前日に休んで登板へ
エンゼルスは2023年4月14日のフェンウェイ・パークでのレッドソックス戦から30日のブルワーズ戦まで実に17連戦だったわけですが、5月1日がようやく休み。しかし休みとは言え、そこは過酷なメジャーリーグですから、当然移動日に当てられます。
この17連戦にずっと出ずっぱりだった大谷選手は、さすがに5月2日から始まったカージナルスとの3ゲームシリーズの初戦は代打にも出ずにフルに休みとなりました。もっとも、それが本来の先発投手の前日のスケジュールではあるので、普段、大谷選手がいかに過酷なことをしているかがこれだけでもよくわかります。
ちなみに今季、大谷選手が打者としても出場しなかったのは、17連戦前の4月12日のナショナルズ戦に欠場して以来のこと。今季は2度目の全休となります。
なお、現地2023年5月2日のカージナルスとのGame1では、エンゼルスが初回から4点を上げ、カージナルスに5-1のスコアで快勝。
大谷選手、5回/13Kも、2被弾で勝ち星はつかず
さて、この日の大谷選手の投球ですが、体を休めた影響かと思いますが、かなりボールが走っていたと思います。先頭のラーズ・ヌートバーにはいきなり99mphが出ましたし、ポール・ゴールドシュミットからも三振を奪い、2者連続三振の立ち上がり。
N・ゴーマンにHR
ただ、3人めのノーラン・ゴーマンには初球が甘く入り、CFへ先制のソロHRを打たれてしまいます。球種はシンカーで、曲がりきらなかったところをCFまで運ばれました。今季はスウィーパーが注目されていて、鳴りを潜めていたシンカーの出番でしたが、曲がりきりませんでした。ただ、左打者のノーラン・ゴーマンも外に逃げるボールなのによくCFへ放り込んだと思います。
4回に集中打を浴び、3失点
その後、自身のタイムリーなどもあり、3-1とリードした状況になった4回裏、大谷選手はまたしてもHRで失点してしまいます。
ノーラン・アレナドとウィルソン・コントラレスに連続2塁打を浴びて1失点した大谷選手は、1アウトからランナーを1人残した状態で、今度はディラン・カールソンにスウィーバーをCFに運ばれ、これが2ランHRとなり、この回計3失点目。3-4と逆に1点のリードを奪われます。
大谷選手は5回を投げ終えて降板。97球を費やしましたので、ここで代えるのが妥当でしたね。被安打5、失点4、BB 1、SO 13の力投でした。
打っては5-3
また、3番に入った大谷選手はこの日は、RF前シングル、RF前タイムリー・シングル、SSポップフライ、2Bゴロ、二塁打と5打数3安打、1RBIをマーク。特に9回のトラウトのHRの後の打席は打つ予感しかしませんでした。HRになるかと思いましたが、2塁打でした。
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チェイス・シルセスが2回をパーフェクト
左の豪腕ブルペンのホセ・キハーダがILに入っていましたが、この日、トミー・ジョン手術が決定。エンゼルスはまたしてもトラブル発生で、ブルペンにまたしても不安を残したのですが、この日は、2番手で登板したチェイス・シルセスが、2イニングをパーフェクトに抑えました。この好投は大きかったと思います。
エンゼルスが9回に逆転
ゲームは3-4のスコアでエンゼルスのビハインドで9回表まで進みましたが、このイニングからマウンドに立ったジオバニー・ガヤゴスに対し、先頭のジェイク・ラムがいとも簡単に右中間へソロHRを放ち、4-4の同点に。
1アウト後、マイク・トラウトもコンパクトなスイングでLFポール際に入る一発を放ち、5-4と逆転。さらに、二塁打で出塁した大谷選手をレンドンがタイムリーで返して6点目。
エンゼルスは9回裏に、カルロス・エステベスを投入し、無失点で抑えてゲームセット。6-4のスコアで勝利しました。
大谷選手の降板後の逆転ですから、勝ち星は8回を投げたライアン・テペラにつきました。
ヌートバーは大谷選手から3三振
注目されていたラーズ・ヌートバーとの対戦は大谷選手が3打席いずれも三振を奪い、貫禄勝ちというところでした。
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