6月終了!大谷選手はMLB 8冠、AL 12冠
MLBはついに7月に入りました。ポストシーズンに向け、非常に重要な月に入りましたね。
さて、6月が終わりましたが、6月というのは選手にとってシーズンの成績を大きく左右する月でもあります。今季の場合だと、3月30日に開幕したシーズンが4月、5月と2ヶ月を経過して、ようやく色々なことに順応し始め、シーズン序盤の好不調の波が平準化される傾向があります。
これから真夏になり、7月はオールスターなどもありイレギュラーな要素もありますし、トレードデッドラインに向けて決断を迫る月。8月は暑さで体力的に非常に厳しくなる。9月はポストシーズンへの追い込みで実力をさらに押し上げる選手が出たり、逆に目標を見失った選手は実力以下の成績に陥ることにもなりかねません。
そんなことを考えるとやはり6月はそのシーズンの実力が反映されやすい月だと個人的には思っております。たとえ、ダントツの最下位であったとしても、まだ希望を捨てる時期ではないですし。
もっとも、1年間、大きな怪我がなければというのが前提ではあります。
MLB6月の月間打撃成績
その6月が終わり、月間の成績が出ました。大谷選手がとんでも数字を出しております。
見てみたいと思います。
HR
大谷選手はHRではダントツの15HR。
- 大谷 翔平(LAA):15
- マット・オルソン(ATL):11
- ルイス・ロバート(CWS): 11
(省略) - カイル・シュワーバー(PHI): 8
カイル・シュワーバーは、2021年は月間16本を放ちましたが、今季は一桁に収まりました。それを見ても大谷選手の15HRは2021年のカイル・シュワーバーのそれにあと1本という驚異的な本数。
RBI
- 大谷 翔平(LAA):29
- マット・オルソン(ATL):25
- コーリー・シーガー(TEX): 25
- アレックス・ブレグマン(HOU): 24
- ホセ・ラミレス(CLE):23
大谷選手は上記の打撃主要3部門でMLB2冠、ALではトリプルクラウンです。
AV
- ルイス・アラエズ(MIA): .406
- 大谷 翔平(LAA):.394
- ジョシュ・ネイラー(CLE): .370
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: .356
OBP
- 大谷 翔平(LAA):.492
- アンドリュー・マッカッチェン(PIT): .462
- ルイス・アラエズ(MIA): .448
- ケーテル・マルテ(AZ):.442
- フアン・ソト(SDP): .430
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: .429
- ラモンテ・ウェイド・Jr.(SFG): .429
SLG
- 大谷 翔平(LAA):.952
- エディー・ロザリオ(ATL): .711
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: .683
- ルイス・ロバート(CWS): .677
- マット・オルソン(ATL):.650
- ガナー・ヘンダーソン(BAL): ,640
- レーン・トーマス(WSH): .640
OPS
- 大谷 翔平(LAA):1.444
- エディー・ロザリオ(ATL): 1.115
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: 1.112
- ルイス・ロバート(CWS): 1.041
- ケーテル・マルテ(AZ):1.040
- ムーキー・ベッツ(LAD): 1.036
- ホセ・ラミレス(CLE): 1.030
- クリスチャン・ウォーカー(AZ):1.026
- レーン・トーマス(WSH): .640
安打数(Hits)
- ルイス・アラエズ(MIA): 43
- 大谷 翔平(LAA):41
- コーリー・シーガー(TEX): 39
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: 37
- ジョシュ・ネイラー(CLE): 37
RUN
- ケーテル・マルテ(AZ):30
- 大谷 翔平(LAA):27
- ロナルド・アクーニャ・Jr.: 26
- コービン・キャロル(AZ): 25
- オースティン・ライリー(ATL): 24
BB
- フアン・ソト(SDP):23
- 大谷 翔平(LAA):21
- ナサニエル・ロウ(TEX): 21
XBH
こちらはExtra Base Hitsの略。シングル以外の長打の数です。2B+3B+HRの数。
- 大谷 翔平(LAA):25
- コーリー・シーガー(TEX):19
- クリスチャン・ウォーカー(AZ):19
- フェルナンド・タティス・Jr.(SDP):18
- コービン・キャロル(AZ): 17
- レーン・トーマス(WSH): 17
TB
Total Bases(トータル・ベース)の略。日本語だと塁打です。打者がヒットによって獲得した塁の数のこと。シングルで1、ダブルで2、トリプルで3、HRで4塁と記録。これを打数で割ると、SLG
- 大谷 翔平(LAA):69
- ロナルド・アクーニャ・Jr.(ATL): 71
- マット・オルソン(ATL):67
- ルイス・ロバート(CWS):67
- コーリー・シーガー(TEX):61
ISO
Isolated powerの略で、日本ではIsoPと呼ばれることが多い。SLGからシングルヒットの要素を省いているので、純粋に打者の長打力を見る指標。式は(二塁打+三塁打×2+本塁打×3)÷打数。
- 大谷 翔平(LAA):.558
- エディー・ロザリオ(ATL): .386
- ルイス・ロバート(CWS): .384
- マット・オルソン(ATL):.379
- コービン・キャロル(AZ): .340
大谷選手のランキングまとめ(2023/June)
以上12項目の大谷選手のランクをまとめるとご覧の通り。さすがに4割のラインと戦っているルイス・アラエズには打率系では及びませんでしたが、ALでは12冠。MLBでは8冠。
League | HR | RBI | AV | OBP | SLG | OPS | H | R | BB | XBH | TB | ISO |
MLB | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
AL | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
AL Player of the Monthは間違いないところですね。
493 Ftは今季最長
なお、現地2023年6月30日はなった30号HRの493ftは、今のところ、今季のMLBの最長飛距離となっています。
【YOUTUBE】493 FEET!!! Shohei Ohtani is UNREAL!! He absolutely DEMOLISHES his 30th homer of the year!
大谷選手にフォーカスしましたが、Dバックスのルーキー、コービン・キャロルの数字の良さにもご注目してください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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