”コンテンダー”宣言のエンゼルスを引っ張る投球!
現地2023年7月28日、大谷選手がタイガースとのダブルヘッダーのGame1に登板。見事にシャットアウト勝利を上げました。
この直前にエンゼルスはルーカス・ジオリトをホワイソックスから獲得。コンテンダーとなる宣言をしたも同然でした。この日のピッチングはそれに応えたかのような投球で、自らチームを引っ張る姿勢を体現したようなゲームでした。
なお、大谷選手はもともと28日のトロント戦での登板が予定されていましたが、前日に雨で流れてダブルヘッダーがセットされたため、急遽Game1での登板になったのでした。
MLBキャリア初の完投が1ヒッターシャットアウト
大谷選手の1試合最長の投球は8イニングで、これまで2021年と2022年に計5回達成。
2021年8月18日のデトロイトでのタイガース戦で8回1失点でこのシーズン8勝目を上げたゲーム、同年9月19日のオークランドでのアスレチックス戦にて8回2失点のゲーム。
2022年6月22日のロイヤルズ戦で8回スコアレス投球のゲーム、同年9月3日のアストロズ戦で8回1失点のゲームそして同年9月29日のアスレチックス戦で8回2ヒッター、スコアレス投球のゲームです。
今回はMLBキャリア初のCG(Complete Game:完投)がシャットアウト(完封)となりました。
しかも、1ヒッターです!
ムースがチャンスメイク
この日は打線も早くから援護。2回表にムースことマイク・ムスターカスがイニング先頭でシングルで出塁。この後ハンター・レンフローが2塁打を放ち、さらにトレイ・ギャベッジがLFへあわやHRかという大きな犠牲フライを放ち、ムースが生還して1−0と先制。
ムースは4回表の第2打席でも、1アウトからシングルで出塁。これがレンフロー、ギャベッジのタイムリーを呼び、エンゼルスが3-0とリードします。この日のムースは良かったですね!
ケリー・カーペンターと接触も、無事
大谷選手は2回裏、先頭のケリー・カーペンターが放った1塁ゴロにベースカバーに向かった際にカーペンターと軽く接触。これが投球肘をぶつける接触となり、痛がったシーンがありました。ベースを踏む反動でライン外に少し退くくらいのことはやって欲しかったですね。メジャー・リーグは色々と疑う要素が多いのも事実ですから。
幸い、大谷選手に怪我はありませんでした。案外、救われたのはタイガース・ベンチかもしれません。これで怪我などしようものなら、批判殺到でしたからね。
この接触は逆に大谷選手に火を点けたのかもわかりません。接触直後にはハビアー・バイエスをスウィーバーで三振に。
3回、4回も2つずつ三振を奪い、4回まで四球もないパーフェクトを継続。
それが崩されたのが5回表で、打ったのはそのケリー・カーペンターだったというのもなんとも複雑なものとなったのでした。
カーペンターにヒットを許した直後は、この日3Bに入ったムースが5-4-3のダブルプレーで悪い芽を摘み取りました。
その後は四球を3つ出すも、味方の好守備などもあり、9回まで登板。見事にシャットアウト勝利を成し遂げたのでした。
ニア・ノーヒットノーランという投球です。投球数は111球。被安打1、スコアレス、BB 3、SO 8。
【YOUTUBE】SHOHEI SHUTOUT! Shohei Ohtani throws his first MLB shutout!
テイラー・ウォードが2打席連続HR
タイガース先発は元同僚でかつて2刀流だったマイケル・ローレンツェンでしたが、5回で降板。3失点でした。SOが7でしたので、今季の好調さを伺わせる投球。
6回表、エンゼルスは2番手のザック・ローグからミッキー・モニアックが左VS左を打ち破る2ベースを放ち、直後のテイラー・ウォードがLFへ2ランHR。
テイラー・ウォードはその後の8回表の打席でも右中間にソロHRを放ち、2打席連続HR。
エンゼルスが11安打、6得点を上げてタイガースに6-0で完勝したというゲームでした。
なお大谷選手の打撃は2番DH&Pでしたが、このゲームでは5-0。しかし、Game2で伝説が生まれました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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