃げ切りました。
レンジャーズはやはり後ろが不安ですね。
これでレンジャーズが連勝。ALCSへ王手をかけました。ゲーム3は移動日を挟んでグローブ・ライフ・フィールドに移動して行われます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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