エンゼルス、後半戦の初戦を飾れず
現地2023年7月14日、いよいよ後半戦が始まりました。
エンゼルス先発はブリスター・イシュー(マメ)でオールスターでの登板を回避した大谷選手。この日に備えて来ました。
ザック・ネトーが復帰!
さらに良いニュースとしてはSSにザック・ネトーが戻ってきました。22歳のSSは、6月15日から腹斜筋を傷め10 Day ILに入っていました。今シーズンの成績は、199打席で打率.259、OBP .338、SLG .431、6HR、5盗塁。トラウトが退いた中、これは頼もしい援軍となり、期待感が膨らみます。
アストロズも万全にあらず
対するアストロズはホセ・アルトゥーベとヨルダン・アルバレスがともに腹斜筋を傷めて離脱中。さらに本来ならば、相手が大谷選手ということもあり、フランバー・バルデスをぶつけたいところですが、フランバー・バルデスはアンクル・イシュー(足首)で、後半戦の初戦の登板を回避。J.P.フランスが先発となりました。
エンゼルスとしては勝っておきたい初戦でしたが、トラブルが発生したのはエンゼルスの大谷選手の方でした。
4回に乱れる
大谷選手は1回表に2アウトからカイル・タッカー、ホセ・アブレイユに2連続シングルを許し、ランナーを背負うも、チャズ・マコーミックを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。
ボールのキレもありましたし、72-3mphのカーブをうまく使い、4シームも97mphを記録し、走っていたことからかなり期待の持てる立ち上がりに見えました。
さらに2回裏にエンゼルスは下位打線でチャンスメイク。ムースことムスターカスの先頭打者シングルが効き、マイケル・ステファニックのタイムリーシングルと、ザック・ネトーの内野ゴロの間に得点。2-0と大谷選手を援護します。
しかし、4回表、大谷選手は先頭のカイル・タッカーに初球のスイーパーが外れて死球。つづくホセ・アブレイユ、チャズ・マコーミックにも連続四球を与え、ノーアウト満塁のピンチを迎えます。
この時にもブリスター・イシューは発生していたようです。指先をチラチラ見るシーンが見受けられました。
その後、ブライ・マドリスを3Bゴロにし止め、あわやダブルプレーかと思われましたが、アウトは1つのみ。この後、コーリー・ジュルクスにタイムリー浴び、さらにダブルプレー崩れの間に得点も許し、2-2のタイに持ち込まれます。
大谷選手は5回表にもピンチを迎え、アレックス・ブレグマン、カイル・タッカーに連続2塁打を打たれて1失点。さらにルイス・レンヒーフォのエラーもありもう1失点。2-4と逆転を許します。
5回裏、エンゼルスは大谷選手、テイラー・ウォード、ミッキー・モニアックの3連打で1点を返し、さらにエドゥアルド・エスコバーのタイムリーで4-4の同点。ここまでは良い展開を見せました。
6回に降板
もう5回で交代させた方が良いと思ったのですが、大谷選手は6回表のマウンドにも上がります。しかし、先頭のコーリー・ジュルクスにはストライクとボールがはっきりわかる四球。ここでマウンドを降りることとなりました。
この後を継いだジェイコブ・ウェブは2本のタイムリーを許し、このイニングで4-7と勝ち越しを許します。
エンゼルスはその後、テイラー・ウォードにHRが出たものの、反撃も及ばず、5-7で敗戦。
後半戦の初戦を取れませんでした。
大谷選手は、5.0イニングで被安打5、失点5、自責点4、BB 3、SO7。4回と5回はかなり厳しいコンディションだったはずで、粘りを見せたものの、5敗目を喫しました。
エンゼルスは、これで前半戦からつづく連敗が6となり、45勝47敗。ワイルドカード枠3枠目を狙いますが、さすがに厳しくなってきました。
噂
ポストシーズンを諦める状態になれば、クラブは相当な動きを見せる見込みです。噂ベースですが、エンゼルスのフロント・オフィスは8月1日のトレードデッドラインで大谷選手のトレードも視野に入れ始めたようです。これまでは0%だった考えが緩んだという状態に過ぎませんが、このままズルズル行くようであればそのような事態もあるかもしれません。
この日はミスも多く、内容が悪かったですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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