観客の熱量はここが一番かも
フィラデルフィアの観客の熱量はほんとにすごいです。
昨年もシチズンズ・バンク・パークの声援はすごかったですが、今季も大盛りあがりです。
現地2023年10月4日、フィラデルフィア・フィリーズはマーリンズとのワイルドカードGm2を戦い、7-1で圧勝。当たり前のごとく、NLDSへの進出を決めました。
ウィーラー、ノラが昨年同様にナスティー
フィリーズは今季もレギュラー・シーズンではブレーブスに地区優勝の座を譲り、ワイルドカードでのポストシーズン進出。
レギュラー・シーズンで敗れたとは言え、シーズン後半の戦いはまるでポストシーズンに照準を合わせたかのような素晴らしいゲームが続きました。打線はホットなままですし、ブルペンも好調をキープ。
懸念はトップ2のザック・ウィーラーとアーロン・ノラが昨年のポストシーズンのような際立った投球を見せるかどうかでしたが、そんなことはもはや杞憂でした。
Gm1では、ザック・ウィーラーがマーリンズ打線に対して7回2アウトまでマウンドに立ち、1失点で8SO。
Gm2ではアーロン・ノラが7イニングを被安打3、スコアレスに抑える好投。2人合わせて2戦でBBがたったの1です。
この2人が機能すればフィリーズはロブ・トムソンの素晴らしい采配もあることから、ポストシーズンは強いです。
ローテーション4人が強い
そしてウィーラー、ノラに加えてタイワン・ウォーカーとレンジャー・スアレスもいますから、ローテーションは凄まじい顔ぶれです。
ブルペンは相変わらず強い
フィリーズにはカイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー、ニック・カステヤーノス、トレイ・ターナー、アレク・ボーム、JT・リアルミュートというきらびやかな打撃陣がいますが、その光が強すぎるためあまり目立ちませんが、実はブルペンの良さが強さを支えています。
2022年に活躍したアンドリュー・ベラッティ(Andrew Bellatti)は今季は不調でWCシリーズのロスターから外れましたが、昨年も活躍したジェフ・ホフマンがゲームの流れを良いように変える投球を見せることが多く、彼はもっと評価されるに値すると思います。
シークレット・ウェポン!
今季はベラッティが担っていた役割をルーキーのオライオン・カーカリング(Orion Kerkering)が担いそうです。彼は今ポストシーズンのシークレット・ウェポンと評されており、Gm2では2番手で登板。1イニングをパーフェクトに抑えました。
クローザー・ロールにはクレイグ・キンブレルがおりますが、そのほかにもセランソニー・ドミンゲス、ホセ・アルバラードがおり、層が厚いです。コントロールの不安定さからグレゴリー・ソトは後ろを任せられるほどではありませんが、強いボールを投げるソトがいるのも大きいです。マット・ストラムもショートイニングで機能しそうです。
トレイ・ターナーが好調
2022年にはリース・ホスキンスがいましたが、今季はACLを傷めてリハビリ中。
FAで獲得したトレイ・ターナーが守備、攻撃、走塁に素晴らしい活躍を見せており、ワイルドカード2戦で打率.571。今季は彼がいるので、念願のワールドシリーズチャンプを獲得したいですね。
フィリーズ、次は前年同様、NLDSでブレーブスと対戦。面白い対決になりそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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