HOU 12 @ LAA 13 (延長10回)
現地2023年7月15日、エンゼルスがまたとんでもない試合を見せてくれましたね。完全に負けゲームをひっくり返しました!しかも2度。
エンゼルスはたまにこういうラリーを繰り広げて勝つことがありますから、昔からの濃いファンは応援を止められない面があります。
フランバー・バルデス登板ゲームをものにする!
先発はアストロズがフランバー・バルデス。アンクル・イシューがあって、後半戦のオープニングは登板を控えましたが、Game2で出てきました。一方のエンゼルスはリード・デトマーズ。
フランバー・バルデスは本調子ではありませんでしたね。
レンヒーフォ、前日のエラーを取り戻す先制3ランHR
先制したのはエンゼルスで、2回裏、2アウトからなんと3点を奪います。ハンター・レンフローが四球で出塁し、マット・タイスがシングルでつなぎ、2アウト1、2塁でバッターはルイス・レンヒーフォ。前日に高いゴロの処理をミスし、足を引っ張ったシーンがありましたが、この日は相当なモチベーションで臨んだようで、フランバー・バルデスの初球のチェンジアップを捉え、RFへ3ランHR!VTR判定となりましたが、イエロー・ラインを超えていました。これは素晴らしいバッティングだったと思います。
エンゼルスは3-0とリードします。
ところがリード・デトマーズがピリッとせず、3回表、先頭打者への四球をきっかけに2本のシングルを浴びて2失点。
さらにデトマーズは4回表にも2アウトを奪いながら、2連続四球に長打が絡み、せっかくの先制点も不意にする4失点目。3-4と逆転を許すまずい展開に。ただ、5回と6回は立ち直りを見せ、ゲームは4-3のまま後半へ。
7回表、エンゼルスのマウンドはクリス・デベンスキーが上がりました。6月半ばまでは非常にいい仕事をしていたのですが、それ以降は出れば失点というパターンが多くなっています。
この日も下位打線に3連打を浴びて1失点。さらに犠牲フライとホセ・アブレイユの3ランHRなどで、一挙に5失点。エンゼルスは7回表終わり、3-9と絶望的な6点差を付けられてしまいます。
【ラリー1】7回裏に6点差を追いつく!
ここからがエンゼルスのラリーです。もうゲームは決まったものと思った方も多かったと思います。ところがエンゼルスが驚異的な粘りを見せました。
ネトーが2ランHR
7回裏、アストロズのマウンドはフランバー・バルデスのまま。まずは先頭のマット・タイスが四球で出塁。レンヒーフォが凡打で倒れ1アウトとなった後、ザック・ネトーが甘めに入ったシンカーを見事に捉え、左中間に大きなHRを放ち、5-9と4点差に詰め寄ります。
フランバー・バルデスはここで降板。ライン・スタネックに交代します。
大谷選手は三振に倒れた後、エンゼルスはテイラー・ウォードから再びチャンスメイク。ウォードの四球とモニアックのシングルでチャンスを拡げた後、エドゥアルド・エスコバーがウォードを還すRF前タイムリーを放ち、スコアは6-9と3点差に。
アストロズはここでブライアン・アブレイユにスイッチ。その代わりばな、マイク・ムスターカスが甘い、スライダーを完璧に捉え、RFスタンドに入る同点3ラン!
エンゼルスが絶望の6点差を一気に跳ね返したのでした。スコアは9-9。
追い上げムードだったのですが、直後の7回表に復帰したマット・ムーアがチャズ・マコーミックに2ランHRを浴び、9-11と再びリードを拡げられます。
さらに9回表にもタッカー・デービッドソンが捉まり、ヤニエル・ディアスにタイムリーを許して9-12とリードを3点に拡げられてしまいます。
【ラリー2】9回裏に3点差を追いつく!
さすがにもう万事休すかと思われました。アストロズは最終回に、ライアン・プレスリーを投入するからです。
大谷選手、33号!
ところがエンゼルスはまだ死なず!またしても粘りを見せます。
まずは先頭の大谷選手が、3球目の甘いスライダーを捉え、これがいつものエンゼルス・スタジアムの左中間の岩が見える付近に飛び込み、まずは1点を返します。スコアは10-12。
その後、テイラー・ウォード、ミッキー・モニアックが連続安打で続き、同点のランナーを出塁させます。 ここでエドゥアルド・エスコバーがCFへシングルを放つも、テイラー・ウォードが還れず、ノーアウト満塁のチャンスを作ります。
ムスターカスの打席でアストロズ・バッテリーがパスボールを出し、これでテイラー・ウォードが還って11-12と1点差に。
ムースが倒れた後、ハンター・レンフローがCFへタイムリーを放ち、モニアックの代走で出ていたアンドリュー・ベラスケスが生還してついに12-12の同点に追いつきます!
本当にわからないものです。
最後はスローイング・エラーでサヨナラ勝ち
エンゼルスは10回表にカルロス・エステベスを投入。カイル・タッカー、アレックス・ブレグマンに回るターンを見事無失点で切り抜けます。
10回裏、アストロズのマウンドにはフィル・メイトン。エンゼルスは先頭のザック・ネトーがRFフライに倒れて1アウト。
つづく大谷選手は申告敬遠。
1アウト、1、2塁で当たっているテイラー・ウォードに打席が回ります。フィル・メイトンのウォードの勝負は7球に及び、ウォードが食らいついていきます。しかし、打球は2Bゴロ。ダブルプレーで11回かと思った瞬間、このイニングからSSに入ったグレイ・キッシンジャーが1Bへ悪送球。これでオートマティック・ランナーだったトレイ・キャベッジが本塁に生還し、エンゼルスがサヨナラ勝ち!13-12のスコアでした。
【YOUTUBE】Astros vs. Angels Game Highlights (7/15/21/23) | MLB Highlights
両軍併せて31安打。エンゼルスはフランバー・バルデスに13三振を奪われていて、計17三振を喫するも、4本のHRで大量点差を逆転したのでした。
エンゼルスは連敗を6で止めました。このまま大谷選手がいなくなるかも!というのが粘りに繋がったのでしょうか?よくぞ勝ったというゲームでした。
こういう翌日にさらっと負けることはよくあるので、Game3も良い展開になれば良いなと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント