エンゼルスがHR5本のスラッグ・フェスタを開催
現地2023年5月31日、エンゼルスはホワイトソックスとの3ゲームシリーズの最終戦。グリフィン・カニングが先発した初戦は6-4のスコアで制し、Game2は先発のタイラー・アンダーソンが4回裏に集中打を浴び5失点を献上して3-7で敗れました。
この日行われたGame3では、エンゼルス打線の猛打が爆発。ホワイトソックス先発のランス・リンに3HRと襲いかかり、2番手のジェシー・ショルテンズ(Jesse Scholtens)、3番手のギャレット・クロシェにもHRを浴びせ計5HRで、12得点を奪い快勝しました。
そして大谷選手にもようやく当たりが戻ってきました!
大谷選手が2HR
3番DHで出場した大谷選手は、前日の30日のGame2においてもルーカス・ジオリトから5試合ぶりとなる1発を放ちました。
HRが出る前の直近7試合では打率.111
5月に入り、やや当たりの止まった大谷選手は29日までの25試合で、打率は.229。さらに5月22日から29日までの7試合では打率.111と落ち込み、チャンスで1本を逃すというシーンもまま見られました。
エンゼルスは5月は9連戦、13連戦と続いていたのでさすがにちょっと疲れが出ていたのかもしれません。
豪快な2発
そんな大谷選手は、上述の通りGame2に久々に一発を放ち、そしてこのゲームではマルチHRをマークしています。
大谷選手が1本目のHRを放ったのは3回表に回ってきた第2打席。ランス・リンが投じた初球の93.8mphのインコースのベルト付近の甘いボールをCFに豪快にもっていきました。飛距離は425フィート(129.54m)。
エンゼルスは3回に打者9人で4得点を奪ったので、大谷選手の第2打席は直後の4回表にすぐに回ってきました。ピッチャーはランス・リンが引き続き投げており、1アウト2塁のチャンスで回ってきたこの打席はフルカウントの勝負に。6球目、大谷選手は93.4mphの4シームが前の打席よりやや高めに浮いたところを捉え、これがRFスタンドに入る豪快な2ランHRに。飛距離はなんと459フィート(139.903m)。飛びましたね!
大谷選手の2本のHRなどもあり、エンゼルスは4回を終えて8-0とホワイトソックスのゲームプランを打ち砕きました。
3月/4月で7HR、5月は8HR
この日が文字通り5月の最終戦となった訳ですが、大谷選手は3月・4月で7HR、5月に8HRとここまで15HRとなっております。
現時点ではアーロン・ジャッジの18HRに次いでア・リーグ2位です!!!
トラウトとは今季5度目のデュオ
エンゼルスは1回表に、マイク・トラウトが豪快な2ランHRを放ち2点を先制。
トラウトのこのHRは大谷選手の2本目を上回る461フィートを記録(140.513m)。
マイク・トラウトと大谷選手のデュオHRは今季で5度目で、通算では27度目となります。2人のデュオHRが出るとエンゼルスは19勝8敗、今季は5勝0敗(このゲームを含む)です。
エンゼルスは7回表にテイラー・ウォードが2番手のジェシー・ショルテンズから2ランHRを放ち、9回表には3番手のギャレット・クロシェからチャド・ウォーラックがソロHRを放ち、計5HR。
まさにスラッグ・フェスタとなった豪快なゲームを演じました。スコアは12-5。
大谷選手、打撃上昇の予兆
2試合で3HRを放った大谷選手。この2試合だけですが、打率.429、OBP .500、SLG 1.714。これは近々大暴れをする予兆かもしれませんね。
今回の復調のきっかけは、バットを握る高さがずれていることに気づき、それを修正したことにあるかもと自己分析もしていました。
なお投手陣の方ですが、この日先発のハイメ・バリアが、5回を被安打4、失点1と見事にゲームメイク。今季は13試合(先発2試合)でERA 1.59と良い活躍を見せています。
最後はタッカー・デービッドソンが投げ、3失点を喫しましたが、大量点に守られて大きな被害は出さずに済みました。
エンゼルスは現地2023年6月1日からヒューストンでアストロズとの4ゲームシリーズです。大谷選手は現地2023年6月2日のGame2に先発予定です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント